のぽねこミステリ館

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2009.08.17
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~講談社ノベルス、1999年~

 霧舎巧さんのデビュー作、第12回メフィスト賞受賞作です。
 それでは、内容紹介と感想を。

ーーー
 大学に入学したぼくは、研究棟で、≪開かずの扉≫と書かれたドアに気づき、釘付けになってしまう。そのドアを開けようとすると、ノブだけが外れてしまい…。そして、研究会の存在を知る。
 メンバーは、おてんばな印象のユイ。スーツに身を包む自称名探偵、鳴海雄一郎。楚々とした霊能者(?)、咲。どんな鍵でも開けることのできるジョーマエ。そして、会長の後動悟。
 推理小説研究会がないその大学で、それに代わる存在はこの研究会だけのようだ。ぼくは、すぐに入会する。そして早速、依頼が舞いこんだ。
   *

 咲は、涼香がもう亡くなっているのではないかと考える。いずれにせよ、≪流氷館≫へ一緒に行って、開かずの扉を開いてほしい…それが教諭の依頼だった。
 一足先に鳴海が現地に向かう。翌日、ぼくたち研究会のメンバーも≪流氷館≫を訪れるが、そこには、鳴海も含め、誰もいなかった。そして鳴海から届いた連絡。鳴海たちは、どこか別の場所に移動させられたらしい。しかも、「本物の流氷館」には男女の首なし死体が、「偽者の流氷館」には、男女の首があった…。
 その後も繰り返される惨劇に、研究会のメンバーが挑む。
ーーー

 テンポの良さと読みやすさという点では、霧舎さんのもうひとつの主要シリーズとなっている霧舎学園シリーズの方が勝っていると思います。本作は、著者まえがきやあとがきでも言われているように、とことん本格ミステリを追求した作品ということで、いまの私の目にはちょっと懲りすぎの感じもありました。
 ですが、双子の館に、推理小説同人誌に載せられた作品に見立てられた殺人と、興味深い設定は魅力的です。
 というんで、まずは手元にある≪あかずの扉≫研究会を再読していこうと思います。

(2009/08/15読了)





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Last updated  2009.08.17 06:44:06
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のぽねこ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) スパイシーチューリップさんへ コメント…
スパイシーチューリップ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) 流行りましたね!キラキラ系、あまり知ら…
のぽねこ @ シモンさんへ コメントありがとうございます。 なにぶん…

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