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2010.07.24
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~創元推理文庫、2009年~

 成風堂書店の店員さん、木下杏子さんと同店のアルバイトで名探偵ぶりを発揮する多絵さんが活躍するシリーズ第2弾です。デビュー作の 『配達あかずきん』 は短編集でしたが、今回は<出張編>ということで、長野の書店、まるう堂を舞台とする長編です。
 それでは、簡単に内容紹介と感想を。

ーーー
 長野の老舗書店、まるう堂で働いている元同僚、有田美保から杏子に手紙が届いた。そこには、彼女の勤め先に幽霊が出現し、他にも周囲で事件が相次いでいるというのだった。そして美保は、名探偵ぶりの噂を聞いていた多絵にも必ず手紙を見せ、二人で解決しに来てほしいという。その幽霊は、27年前の殺人事件にあった当事者ではないかという噂がたっていた。
 27年前、その町にいた有名な作家、嘉多山成治が殺害された。発見時、現場には、彼のもとに集まっていた弟子の一人、小松秋郎が一人立っていたという。彼は容疑者とされ、そして2年後、刑に服す中で病死した。今回の幽霊騒動で、出てくる幽霊は、その秋郎の霊だというのである。秋郎は、その事件の真犯人ではなかったのではないか、という説も飛び交っていた…。
 長野にやって来た杏子と多絵は、元気な美保の案内のもと、まるう堂を見学し、そして27年前の関係者たちの話を聞いていく。

 わずか4日という短い時間の中、多絵たちは事件の謎に迫っていく。
ーーー

 第1作の記事にもちょっと書きましたが、このシリーズを読むと書店に(わずかですが)勤めていた頃が懐かしくなります。まるう堂さんほどの空間をつくりあげることができたら、それはもう書店員としては最高に幸せでしょうね。しかし店主の宇津木さんもおっしゃるとおり、試行錯誤はやむことがないのでしょうけれど。
 書店ミステリなどとも呼ばれているこのシリーズに殺人事件というのはちょっと馴染まないような気もしますが、しかし物語を読むなかではどんどん引き込まれていきました。
 楽しく読めた一冊です。

(2010/07/04読了)





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Last updated  2010.07.24 08:32:00
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のぽねこ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) スパイシーチューリップさんへ コメント…
スパイシーチューリップ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) 流行りましたね!キラキラ系、あまり知ら…
のぽねこ @ シモンさんへ コメントありがとうございます。 なにぶん…

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