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1.28 裏声のエロス 高牧康著 集英社新書明るく楽しく元気よくではなく、清く正しく美しくが大切。子どもには大きな声より美しい声をはぐくむ事が大切。発声教育で必要なもの、裏声の活用。ターザンのような健康的な生活、彼の生涯は地球環境の保全と共生のお手本、まずは雄叫びから真似しよう。自らの自由、即ち声を以って。相手の自由、すなわち声を聴きながら。相手を生かしながら、自分も生きる。和に同じず。
2009.01.29
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1.28 江戸の川柳 艶笑譚 - バレ句の明かす生活の裏 太田保世著(里文出版)著者はお医者さんで郡山の太田総合病院の理事長。昔、お世話になったことのある病院だし、太田先生は有名な楽しい方であったと記憶している。その太田先生の著書なので興味深く読んだ次第。医者は診断学で「診察室の瞬間に患者さんの全体像を読み取れ」と教わったそうで古川柳の点描は、まさに周辺も前後も、すべてを臭わせ、悟らせ、想像が無限に広がる楽しさがある。医者は、職業的に川柳に「ハマル」特性があるという。山陰で三人で壱人魚食う秋の暮れ・・いわずと知れた三夕三人西行定家寂連の中で定家だけが出家でない歌人。面白く読み進んだ。
2009.01.28
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日本画家田淵俊夫襖絵展を見た(1月21日)。落ち着いた展覧会でビデオ解説もあり好感が持てた。 智積院(真言宗智山派に奉納した襖絵展 高島屋。平成20年10月奉納。移ろう刻と四季がテーマである。不二~二つに見えて実は一つであること・・・朝陽dawn,夕陽twilight(不二の間)(めだけ~緑風)。 すすきの原・・人生と同じ(ちょっとした条件で環境も生き方も大きく変わる)、富士山麓に足を運んで観察し続け、すすきの本質を描く。襖絵の題材探し。絵に刻(とき)を刻む。藤沢周平の状景描写を彷彿とさせてくれている。
2009.01.22
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1.21 NHK交響楽団定期公演 チャイコフスキー/交響曲第6番ロ短調作品74「悲愴」ドーミトリ・キタエンコ指揮 昭和33年(1958年)に初聴、今2009年、51年経過。迫力あり。一端の詩人気取りでのメモ。大悲は出発点なりという(田端俊夫屏風絵展での真言宗解説)、沈んで静かに止まっていてはならない。悲愴は然り。人生の何を学ぶか、ニーチェの「永遠回帰」(ツアラトウストラはこう語った)。人生の原点に涙。第2楽章幻影のワルツ、苦悶する鼓動、宿命へと向かう足音。楽団員のゼスチャー格好いい!前のメロディーへの呼応、連句でも同じ、ナウで何に呼応するか!秋波、すすきの風、藤沢周平の描写。不二、克服していく道、終りなき道、私は歌うのだ。ゴーギャンか?聖書だ、愛だ、義だ。(ending)all is one or nothing?(ベートーベン「エグモント」序曲作品84 及びプロコフィエフ/ピアノ協奏曲第3番ハ長調作品26・ピアノ上原彩子も当日演奏された、何れもドーミトリ・キタエンコ指揮)
2009.01.22
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水無瀬三吟何人百韻注 長享2年正月22日後鳥羽院御影堂奉納(1488年) 昌柏御案内者にて宗祇下向之時、山崎にとまり給ひての会也{参考:百韻 1の表 1~8 1の裏 9~22(⇒序) 2の表 23~36 2の裏 37~50 3の表 51~64 3の裏 65~78(⇒破、乱、スケルツオ) 名残の表 79~92 名残の裏 93~100(⇒急)}[賦何人連歌]1. 雪ながら山本かすむ夕べかな 宗祇(68歳)*12. 行く水とほく梅にはふさと 昌柏(46歳)3. 川風に一むら柳春見えて 宗長(41歳)4. 舟さす音もしるきあけがた 祇5. 月や猶霧わたる夜に残るらん柏6. 霜おく野はら秋は暮れけり 長7. なく蟲の心ともなく草かれし 祇8. かきねをとへばあらはなるみち 柏 (1の裏)9. 山ふかき里やあらしに送るらん 長 *2*1眼前の季節と風景を詠むべきこと こせこせせず 長高く幽玄に詠むこと 切れ字を入れて句に独立性、完結性を出す事の3原則 神祇、釈教、恋、述懐、無常、名所、珍しき詞、常になき異物、うかれたる様なるてにをはなどを禁じあくまで面正しく穏やかに雅馴(言葉遣いが正しく筆遣いが慣れている)な格調をもって重厚な気分で運ぶべき。*2 長高い調子常上連歌地下連歌(勝負連歌) 善阿(ぜんな)法師 救済(ぐぜ)法師
2009.01.10
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つくば集 ときしもふれる 夕ぐれの雨 佐保姫や春のけへさを送るらむ 従三位家隆 前句の雨を佐保姫の涙にとりなしたもの。とりなし→1)あるものの姿を変えて別のものにする 2)あるものを別のものとしてあつかう。・・・のような格好にする。3)うまく扱う うまく処理する とりつくろう。4)見なす。判断する。理解する。賦物(ふしもの) 物の名をくばるの意 句中に事物の名などを読み込むようにしたもの付合 類似(例、朝と朝 月と月 赤と赤)対照(例、朝と夕 天と地 赤と青)対立(例、生と死 有無 光と暗)百句全体で一つの思想意味感情プロットを構成したり表現したりするものではない。次から次へと移り変わってゆく多様な変化ヴァリエーションを主目的とした文藝。
2009.01.10
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小勢力 生き抜くための3か条1) 大手の牙城で成しえないことを成すべし2) 兵糧を無駄にせず身軽さを信条とすべし3) ベストセラーよりロングセラーを非常に要領を得た指摘である。(出典:日本経済新聞1月1日号)
2009.01.09
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逆境に克つ 日経1月1日号日本企業 力を解き放て、省エネ技術で温暖化防止、エコカー元年 蔭の主役、内憂外患の政治に風穴、貯蓄から投資 呼び戻す、個人資産千五百兆円の潜在力、知的財産を使いこなす、まちおこし 宝を磨け、子育て支援 知恵を集め、地域で医療・介護を再建、おもてなし 外国人魅了、小売・外食は「川上」へ、農業を志す若者、「命の重さ」次代に伝える、お家芸復活 青年監督に託す、音楽・出版 小勢力に勢い・・・いずれも可能性を求めるべきテーマである。
2009.01.09
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