仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2006.01.25
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カテゴリ: 仙台
余もいずれの年寄りか 片雲の風に誘はれて 漂泊の思ひやまず 海浜にさすらへ 去年の秋 江上の破屋にくもの古巣を払ひて やや年も暮れ 春立てる霞の空に 白河の関越えんと...

芭蕉の奥の細道に向けた旅だちは46歳という。編集長もあと数年です。

月日は百代の過客、日々旅をすみかとする芭蕉の旅への思いは計り知れないが、古来の歌枕をめぐりたい、行きかふ年に去来した古人の心をその土地に偲びたいという、熱い思いが旅情をかき立てたのでしょう。(高橋克彦の芭蕉隠密説も良いのですけど...)

ところで紀行文の題名(奥の細道)にもなった「おくのほそ道」が岩切から多賀城にかけての小道であることは、われわれ仙台・宮城は、何と光栄なことでしょう。題名にするほど、芭蕉も賛辞したわけです。
「おくのほそ道」とは岩切今市橋付近から多賀城の壺の碑に至る2.7キロ程度の道を指しています。5月8日雨上がりの朝に歩いたそうですが。塩釜、多賀城の歌枕を経て、松島、石巻に至ります。

岩切の東光寺入り口に石碑が建っています。表面は「おくのほそ道」と、THE NARROW ROAD TO THE DEEP NORTH EASTの字句。裏面には「かの画図にまかせてたどり行けば、奥の細道の山際に、十符の菅有」、この付近から東へ続く古道を示唆している。平成元年11月23日「おくのほそ道三百年」記念事業実行委員会・仙台市・仙台市文化事業団・河北新報社・宮城県俳句協会建立、とあります。





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最終更新日  2006.01.25 06:01:45
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