仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

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2024.05.17
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カテゴリ: 宮城

前回に続く探訪記です。

現在の道路は、仙台松島道路(三陸道)の東側から直角に折れて三陸道をくぐって西側に出て、ふたたび北東(松島方)を向いて進んでいく。クランクのような形になっているが、旧線ルートはこのクランクを挟んだ前後の区間では、道路築堤の下に消えたと思われる。

(写真1)仙台松島道路(左側、奥が石巻方面)をアンダーパスする手前。


(写真2)西側に出て、数十メートルは高速道側道のように続くが(新設道路だろう)、その先は旧線跡で両側が石積みの擁壁になっている。いい感じのルートだ。


(写真3)振り返ってみた。鉄道を土砂から守るために、しっかり石垣を作った昔の人たちの思いが伝わってくるようだ。手前が松島方、奥が利府方。画の奥に仙台松島道路の法面が見える。


(写真4)石垣に守られた林間のルートから、開けたところに出る。利府街道が見えてくる。


旧線跡は県道8号(利府街道)の葉山団地南入口の交差点(コンビニのあるところ)のすぐ傍に出て、さらに利府街道と並走するように伸びていく。
(写真5)交差点東側(コンビニと向い合せ)にある染殿神社。往時はこの神社の下、県道との間を山線の機関車が走ったのだろう。


(写真6)染殿神社の下から、松島方を望む。画の左は県道8号(利府街道)で、出っ張っているのはバス停。右手から奥にかけて仙台松島道路(三陸道)がみえる。


今回の探訪マップと撮影地点(黄色矢印の先端)です。なお、撮影方角は矢印と関係ありません。文中に記しています。




■シリーズの一覧
利府線(山線)の跡を訪ねて(その1) (2024年05月08日)
利府線(山線)の跡を訪ねて(その2) (2024年05月10日)
利府線(山線)の跡を訪ねて(その3) (2024年05月10日)
利府線(山線)の跡を訪ねて(その4) (2024年05月11日)
利府線(山線)の跡を訪ねて(その5) (2024年05月12日)
利府線(山線)の跡を訪ねて(その6) (2024年05月15日)
・今回  利府線(山線)の跡を訪ねて(その7) (2024年05月17日)

■関連する過去の記事(東北本線のルートについて。なお記事リスト 鉄道敷設史 をご覧ください)
仙台以北の東北本線・仙石線ルートと「松島電車」 (2016年2月11日)
宮城県北部の東北本線ルート(何度目でしょうか) (2012年1月1日)
やっぱり当初は角田か 東北本線ルート (2011年9月15日)
東北本線ルート 白石か角田か (2011年9月5日)
宮城県北の東北本線ルート(再び) (2011年8月24日)
宮城県北の東北本線ルート (2011年8月20日)
塩竈市内の仙石線と塩釜線の歴史 (10年5月11日)
大河原の尾形安平 東北本線実現に尽力 (07年1月5日)
宮城県内の東北本線のルートの話 (05年11月27日)





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最終更新日  2024.05.17 14:11:07
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