仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2006.11.07
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カテゴリ: 東北
青森県の風土は一言で言えば神秘と反骨。県民性は、概して保守的である反面、沈静で忍耐力に富む。ただし、津軽と南部では相違があり、津軽がどちらかといえば、積極的、外向的、進取的、直情的であるのに対し、南部は消極的、内向的、保守的、抑制的。

津軽は本州の極北にある関係から、独立不羈の気象や反骨の精神を育て上げた。よく言えば一徹不変、志操堅固などの長所だが、裏返せば閉鎖孤立、排他非協調、狭量強情である。利口に立ち回ることがない点で今日でも他地域の人から割合信用されるが、反面強情であり狭量狷介に陥る短所を免れない。青森県に大政治家が表れないのはそのせいかと思われる。

以上は、宮崎道生『青森県の歴史』山川出版社、1987年(2版12刷) の序文的部分に記載された青森県の県民性の記述である。なるほど、とも思うが、考えてみれば深い付き合いのある青森県出身者がいないので、納得するとまでは言えない。南部と津軽の違いなどはなおさら実感できない。

でも、「利口に立ち回らないので信用される」はわかるような気がする。ある業者の人が青森の方で、失礼ながらスマートさは無いが、何でも話を聞いてくれた。





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最終更新日  2006.11.07 01:58:11
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