仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2008.12.04
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カテゴリ: 東北
2日前の事になるが、今月2日の各紙朝刊は一斉に、11月の国内新車販売実績が前月比27%減となったことを一面で報じた。21万6千という台数は、実に39年ぶりの低水準で、下落幅も石油ショックの74年5月(45%減)以来。世界的な金融危機に加え、市場の飽和や車の耐久性向上なども要因と分析されている。

なお、軽自動車を合わせた総販売では36万9千となり、前年同月比で18.2%減。軽自動車は15万3千台と0.7%減にとどまったものの、登録車が大きく落ち込んだ形。

メーカー別では、三菱とダイハツが40%台の大幅減。日産29.5%、トヨタ27.6%など。

併せて、自動車各社の生産ライン見直し、給与削減や雇用調整の動きも報じられている。

それにしても、39年ぶりとは重大な事態だろう。当時は自家用車を持たない家庭もまだまだ多かったはずだ。

東北各県別の実績(速報値)は上旬中に東北運輸局から発表されるだろうが、地域別の動向も注目される。10月の 発表資料 を見ると、軽自動車を含んで前月比3.6%減であり、
 青森 3.1%減
 岩手 1.6%減

 秋田 7.0%減
 山形 2.4%減
 福島 4.9%減
(全国 6.3%減)
という状況だが、このうち軽自動車だけで見ると、
 青森 1.5%増
 岩手 11.0%増
 宮城 6.7%増
 秋田 6.3%増
 山形 2.1%増
 福島 7.5%増

となっている。前回までは、燃費や価格の点で選好された軽自動車が何とか全体の需要を支えていたが、11月は、もはや全ての面で冷え込んだのだろうか。軽自動車の動きを含めた、各県の状況が注目される。

東北のデータが発表された後に、また記します。

■関連する過去の記事
青森県と軽自動車を考える (07年9月23日)





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最終更新日  2008.12.04 22:54:32
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