仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2014.08.07
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カテゴリ: 宮城
東北本線と志田郡松山町の間を結んで走った。

人車とは、貨客輸送のため、文字通り軌道の上の車を人力で押していくものだ。明治末年から大正期にかけて全国に登場したようだが、宮城県内では松山だけだった。松山軌道は、大正11年(1922)から昭和3年(1928)まで営業運転された。

明治23年、東北本線は県北部に延伸されたが、旧城下町の松山町にとっては、北に離れて小牛田駅が設置され、本線の軌道は東にはずれて走ることとなり、松山町駅が明治41年に設置される。金谷駅(松山町駅隣接)と千石駅の間の2.5kmで、約15分の所要時間。

人車軌道としては遅い時期になるが、馬車などの動力に転換することを想定して開業したもののようだ。

結局は、6年で営業を終えている。しかし、その後に乗合自動車事業が「人車」の名前で継続されたため、「松山人車」の名は地域に定着していったようだ。

毎年9月、御本丸公園内にあるコスモス園で行われるコスモス祭りの期間中のみ人車が復活する。
(大崎市 サイト

また、松山ふるさと歴史館には復元車両が展示されている。






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最終更新日  2014.08.07 06:12:58
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