仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2026.04.16
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カテゴリ: 国政・経済・法律

先日の12日(日)投開票された全国の首長選挙では、パワハラやセクハラに関わった現職の当落が分かれる結果となった。

前回の当ブログ記事( 下記 )で取り上げた4つの市や町について、単純に結果を見れば、パワハラで2勝1敗、セクハラは1敗、というのが現職の当落状況だ。
■関連する過去の記事  パワハラとセクハラの首長選挙 (2026年04月14日)

もちろん、選挙の争点はそれだけではないし、ハラスメントと一口に言っても状況はさまざまだし、当該行為だけでなく日頃の現職の首長の人格や言動、振る舞いが、どう有権者に受け止められているか、が問われるのだろう。

あえて図式化すれば、当該現職が有権者の支持を得るかどうかについて、次の要素を提示したい。
(a)行き過ぎた行為それじたいの重大性あるいは有権者の忌避感

(c)当該行為についての当人の反省や再発防止策についての評価
(d)当該行為を惹起する日頃の当人の人格、言動、振る舞いについての有権者の評価
(e)上記以外での当人の首長としての実績に対する評価
(更に、当落結果については、選挙なので相手候補の数、候補者の人物像や政策、支援者の状況などが大きく影響するし、投票当日の天候など投票率も影響する。)

これらの要素の強弱によって、当人(続投をめざして立候補する現職)への支持が決まるという構図だ。(a)が比較的軽微で、(b)議案総反対や不信任決議もなく、言ってみればちょっと行き過ぎたところもある人物だがむしろその性格が市政や町政の推進に役立っているなどの(d)評価が高ければ、(c)もあることだし、現職の方が良いのじゃないか、と有権者が思うだろう、という説明だ。

ここで、(d)と(e)をあえて分けたのは、「他の政策(e)でいいから、パワハラを重視しない」(峻別による正常化)というのと、「パワハラは行き過ぎだが、それも当人の実行力の逸脱であって、もとの実行力は(d)大いに評価している」(逆に関連付けて合理化)、というのを分けるためだ。そして、実は(d)が有権者に重視されているのではないか、と個人的に感じるからで、その感覚を持つ一つの原因は、明石市で市長をやっていた泉房穂さんへの市民の評価(出直し選挙で圧勝)を想起するからである。

私は、前回記事に記した山形県西川町、黒部市、佐賀県有田町、同県吉野ヶ里町の状況について、的を射た解説はできないが、一般論として次のようなことが言えるのではないだろうか。

パワハラは、対象者が職員、議員、関連の深い企業などだろうから、有権者のほとんどからみれば実害もなく、客観的には役場内の風土の透明性健全性には関心を抱くだろうが、議会で不信任や訴訟にまで発展して市政町政が混乱や停滞する事態(b)にでもならなければ、さほど気にしないのではないだろうか。むしろ、ある程度実績があると(e)、有権者の心理としては、パワハラは良くないけどそういう人だからね(d)とむしろ積極的に「合理化」してしまう(そう考えたくなる)ということかも知れない。

ただし、セクハラは事情が異なり、当人の人格の印象を一気に下げるし(そんな人物が首長でいいのか)、好機の目から、自治体のイメージを長期にわたって落とす可能性もある。

以上、役立たずの考察でした。投票率への寄与、争点の分析(発言データ)などをすれば、研究テーマとして大いに成り立つかもしれない。





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最終更新日  2026.04.17 07:58:46 コメントを書く
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