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☆今年も、静岡県賀茂郡東伊豆町に行きました。海をへだてて、東側に伊豆七島が見えます。真正面に見えるのは、伊豆大島です。6時28分、朝焼けが鮮やかです。(2016年2月17日撮影)。☆伊豆大島からの日の出を見ることができるのではと待ち構えていると、6時36分に日の出となりました。☆天候に恵まれ、海の色も綺麗で、真正面に見えるのが伊豆大島です。☆宿舎から外に出ると、駐車場の脇のカワヅザクラが満開です。(2016年2月17日撮影)。☆カワヅザク(河津桜)はバラ科サクラ属のサクラで、和名の河津桜の名は1955年に静岡県賀茂郡河津町発見されたことに由来するそうです。早咲きのオオシマザクラ(大島桜)とカンヒザクラ(寒緋桜)の自然交配種と言われています。☆メジロが、たくさん集まってきています。コンパクトデジタルカメラですので、なかなかシャッターチャンスがつかめません。☆メジロは、河津桜の花の蜜を求めて、枝を飛び回っています。☆メジロは、メジロ科メジロ属の野鳥で、和名の「目白」は目の周りの白い輪に由来します。英名はJapanese White-eyeで、「日本」・「目の周りが白い」は、世界的に共通した名前の由来になっているようです。☆メジロの食性は雑食で、花の蜜や果汁、雛を育てる時期には昆虫なども捕えるそうです。☆河津桜の花の蜜を求めて、枝を飛び回るメジロです。
2016.02.22
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☆4月末に見つけたカルガモの親子。雛9羽と親鳥1羽のようです。ほとんど親鳥と変わらないほど、大きく成長しています。☆ウォーキングコースの毎年見かける場所でムラサキシキブの花が見つかりません。別の場所で、花がたくさん咲いているのを見つけました。ムラサキシキブは、日本全土の山野に生えるクマツヅラ科ムラサキシキブ属の落葉低木です。☆ムラサキシキブの花は、小さな花が集まった散房花序が葉腋から対になって出て咲きます。☆ムラサキシキブ(紫式部)の名は、もともと紫重実・紫敷き実(ムラサキシキミ)とよばれていた(「シキミ」とは、重る実=実がたくさんなるという意味)のが、平安時代の女性作家「紫式部」を連想させるので、ムラサキシキブになったとという説があるそうです。なお、江戸時代の生け花の書には、「植木売は紫式部といふ」という記述があり、商売上の商品名として使われていたようです。☆花のつくりを見ると、薄紫の花冠は先が4裂し、雄しべは4本で薄紫の花糸の先に黄色い葯、雌しべは花柱が雄しべより長く突き出しています。
2013.06.19
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☆エゴノキの花が咲き始めました。新緑の葉とたくさんの白い花が、青空に映えます。☆エゴノキは、北海道から九州・沖縄まで、日本全国の雑木林に見られるエゴノキ科エゴノキ属の落葉小高木です。庭木にも利用されています。先日紹介した同じエゴノキ科エゴノキ属のハクウンボクの花と比べると、ハクウンボクの花は房状に咲き、花の大きさも少し大きかったかもしれません。☆エゴノキの名は、果皮に有毒なサポニンを多く含んでいて、その味が「えぐい(あくが強くて、いがらっぽい感じ)」ことから。☆エゴノキの花は、花冠が5裂し、雄しべは10本で白い花糸に黄色い葯、雌しべは雄しべより長く飛び出しています。☆ウォーキングコース(玉川上水)を下流に向かっていると、武蔵砂川駅近くでカルガモの雛を見つけました。☆確認したところ、親鳥とともに6羽の雛鳥がいました。先日見つけたところからは、堰が2つあるので、これは9羽の雛がいた親子とは別の親子のようです。この場所の下流は、玉川上水は残堀川と交差しており、サイホン方式で残堀川の地下を通って流れるため、これ以上は下流に行くことができません。上流には、西武立川駅近くに堰があるので、この間の範囲で成長していくことになりそうです。☆昨年は、雛鳥が2羽・3羽・5羽の3組でしたので、今年のカルガモは子だくさんのようです。
2013.05.17
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◎ソウシチョウ(スズメ目チメドリ科、特定外来生物)☆いつものウォーキングコースと違う道を歩いていると、雑木林の脇に、見なれない野鳥を見かけました。何とか自然観察記録に残したいと思い、60枚撮り続けました。その中から、選び抜いた6枚です。☆写真は全て楽天写真館から掲載していますので、クリックすると鮮明な画像になります。☆帰宅後、野鳥図鑑やインターネットで調べた結果、外来種のソウシチョウであることがわかりました。☆ソウシチョウは、スズメ目チメドリ科に分類される鳥です。ソウシチョウ(相思鳥)の名は、つがいのオスとメスを分けてしまうとお互いに鳴き交わしをするため名づけられたそうです。なお、中国現地名は「紅嘴相思鳥」ですが、これは特徴を表す最適な名だと思いました。☆ソウシチョウは、外来生物法で特定外来生物に指定されています。さらに、「日本の侵略的外来種ワースト100」で、5種の鳥類の1つに選定されています。☆ソウシチョウは江戸時代から飼育用に輸入されていましたが、日中国交正常化以降に中国からの輸入が激増し、爆発的に野生化したそうです。☆ソウシチョウは見た目が派手な色で、愛玩用に飼育されていたことは納得できます。ササ類が繁茂する常緑広葉樹林や落葉広葉樹林に生息し、ウグイスやメジロなどの野鳥と生活圏が競合しており、日本固有種への悪影響が危惧されているそうです。☆いつもと違う道で、思わぬ出会いがありました。◎トウネズミモチ・ネズミモチの実と葉の違い☆1月7日の日記で紹介した「植物の種子拡散(その3)」、「実を鳥などに運んでもらい拡散するもの」でトウネズミモチの実を紹介しました。柵の中でしたので、実と葉を確認できず気になっていました。また、掲載した2枚の写真のうち、2枚目の写真はネズミモチではないかというご指摘がありました。☆ウォーキングコースの別の場所で、手が届くところにトウネズミモチがありました。たわわになっている実、裏面から主脈・側脈とも透けて見える葉(中央の下)が確認でき、トウネズミモチです。☆葉を裏面から透かしてみました。やはり、主脈・側脈とも透けて見えますので(ネズミモチの葉は裏面から透かして見ると側脈は見えない)、トウネズミモチです。☆さらに、別の場所でも確認してみました。実がたわわになっています。☆葉を裏面から透かしてみました。やはり、主脈・側脈とも透けて見えますので、トウネズミモチです。トウネズミモチ(唐鼠黐)の名は、「唐」は中国産、「ネズミモチ(鼠黐)」は熟した実が鼠のフンに似て葉がモチノキに似ているため。ネズミモチは関東以西の山野に自生しますが、トウネズミモチは中国原産で明治初期に渡来しました。☆1月7日の日記で紹介した2枚目の写真は、実の付き方がまばらで、実の形がトウネズミモチより細長い楕円形なので、日本に自生するネズミモチかもしれません。再確認したところ、1枚目の写真のトウネズミモチの木の近くでしたが、別の木でした。◎イチョウの名前の由来「鴨脚(イーチャオ、ヤーチャオ)」☆2012年11月11日の日記で、次のように書きました。☆漢字の「銀杏」の由来は、「実の形がアンズ(杏)に似ており、種子の殻が銀白色であること」と前回10月27日の日記で紹介しました。☆「イチョウ」という呼びかたは、中国語でイーチャオ、ヤーチャオと発音される「鴨脚」が変化したものと言われているそうで、イチョウの葉の形が鴨の水かきの形に似ていることからきているそうです。(『季節と暮らす365日』日本気象協会・編、アリス館)☆たまたま、マガモが石の上で休んでいて、両足がはっきり見えたので撮影しました。ピンボケ写真ですが、「イチョウの葉の形が鴨の水かきの形に似ていること」を確認できますでしょうか。
2013.01.12
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☆写真整理と自然観察の振り返りを続けていますが、ウォーキングコースで最近見かけたものを紹介します。☆ウォーキングコース(玉川上水)で、マガモがたくさん見られるようになりました。カルガモは1年中見かけますが、マガモを見かけるのは冬の渡り鳥だけです。☆今年初めて見つけたマサキの実ですが、10日前は一部の実が割れ始めているところでした。(2012年12月14日撮影)。☆ようやく実が割れて、種が見えてきました。☆ニシシギ科の植物の実に共通しているのは、種子が赤や朱色の仮種皮に包まれていることです。仮種皮は種衣ともいい、花の珠柄または台座が発達して種子の外側を覆って種皮のように見えるものだそうです。☆実は4裂しています。4裂するのは、同じニシキギ科のツルウメモドキやマユミと同じです。☆ニシキギ科の植物5種類は、12月14日の日記「写真整理と自然観察の振り返り(その36)」で紹介しました。
2012.12.24
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☆昨日は活発に動き回っていたカルガモの雛と親のつがい、続報です。☆今日は、木の枝や葉が集まっているところで、佇んでいます。このあと、親子とも昼寝してしまいました。☆玉川上水は、残堀川と交差しており、左側の鉄柵から先で、玉川上水は残堀川の下の地下トンネルを通っていき、また地上を流れます。川と用水路が交差していることに疑問を感じ、調べてみました。☆1654年、玉川上水ができた時に、残堀川は玉川上水につながれました。1893年から1908年の工事で、残堀川は玉川上水の下を通るようになりました。1963年には、氾濫対策として今度は逆に残堀川が玉川上水を越える形に変えられました。今では、雨が降った後以外は、ほとんど流れはなく、1級河川ですが残堀川の名前の通り「堀だけが残る川」になっています。☆民家の庭で、キウイフルーツの花が咲いています。☆キウイは、マタタビ科マタタビ属の種名オニマタタビです。キウイの名は、実の外観がニュージーランドの国鳥キーウィを思わせることから名付けられました。☆雌花のつぼみです。☆雌花です。☆雌雄異株ですので、雌株・雄株の両方がないと受粉せず、実がなりません。☆雌花にも雄しべや葯がありますが、この雌花にある雄しべの葯の花粉は発芽能力がありません。☆受粉したものは、子房(実)が大きくなり始めました。☆立川市は果樹生産が盛んで、キウイフルーツ農園があちこちにあります。☆同じマタタビ科マタタビ属に、サルナシがあります。この実を、子どもの頃「こくわ」と呼び、秋は山ブドウとともに採りに行ったものです。☆実を採るために、山奥の高い木に絡みついているコクワの蔓につかまって、登って行ったものです。素朴ながらも実の甘い味を、今も思い起こします。
2012.05.28
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☆26日午後2時、フェリー「さんふらわあ ふらの」を下船しました。下船口は乗船口とは反対方向だったので、比較早く下船できました。フェリー全体の写真を撮るために引き返したかったのですが、強風が吹いていて、引き返せませんでした。☆一般道を少し走った後、高速道路に入りました。高速道路脇には、大きなフキノトウが見えました。アキタブキかラワンブキでしょうか。☆途中のサービスエリアで、有珠山を見ましたが、霞んでいます。とにかく物凄い強風で、車のドアが吹き飛ばされそうです。遠くの山には雪が残っています。☆今朝、27日朝の洞爺湖です。中央に見える島は、中島です。8時、遊覧船が出港していきました。☆大きめの鳥が飛んでいるので、よく見るとウミネコです。4~5羽、ホテルの近くに住みついているようです。ウミネコ(海猫)1.カモメ科カモメ属ウミネコ。2.和名の「海猫」は、鳴き声が猫に似ていることに由来する。3.沿岸部・河口・干潟などに生息するが、内陸部で生息する例も増えている。☆スズメが沢山いました。東京では、最近スズメの数が減っているように感じます。スズメ(雀)1.スズメ科スズメ属スズメ。2.和名の「スズメ(雀)」は、「スズ」は鳴き声を、「メ」はカモメやツバメのように群れをなすことを指す。中国語では、「麻雀」という。3.北海道から沖縄にまで生息する留鳥。環境省の調査によると、スズメの数は20年足らずの間に最大80%減、50年では90%減と10分の1にまで激減しているとのこと。☆北海道洞爺湖の春は、まだまだです。東京より1カ月近く遅れているのでしょうか。サクラのつぼみは力強く膨らみ始めています。東京で咲き始めたフジは、まだつぼみは堅く、昨年の実がなったままです。☆今日の写真は、全て、実画像のサイズを縦横各6.5%(フェリーのみ13%)に縮小したものです。
2012.04.27
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☆農家の園芸樹畑で、ハナミズキが咲き始めました。ここ立川では、街路樹や公園にハナミズキが多く見かけられます。花で楽しみ、緑の葉で楽しみ、紅葉で楽しみ、葉が散った後は赤い実で楽しむ。何度も楽しめる花です。ハナミズキ(花水木)1.ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属ハナミズキ。別名アメリカヤマボウシ。2.和名の「花水木」は、ミズキの仲間で花が目立つことに由来する。また、アメリカヤマボウシの名は、アメリカ原産で日本の近縁種のヤマボウシに似ていることから。3.北アメリカ原産。1912年(明治45年)に日本からアメリカに桜を送り、アメリカ側から1915年(大正4年)に感謝のしるしとしてハナミズキが日本に送られたことは、3月27日の日記で紹介した。その原木は、日比谷公園に残っている。ミズキの花(2011年5月4日撮影) ヤマボウシの花(2010年5月23日撮影)☆シダレザクラが満開です。これは、玉川上水の新家橋(しんやばし)で見たシダレザクラです。左が新家橋西側、右が新家橋東側。 ☆団地内の木蓮が咲き始めました。つぼみも花も、南側が膨らみ先端が北向きになって、南向きにそり返っているように見えます。4月8日に紹介したモクレンは、花の形や色から考えると、モクレンとハクモクレンの雑種なのかも知れません。南向きにそり返っているように見えるモクレン(それぞれ写真の左側が南、右側が北)※モクレンについては、4月8日の日記を参照してください。☆ウォーキングの途中で、毎日のように「キョッ、キョッ」と短く鋭い鳴き声が聞こえていました。ようやく、鳴き声の主、アオゲラを見つけました。木を突きながら登っていく姿が見えましたが、写真は残念ながら後姿になってしまいました。アオゲラ(緑啄木鳥)1.キツツキ科アオゲラ属アオゲラ。2.和名の「緑啄木鳥」は、緑色の啄木鳥から。「啄木鳥」はコゲラ(3月25日の日記)参照。3.日本だけに留鳥として生息する。学名はPicus awokeraで、アオゲラの名がついている。☆今日の写真は、全て、実画像のサイズを縦横各6.5%に縮小したものです。
2012.04.18
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毎日のように、庭先にツグミがやってきます。ツグミについては、3月5日の日記を参照してください。 ツツジ科では一番花が早いアセビが咲いています。 アセビ(馬酔木)1.ツツジ科アセビ属アセビ。2.和名の「馬酔木」は、馬などの草食動物が食べると、葉のアセボトキシンという有毒成分で酔ったようになることに由来する。3.本州、四国、九州に分布し、山地に自生する。花は壺型で、スズランやドウダンツツジの花に似ている。 茶畑は刈り取られ、新芽・新茶に向けた準備完了です。チャノキについては、3月21日の日記を参照してください。
2012.03.29
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ウグイスが鳴き始めました。木の枝先に姿を見かけましたが、撮影はできませんでした。区別はできませんが、さまざまな小鳥のさえずりが聞こえます。しだいに暖かくなり、小鳥たちも春を満喫しているようです。コゲラが数羽、木の幹をつつきながら、虫でも探しているのでしょうか。 コゲラ(小啄木鳥)1.キツツキ科アカゲラ属コゲラ。2.和名の「小啄木鳥」は、小さい啄木鳥(キツツキ、ケラ)。「啄木鳥(キツツキ)」は、「ケラツツキ」に由来し、「ケラ」は虫のこと。木の中の虫を啄(つつ)いて捕る鳥の意味。3.日本全国に分布。日本産のキツツキのうち最小。コゲラが生息する玉川上水が流れている小平市は、市の鳥に指定している。石川啄木は、出身地の岩手県にキツツキ(啄木鳥)が多く、病気療養中にキツツキの音に心を慰められたので、それでペンネームにしたとのこと。オナガも見かけました。 ウォーキングコースの玉川上水沿いの樹木は、落葉樹がほとんどです。コナラ・クヌギ・イヌシデ・クマシデ・ケヤキ・エゴノキなどですが、芽が少しずつ膨らみ始めました。樹木の中では、コナラとクヌギが圧倒的に多いです。コナラは、クヌギに比べて樹形が真直ぐ伸びていません。 クヌギは、幹が真直ぐ伸びて、上の方で大きく広がっている樹形です。 コナラとクヌギの樹皮を比較すると、コナラの方は灰色で縦に不均一な裂け目があり、クヌギの方は暗い灰褐色で縦に割れ目がある厚いコルク層が均一な形で詰まっている印象です。コナラの樹皮。 クヌギの樹皮。 左はクヌギの実(2010年8月撮影)。右はコナラとクヌギの実(2009年10月撮影)。細長いのがコナラ、丸いのはクヌギ。 クヌギ(櫟、橡、椚)1.ブナ科コナラ属クヌギ。2.和名の「クヌギ(櫟、橡、椚)」は、食の木(クノキ)、薪の木(クノキ)、栗似木(クリニキ)、国の木(クニノキ)、木の木(クノキ)などに由来するという。3.岩手県・山形県以南に分布。薪炭用として植樹された。カブトムシやクワガタなどの甲虫類やチョウ、オオスズメバチなどの昆虫が樹液を求めて集まる。クヌギの樹液を求めてやってきたスズメバチ(2009年11月撮影)。
2012.03.25
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今日は人間ドックなので、ウォーキングはありません。昨日の朝、ウォーキング途中で、茶畑脇の塀の上にキジ(雉)がいるのを見かけました。立川に引っ越してきた25年前には、畑や雑木林などで時々見かけましたが、その後、しばらく見かけませんでした。近所の人から、キジが庭に来るという話は聞いていましたが、本当に久しぶり、20年ぶり位だと思います。 キジ(雉、雉子)1.キジ科キジ属キジ。2.和名の「雉」は、「矢」のように真直ぐ飛ぶ「隹(とり)」から。「キジ」は、「キギシ」がつまったもので、平安時代から使われているとのこと。「シ(ス)」は、カラス・ウグイスなど鳥をあらわす接尾語で朝鮮語に由来。3.本州から九州までの各地に、留鳥として生息。日本の国鳥。1984年から発行された1万円札D号券(現行はE号券)の裏面は雉(E号券は平等院の鳳凰像)。平安時代に、雉肉が献立に入っていた記録があるとのこと。野鳥では、シジュウカラとともに、ヤマガラ(山雀)を見かけました。梅が、公園でも、梅畑でも満開です。立川市は、もともと農村地帯でしたので、果樹園が結構あります。梅、リンゴ、キウイ、柿、イチジク、ブルーベリーなどが生産されています。農園脇に設置された自動販売機では、イチジクジャム、ブルーベリージャム、ハチミツなどが販売されています。ブルーベリージャム(一瓶500円)は、食品添加物無添加なので、いつも買っています。公園の梅(白、ピンク、赤)と畑の梅(白)。 茶畑も多く、9月から11月頃に、ツバキ科なのでツバキに似た小さな白い花が咲きます。参考までに、お茶の花。左側は2009年10月撮影、右側は2010年11月撮影。 チャノキ(茶の木)1.ツバキ科ツバキ属チャノキ。2.和名の「茶」は、植物・草をあらわす草冠(くさかんむり)と、苦いことを意味する「余」からなる。「チャ」は、中国から伝来したもの。3.茶の栽培品種は、50種類以上。発酵の少ないものから順に、緑茶、ウーロン茶、紅茶。刈込しないと、2~3メートルになる。近所の畑脇に放置されているものは3メートルほどになっている。茶の実には、3個の種子が入っている。地図記号で茶畑を表示する三つの点「∴」は、この実に由来する。なお、三つの点「∴」が太くて大きい地図記号は、史跡・名勝・天然記念物。サンシュユが咲き始めました。毎年、梅と同じ時期に咲きます。茶色の幹と灰色の枝に咲く、黄色い清楚な花が魅力的です。サンシュユ(山茱萸)1.ミズキ科ミズキ属サンシュユ。2.和名の「山茱萸」は、グミ(茱萸)のような赤い実をつけることから、山茱萸(ヤマグミ)とされたもの。「サンシュユ」は、漢名の山茱萸を音読みしたもの。3.中国・朝鮮原産で、江戸時代に朝鮮経由で伝来。実から種子を取り除いて乾燥させたものが、生薬「山茱萸(さんしゅゆ)」。山茱萸酒は、滋養強壮や疲労回復の効果がある民間薬。立川では、公園や庭に植えられている。
2012.03.21
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昨日、20センチメートルほど雪が積もりました。ウォーキングしている道も林も畑も、すっかり雪に覆われてしまいました。野草・雑草も雪の下になってしまい、自然観察者としては、雪が溶けてなくなるのが待ち遠しいところです。アオキの花芽が次第に膨らんできています。この分だと、今月早いうちに咲きそうです。 アオキ(青木)1.ミズキ科アオキ属アオキ。2.和名の「青木」は、文字通り幹・枝・葉が一年中青々としていることに由来する。日本固有の種で、学名「Aucuba Japonica(アウクーバ ジャポニカ)」の「アウクーバ」は「青木葉(アオキバ)」名がそのままそのまま使用されたもの。3.北海道から沖縄まで日本全土に分布し、山地の樹林の下に生える常緑の低木で雌雄異株。斑入りなど園芸品種も多い。ウォーキングの途中で、北上で次第に数が少なくなってきたカルガモが、石の上で羽繕いをしているのを見かけました。 カルガモ(軽鴨)1.カモ科マガモ属カルガモ。2.和名の「軽鴨」は、「軽の池」(奈良県橿原市大軽周辺とする説もあり)で夏季も含めて見られたカモであったことに由来するとのこと。3.マガモなど他の鴨のオスが目立つ羽色をしているのに、カルガモだけは雌雄同色で、外見では見分けがつかない。日本、中国、韓国、北朝鮮、ロシア東部に生息し、北海道など北部に生息するものは、冬期に南下する。コサギもいて、小魚を探しているようでした。水辺で首を縮めて立っている姿がよく見られるそうですが、今朝もその姿でした。コサギ(小鷺)1.サギ科シラサギ属コサギ。2.和名の「小鷺」は、シラサギの中で最も小さいことに由来する。シラサギは、大きさの順に、チュウサギ(中鷺)、ダイサギ(大鷺)。ただし、チュウサギ・ダイサギはアオサギ属。3.本州、四国、九州では、留鳥として繁殖する。一部は、冬期に南方に渡っている。
2012.03.01
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