捨てる技術編
問題１ 食べ物を捨てる
難易度 ★★★★★
回答
「天」から見えないところに捨てるか、
籾殻等をかけて見えないようにして捨てる。
義姉さんに捨ててもらう。
食べるのがイヤでももったいないという気持ちで、
無理やり食べるか、人に食べさせるか、近所に
配る。
くさったら犬に食べさせる。
嫁がいったんゴミ袋に捨てた腐りかけた餅も、
そこから拾って食べる。
解説
戦前生まれのお姑さんと同居の受験生の皆さん、
お姑さんの目の黒いうちは、簡単には食べ物は
捨てられないという姿勢で臨みましょう。
食べきれないほどの食べ物を買ってきたりもらってきたり
準備するわりに、一生懸命食べていても食べ切れなかったり
すると
「なんで食べないんだ」
（食べてないんじゃなくて、もともとの量があまりにも
多かったので、食べても減ったように見えない）
と言われるところですが、もったいないという気持ちで
なるべく人に食べさせたり、あげたり、
自分で食べたりする努力を惜しまず、
なるべく誰か（最悪犬含む）の胃袋に収めるよう心がけると
高得点が望めます。
事例１、2002年02月22日に出題された 生ごみ を解説します。
韓国在住のasouakemiさんのお宅では、
生ゴミは外に捨てのちに肥料などにしますが、
どんなものを捨てたのか、お姑さんがマメに採点をします。
まず、まだ食べられるもの（誰も食べないものでも）
を捨てては大幅な減点なので、長い間冷蔵庫にあって
処理に困った栗を、
「そうだ、形がなくなればいいんだ」
とゴミと一緒に燃やすも、旦那さんに見つかり
また冷蔵庫に戻されました。
でもその栗を旦那さんが食べるでもなく、また
お姑さんももったいないとちょっとつまむも、
食べなくなり、結局冷蔵庫に残りました。
最終的に、 捨てる技術 にあるとおり、
女にしておくのはもったいない！ 義姉さん１が
捨てました。
食べ物に苦労した世代でも戦後生まれの人は、
気前よく捨てられる傾向があるようです。
事例２ 食べ切れなかった硬くなった餅を捨てた時は、
姑が拾って砕いて水をかけ犬に与えていた。
事例３ 先日「食べ切れなかった去年のキムジャンの
キムチは捨てろ」というので、捨てたら
「天から見えるところに捨てるとは何事だ！
せめて籾殻とかかけて
天から見えないように捨てろ！」と怒られた。
事例４ 食べ物が腐ると「犬に食べさせろ」と言う。
その犬すら食べなくても、捨てたら
「犬の餌を捨ててはいけない」と怒られた。
事例５ 食べ物を捨てられない姑。
多少辛い食べ物でも、残飯は犬に与える。
「犬はそんな辛い食べ物食べれますか？」と
言うと、
「犬が辛いと言うか？」
と言われた。
事例６ 電気釜でご飯と一緒に餅を蒸しておいたが
食べきれず、ある日納豆的な臭いを放っていた。
たった二つだったし、生ゴミ袋に入れておいたら
姑に見つかり、
「色が変色しているのは、油を塗ったからで
大丈夫だ」
と言い、姑は生ゴミ袋から餅を取り出し、
食べた。
※ 食べたくないものを無理やり食べたりする
努力に疲れた著者は、最近は姑が見ないであろう
近所の田んぼに食べ物を捨てに行きます。
問題２ 服など布製品を捨てる
難易度 ★★★★☆
回答
一年に一度くらい、思い立ったようにタンスの衣類を
整理するが、それら（ボロボロの服、下着あり）を
米の袋（ビニール系の素材で編んだもの、単なるビニール袋は不可）
に詰め、村の公民館に持っていって、アフリカに送る。
デザイン的に問題のある、着古しの夫の下着も
職場の男性職員にあげると言って持って行く。
嫁が捨てた着ないセーター、ちょっとまだキレイそうな
雑巾は、ゴミ袋から出してとっておく。
解説
布製品に対しても、簡単には捨てられない傾向が
あると覚えましょう。
参考書 姑的収納とやっぱり捨てられない人々
問題３ プラスティック製品、ボロボロのもの、
使えるが古くなったものを捨てる
難易度 ★☆☆☆☆
回答
ちょっとでも欠けたり、絵が消えたり、しみがついた
プラスティック製品はすぐ「捨てろ」と言う。
新しいものを買ったら、古いものは洗い代えとして
まだ使えてもすぐ「捨てろ」と言う。
靴も１万ウォンの安いものを買って、ボロボロに
なったら惜しみもなく捨て、常に新しいものを
使おうとする。
解説
韓国人はピカピカとか見た目にいかにキレイかに
こだわる傾向があるので、古いものは気前よく
捨てられる部分もあります。
新しくて安いもの＞古くてもいいもの
と覚えましょう。
© Rakuten Group, Inc.
