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夕陽を浴びるタロー~虹の橋より (タローちゃん、今も変わらず大好きだよ~。)





May 21, 2024
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カテゴリ: 気になるTV番組
2024年NHK大河ドラマ 『光る君へ』 の感想です。

この回で印象に残った場面が2つありました。
1つは、知らずとはいえ花山院に矢を射かけて大事件を
起こしてしまった藤原伊周(三浦翔平さん)と藤原隆家
(竜星涼さん)兄弟の、2人のその後の態度でした。

常に優等生で名門貴族の嫡男というプライドを持っている
ゆえか、それが保てなくなった伊周はこんなにも精神的に
もろくて、感情が不安定になって周囲に当たり散らして、
腹もくくれずにうろたえるだけなのかと。

そこで思い出したのが、母の高階貴子(板谷由夏さん)は、
娘の定子には幼い頃から厳しくて、内裏で生きるために
強く生きるように言っていたことでした。
でも伊周が一条殿から逃げ帰ってきたときにはただ優しい
言葉を並べるだけで叱りもせず、厳しいことは言いません。
これはもう幼い頃から伊周を甘やかしてきたのか?と想像
するに十分はシーンでした。

その点、隆家は次男で気負うものがないゆえか、やらかす
ことも大胆だけど、とりあえず死なずに済んだとわかれば
覚悟を決めて素直に命令に従いました。

でも伊周は減刑をありがたく思うどころか、それはそれで
また不満を爆発させて怒り狂っていました。
これはやはり、名門の嫡男として両親から大事大事にされ
過ぎてきたからでしょうか。

そしてもう1つ気になったシーン。
女院・藤原詮子(吉田羊さん)が急に具合が酷く悪くなり、
その原因が伊周一派に呪詛されていたという展開です。

1回目に視聴したときは気がつかなかったのですが、2回
目に観たとき、これは詮子のヤラセで呪詛をでっち上げる
ための行動だったのかと思えてきました。

道長との会話で、伊周たちの処分が甘くなりそうなことに
詮子は苛立っていたし、源倫子(黒木華さん)が用意した
薬湯が飲めないほど体が弱っていたのに、呪詛の札を見た
ときに驚いて体がスッと動いたし、「許すまじ!」の声も
ずいぶんと大きな声でした。

そして倫子も呪詛の件では詮子の意図をわかって合わせて
いた、もしくは密かに相談を受けていたと思えました。

藤原道長(柄本佑さん)が「あっ!」と言ったときは、
亡き父・兼家がやっていたことを思い出し、姉の詮子は
兄弟の中で父の政治的センスを一番強く受け継いでいる
ことをふと思い出したのかと感じました。

この呪詛の件の真偽は、後にはっきりさせるのでしょうか。

こちらでは様々な意見がでていて参考になります。
 ⇒ ⇒  #光る君へ


長徳2年(996)1月、藤原伊周の思い違いからその弟の藤原隆家は一条殿にいる
藤原儼子にお忍びで会いに来ていた花山院(本郷奏多さん)に矢を射かけてしまい、
大きな騒動となりました。
一条殿の前では院の従者と伊周・隆家の従者との間で乱闘となり、その間に2人は
現場から逃亡しましたが、この事件は儼子の兄である藤原斉信(金田哲さん)から
右大臣の藤原道長にすぐに報告されました。
屋敷に戻った伊周は大変なことになったと激しく取り乱していました。



この事件は検非違使別当の藤原実資(秋山竜次さん)から帝(一条天皇;塩野
瑛久さん)にすぐに伝えられ、伊周は中宮・藤原定子(高畑充希さん)の兄であり
隆家は定子の弟なので自分では取り調べできないと、実資は帝に裁可を仰ぎました。
あろうことか院に矢を放ち死者まで出たことへの帝の怒りは凄まじいものでした。
しかも事の発端が伊周の女人への思い違いであったことを知り、帝は右大臣・藤原
道長(柄本佑さん)に伊周と隆家を謹慎させるよう命じました。
そして中宮・定子には「身内の者にはいっさい会うべからず。」と固く命じました。



除目が行われ、藤原為時が従五位下に昇進して淡路守(国司)に任官され、為時は
娘のまひろや息子の惟規から祝いの言葉を受けていました。
前職を追われてから10年、申文を送り続けてようやく得た官職に、為時は神仏の
御加護だと感無量でした。
一方、女院・藤原詮子(吉田羊さん)の力添えで越前守に就けた源国盛(森田甘路
さん)は、たくさんの高価な御礼の品々を持って詮子に挨拶に来ていました。
ところが今、越前には交易を望む宋人が大勢来ていて、交渉にも漢文は必須なのに
この国盛は実は漢文が苦手で、しかも本人は事の重大さをわかっていませんでした。
詮子は国盛のことで頭を抱えつつ、別件で伊周たちの処分はどうなったのかを弟の
道長に訊ねました。
伊周たちは大罪にはならないだろう、政敵ではあるけど厳しい処分でなくても別に
いいと道長が答えると、詮子は道長の甘さに苛立ったようでした。



国司となることが決まった為時の家には親戚の藤原宣孝が来ていて、祝杯をあげたら
為時はそれまでの疲れが出たのかその場で横になって寝てしまいました。
宣孝は為時の若い頃の話などをして、まひろと宣孝は二人で盛り上がっていました。
そしてまひろは宣孝から、越前守は源国盛になった、しかし国盛は若くて頼りない
と聞き、高望みではあるけど漢語の得意な父・為時が越前守になったら存分に力を
発揮できるのに、と残念に思っていました。
すると宣孝が「帝が為時の学識の高さを知れば。あと除目の後に任地が変わる事も
ある。」と助言してくれました。
まひろは父が越前守になれたらと願い、この文が道長の目に留まることを祈って、
まひろならではの申文を書いて提出しました。
果たしてまひろが書いたその申文は道長の目に留まり、見覚えのある筆跡に道長は
もしやと思い、文箱の奥に隠しておいた昔のまひろの文と照合してみました。



この申文はまひろ(吉高由里子さん)からだと確信した道長は、越前守に決まった
源国盛が漢語が苦手で頼りないこともあり、藤原為時(岸谷五朗さん)を越前守に
推挙しようと、申文を帝に見せました。
帝は申文の内容に感心し、道長の考えにも納得したので、越前守を国盛から為時に
変更しました。
大国・越前の国司に任じられたことに為時はたいそう驚き、これは一体どういう事
なのかとまひろに問いただしました。
為時はこれまでの全てのことは道長が動いてくれたのだと薄々は感じていて、娘の
まひろに道長との関係を訊ねました。
まひろは父に、道長とは遠い昔に夫婦になろうと語り合った仲だった、でもそれは
全て終わったことだと答えました。
そして越前は父の力を発揮する最高の国、自分も共をすると父を鼓舞しました。



ところで急な病で倒れた女院・詮子はいっこうに具合が良くならず、道長の嫡妻の
源倫子(黒木華さん)が勧める薬湯ものどを通らないほどでした。
倫子はこれは屋敷内に悪しき気が漂っているせいでは?と思い、女房や家人たちに
屋敷内をくまなく調べさせました。
するとあちらこちらから呪詛の札が出てきて、これを見た詮子は自分を嫌っている
中宮・定子と、道長を恨んでいるその兄の伊周のせいではないかと疑いました。
「許すまじ!」と女院は激しく怒り、倫子から報告を聞いた道長は直ちに動こうと
しましたが倫子は、屋敷内で起きたことは嫡妻である自分が責めを負うべきこと、
自分が収める、と言い倫子はかすかに微笑みました。
倫子の表情を見た道長は何かに気が付き、この件は倫子に預けることにしました。



ただこの呪詛の件は、道長は自分からは帝に言わなかったものの、いつの間にか
検非違使別当の藤原実資に知られることとなり、帝に報告がなされました。
これは藤原伊周(三浦翔平さん)が祖父・高階成忠に命じて帝の母である女院と
右大臣の道長を呪詛し、さらに法琳寺で大元帥法(怨敵調伏)を行い道長を呪詛
した、証言もある、と帝に報告がなされました。
女院と道長への呪詛は帝である自分への呪詛と同じだと帝は激しく怒り、身内で
あっても許されないと、実資に取り調べを命じました。
そして帝は中宮・定子には、兄と弟の不祥事により内裏を出て実家の二条北宮に
下がることを命じました。
ただ伊周は呪詛の件の潔白だけはどうしても道長に訴えたくて、謹慎中の身では
あるけど密かに出てきて、涙ながらに道長に減刑を乞いました。
道長は刑を決めるのは帝であることだけは伊周に念を押しました。



今の自分の思いをどうしても伝えたいのは定子も同じで、定子は道長の力を借りて
夜の内裏に上がって帝と会うことができました。
定子は頭を深く下げて、兄・伊周と弟・隆家の減刑を帝に乞いました。
愛しい定子の願いであっても帝は立場上それを認めることはできず、言葉を返す
ことができないままでいたら、定子はあきらめて内裏を去ろうとしました。
帝は定子を呼び止め、駆け寄って力強く抱きしめ、何かを決意しました。
そして翌朝の公卿会議で藤原行成から「謀反は死罪であるが罪一等を減じて遠流
とする。伊周は大宰権帥に、隆家を出雲権守に配流とする。伊周と隆家に代わり、
藤原道綱を中納言に、藤原斉信を参議とする。」と帝の意思が示されました。



伊周と隆家に対しての帝の裁定が下された後、これでいいのかよくわからない
道長は、陰陽師の安倍晴明(ユースケ・サンタマリアさん)に相談しました。
伊周と隆家が本当に女院と自分を呪詛したのだろうかと道長が言うと、晴明は
「禹歩」の呪法を行いながら、そんなことはどうでもいい、大事なのはいよいよ
道長の世になるということだと言いました。
そして隆家はいずれ道長の強い力になるが、伊周は道長次第だと答えました。



一方、二条北宮では中宮・定子は自分に仕えているききょう(清少納言;ファースト
サマーウイカさん)に今は里に下がるよう命じていました。
そんなところに帝から遠流の裁定を下された伊周が、自分は絶対に太宰府など
行かないと怒りを露わにしてやってきて、同じく出雲に流される弟の藤原隆家
(竜星涼さん)が兄をなだめていました。
その時の有様をききょうはまひろに知らせ、伊周と隆家が処分を受け入れない
から検非違使が屋敷の周りを囲んで見張っている、その様子を見に下々の者が
集まっていると言い、二人は家人に変装して二条北宮に入り込みました。
屋敷の外から検非違使たちが門を突き破る音が響き、出雲に行く覚悟を決めた
隆家は、姉の定子と母の高階貴子(板谷由夏さん)に別れを告げて自ら出頭
していきました。



それでも伊周は帝の命を受け入れられず、一人でどこかに行ってしまいました。
やがて門が壊され、検非違使別当・藤原実資(秋山竜次さん)が指揮をする
検非違使たちが伊周を捕らえるために屋敷の中に乗り込んできました。
すると定子がふらりと御簾の中から出てきて、実資が屋敷内をくまなく捜索
するよう配下に命じていると、定子は突然一人の検非違使から刀を奪い取り、
刀を振り回して皆を威嚇しました。
そして次に刀を自分の方に向け、長い髪を自ら切って落としてしまいました。






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Last updated  May 21, 2024 08:19:50 PM


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