September 1, 2021
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テーマ: 徒然日記(22939)
カテゴリ: 生活全般
一昨日の朝、実家の母があの世に旅立っていきました。

若くして旅立った父のときは私は高校卒業直後で若くて、
何がなんだかわからないまま時間が過ぎていきました。
でも母は年齢的には十分生きたし、私自身の年齢や今の
時代ならではの情報で事前にいろいろ考えることができ、
比較的冷静に受けとめています。

思い起こせば10年ほど前に母が大病で入院してからは、
月1回の通院は私が付き添い、その帰り道はどこかで
母の食べたいものを食べて、穏やかに過ごしていました。

名駅の百貨店でちょっとリッチな食事もしました。

でも1年前から入退院を繰り返すようになり、そのころ
から母が自力で動くのが難儀になって生活介助が増えて
いき、春には介護を考えなければいけなくなりました。

私はいわゆる介護地獄は経験せずにすみました。
ただ母の性格上、精神的にはかなりヤラレたし、介護の
事業所に何か所か相談に行って話を聞いたり電話で打ち
あわせをしたり、母の入院中はコロナで面会はできない
けど洗濯物とか身の回りのことで週3回は片道1時間強の
病院を往復したりで、けっこう忙しい時間でした。

それでもまだ、私には姉と兄がいて助かりました。

時間に融通が利いたので、母の入退院とかで荷物の多い
ときは兄に頼み、GW以降は兄が6割くらい母の世話を
引き受けてくれました。
私一人だったら、精神的にも肉体的にも潰れてましたわ。
ホントに。


お盆過ぎには医師から「コロナで面会禁止ではあるけど、
いよいよのときは」と話がありました。

そして1週間前、病院から「来てください」と電話が。
こういうときこそ冷静にと、家を出るときは火の用心と
戸締りを厳重にチェック、車の運転は慎重にしました。
でもこのときは一旦回復し、私もとりあえず帰宅。
5日前も再度病院から連絡がきたけど、また持ち直した
ので帰宅しました。

この間、姉も兄も私も、神経が高ぶってしまい夜も昼も
ほとんど眠ることができませんでした。
これが死が近い親への感情というものでしょうか。

そして一昨日の3度めの連絡で、心肺停止を聞きました。
この瞬間、私の心臓はしばらくバクバク状態でした。
病院に着いたら皆が徐々に集まってきて、さて、この後が
あちこちの葬儀会社に電話して見積りを訊いたり、あれや
これや手続きの説明を受けたりとかでバタバタで、なんか
母の死を悼むとか、そんな状態ではなくなりました。

葬儀会社も決まり、いよいよ通夜・告別式です。
でもコロナ禍の今なので、葬儀は身内だけで速やかに。
ホントは親しい親戚や友人にも送られたかったでしょうが
やむを得ないことでした。

慌ただしかった葬儀もラストの初七日法要になり、お経の
後でお坊様が故人への思いに関する説教をなさいました。
でも、ごめんなさい。
私、眠たくてお話が断片的にしか覚えてなくて・・。

こんなときに頼りになるのが甥っ子姪っ子たちだったと、
つくづく実感しました。
母の闘病中は医療関係の甥っ子がいろいろ教えてくれ、
数社の葬儀会社に問い合わせての調整は電話応対が上手な
姪っ子が引き受けてまとめてくれました。
葬儀場との往復は車の運転が得意な子が、・・・etc
みんな、ちゃんと社会人をやっているんだよね。
ありがとう。

この1週間、いつ病院から電話が入るのかと気になって、
どんなに疲れて眠くても、なかなか眠れませんでした。
でも、やっとなにもかも終わった昨日は、久しぶりに夜
ぐっすり眠ることができました。

亡き母は物を捨てることができなくて、実家には食器・
本・装飾品・布団類・その他生活用品と、遺された物が
本当にたくさんあります。
昔の人らしく、家具類も高級品を買って長く使うタイプ
だったので、棚も大型のものばかりです。
これからは山のようにある遺品を片付けながら、母の
ことを思い出していくことでしょう。

ただ財産だけは、上手に綺麗に使い切ってくれました。
財産がある人はいろんな手続きとか大変らしいですね。
ウチはその部分だけは煩わしくないようです。


この10年間、母が入院するたびにこの子たちは私がこの家に連れてきていました。
母が他界する半年くらい前に2匹とも虹の橋に旅立っていました。



このアイ子さん、最盛期には体重が8kgもあり、実家は駐車場までが遠くて、この子を
キャリーに入れて歩くときは大変でした。
母の棺には実家で過ごした猫たちの写真を何枚か入れて一緒に送りました。






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Last updated  September 1, 2021 02:41:18 PM


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