Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

2005/02/26
XML
カテゴリ: BAR
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated  2021/06/14 10:47:06 AM
コメント(12) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ

利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。
Re:東京BARつれづれ(3)/2月26日(土)(02/26)  
うらんかんろさん。こんにちは。
良さそうな店じゃないですか。ツタの絡まる一軒家と聞いただけで行って見たくなります。東京勤務時代は、新橋で飲む機会が多かったのですが、ここは行った事も聞いたこともありませんでした。残念!上京の折は誰かを誘って覗いてきます。その時は又報告がてら、書き込ませて貰います。 (2005/02/26 01:46:30 PM)
Re:東京BARつれづれ(3)/2月26日(土)(02/26)  
na_geanna_m  さん
こんばんわー^^
BORDEAUXは有名で一度は行こうと思ったんですが、
値段が高いことは知っていたので、
二の足を踏んでいましたが、日記を読ませてもらって
行くべきだったと反省です・・。
山本と米内が日米開戦すべきか否かの議論をしていた
場所とは知りませんでした。
そんなことを考えながら、飲むお酒もいいですよね^^
(2005/02/26 07:25:47 PM)
おっはようございます!  
武則天  さん
山本五十六さんって、パールハーバーの人かしらん。確かお父さんが56歳のときに生まれたからその名前にしたって聞いたような…。

「BORDEAUX」のこと、父親に「知ってる?」って訊いてみたんですね。母親がすぐそばにいたから「き、聞いたことあるかな…」なんてボソボソ。でもあの目は絶対知ってる目でした~(笑)。今週必ず行くと思う(笑×2)。
(2005/02/27 09:15:02 AM)
Re:東京BARつれづれ(3)/2月26日(土)(02/26)  
ステラビア  さん
こんにちは。

・・・このBARのドアは重いですね。
中に詰まってる歴史や空気を知ってしまった以上、ますます気楽には開けられないです。

うらんかんろさんが「ここを見ずして日本のBARを語るなかれれ」と言われるのであれば、もう少し貫禄(?)がついたらぜひ行ってみたいと思います。

名店のご紹介ありがとうございました!! (2005/02/27 01:22:21 PM)
na_geanna_mさんへ  
 na_geanna_mさん、こんにちはー。

>BORDEAUXは有名で一度は行こうと思った
>のですが、値段が高いことは知っていたので、
>二の足を踏んでいましたが、日記を読ませてもら
>って行くべきだったと反省です・・。

 古川さんの「クール」はもうなくなってしまいましたが、
「BORDEAUX」は当分はなくならないでしょうから、まだ大丈夫ですよ。
東京へ行く機会があったら、ぜひ一度話の種に覗いてみてください。

 スタンディングのカウンターで、スタンダードを1杯飲むだけだったら、
きっと3千円以内でおさまるはずです(それでも、結構高いですが…)。
まぁ、歴史的建造物の拝観料が込みになっていると思えば、腹も立ちません。

>山本と米内が日米開戦すべきか否かの議論をして
>いた場所とは知りませんでした。
>そんなことを考えながら、飲むお酒もいいですよね^^

 実際に、二人がよく連れだって来ていたのは事実です。
でも、ここでそういう話(日米開戦すべきか否か)を実際していたのかどうかは、
そんな伝説のような逸話があるだけで、本当のところは僕も分かりません。
でも、そんなことを想像するだけでも、お酒が旨く感じられるから不思議です。
(2005/02/27 04:42:00 PM)
武則天さんへ  
 武則天さん、こんにちはー。

>山本五十六さんって、パールハーバーの人かしらん。

 その通りです。日米開戦の火ぶたを切ったパールハーバー(真珠湾攻撃)の際、
連合艦隊の指揮を取った旧海軍の司令長官です。
別に僕は、山本五十六のファンでも何でもありませんが、
彼が、開戦ぎりぎりまで対米戦争に反対していたのは事実です。資源がない日本にとって、
客観的にみて長期戦になれば、勝つ見込みはないと冷静に考えていたのでしょう。

>「BORDEAUX」のこと、父親に「知ってる?」って訊いてみたんですね。母親がすぐそばにいたから「き、聞いたことあるかな…」なんてボソボソ。でもあの目は絶対知ってる目でした~(笑)。今週必ず行くと思う(笑×2)。

 へぇーっ、面白いですね。そりゃ、ご存じかもしれませんね。
お母さんのいないところで、もう一度じっくり聞いてみてもいいですね。

(2005/02/27 04:50:49 PM)
ステラビアさんへ  
 ステラビアさん、こんにちはー。

>・・・このBARのドアは重いですね。
>中に詰まってる歴史や空気を知ってしまった以上、ますます気楽には開けられないです。

 確かに、BORDEAUXはいろんな意味で「重いドア」でした。
でも、こんなに素敵な空間、一度は味わってみてくださーい。
初めてのときの僕がそうだったように、きっと感動すると思いますよ。

>もう少し貫禄(?)がついたらぜひ行ってみたいと思います。
>名店のご紹介ありがとうございました!!

 飲みっぷりから言うと、ステラビアさん、もう十分貫禄ついてますよ(失礼!)。
BORDEAUXの空間にも、すぐ馴染んでしまうと思いますね。
機会をつくって、勇気を出して、ぜひ訪ねてみてください。
(2005/02/27 04:58:02 PM)
きんちゃんさんへ  
 きんちゃんさん、こんにちはー。

>良さそうな店じゃないですか。ツタの絡まる一軒家と聞いただけで行って見たくなります。東京勤務時代は、新橋で飲む機会が多かったのですが、ここは行った事も聞いたこともありませんでした。

 実は、出張のたびに銀座かいわいのBAR巡りを続けて20年以上になる僕でも、
5、6年前までまったく知りませんでした。友人に連れて行ってもらったのですが、
第一印象は、「こんな素敵なBARが、昔のまま変わらず残っているなんて…」。
とにかく「驚愕」の一言でした。

>上京の折は誰かを誘って覗いてきます。その時は又報告がてら、書き込ませて貰います。

 ええ、ぜひ一度勇気を出してどうぞ。僕が行くときはいつも、
フロアはママと、従業員の方2名(いずれも女性)、カウンターは年配のNさんと、
もう一人若いバーテンダーがいてますが、みんな感じのいい方ばかりです。

 行く時は、懐具合をしっかり確かめて、からね(笑)。
(2005/02/27 06:36:14 PM)
銀座老舗バー  
ふる さん
私のお酒のお師匠でもある森下賢一氏と吉田類氏の
お二人も「ボルドー、ジョンベッグ、あるぷの
3つには行っておいた方が良いね」と仰るとおり
ボルドーはバーファンには是非一度足を運んで
頂きたいお店ですね。

2Fのテーブルでママから銀座の佳き頃のお話を
聞きながら呑むのもまたイイものですよ。
(2005/03/03 05:49:09 PM)
ふるさんへ  
 ふるさん、こんばんはー。

>私のお酒のお師匠でもある森下賢一氏と吉田類氏
>のお二人も「ボルドー、ジョンベッグ、あるぷの
>3つには行っておいた方が良いね」と仰るとおり
>ボルドーはバーファンには是非一度足を運んで
>頂きたいお店ですね。

 ボルドーとジョンベッグは行ったことがありますが、
あるぷというBARは知りません。どこにあるんですか?

>2Fのテーブルでママから銀座の佳き頃のお話を
>聞きながら呑むのもまたイイものですよ。

 ふるさんも、ボルドーに行ったことがあるんですね。あのBARの凄さは、
なかなか言葉では説明しにくくて、いつも「少々お値段は高いけれど、
だまされたと思って、とにかく一度行ってみてください」と言っています。
(2005/03/04 12:20:37 AM)
あるぷ  
ふる さん
「あるぷ」は場所も大変分かりづらい所にあります。
詳しくは拙WEBページを是非ご参照下さい。

私が初めてボルドーにお邪魔したのは
恐らく今から8年前くらいだと思います。
2回目くらいにお邪魔した際にママが
「ふるちゃーん!これ見て見て!!」と
とても嬉しそうな顔で1冊のアルバムを見せてくれました。
それは成田一徹氏の切り絵を収めたアルバム。
私がお邪魔した前日に成田さんがお越しになり、
ボルドーの切り絵を数枚切ってくれたそうです。
あの時のママや新沼さんの嬉しそうなお顔は
今でも忘れられません。 (2005/03/04 08:45:12 AM)
ふるさんへ  
 ふるさん、こんにちはー。
「あるぷ」は場所、ふるさんのHPで確認しました。
次回、出張の折りには、ぜひ訪ねてみたいと思います。

>ママがとても嬉しそうな顔で1冊のアルバムを見せてくれました。
>それは成田一徹氏の切り絵を収めたアルバム。
>私がお邪魔した前日に成田さんがお越しになり、
>ボルドーの切り絵を数枚切ってくれたそうです。

 僕も、そのアルバム、見せられたような記憶があります。
成田さんが、集英社から著した「ザ・シガー・ストーリー/葉巻めぐる偉人伝」の中で、
使われた切り絵だったと思います。店内のいろんな情景や、
バーテンダーのNさんの表情も、実にいい雰囲気で描かれていました。
(2005/03/04 11:09:37 AM)
【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
 そのBARは、ツタのからまる一軒家だった。しかも、銀座の一軒家だ!重厚なドアは、一見客を拒絶するかのような、威厳と迫力に満ちている。昔は、会員制で、一般客は入れなかった。しかし今から7、8年前、その「禁」を解き、受け入れるようになったという。

Bordeaux2 そのBARの名は、「BORDEAUX」(ボルドー)。昭和2年(1927年)の開業。銀座で最古のBAR。禁が解かれたおかげで、僕にも、BORDEAUXでお酒が飲める機会がやってきた。しかし最初は、一人でドアを開ける勇気はなく、以前に訪れたことのある、東京在住の僕の友人が同行してくれた。

 一軒家のBARの中は意外と広く、中央部が2階までが吹き抜けになっていた( 写真左 は、2階から見下ろした1階カウンター辺り)。1階にはスタンディングのカウンターとテーブル席。2階はテーブル席だけ。贅を尽くした内装は、ほぼ開業当時のまま。椅子も机も柱も、磨き抜かれ、輝きを放っている。

Bordeaux3 店内の公衆電話は、おそらくは何代目かだろうが、それでもいまだに黒いダイヤル式だ。従業員の女性には、戦前のカフェの女給さん(?)のような服装をしてる方がいたりして、ここにいると、まるで、昭和初めにタイムスリップしたような錯覚に陥る( 写真右 は、1階店内にある暖炉と、その前にあるテーブル席)。

 BORDEAUXは、ただ歴史が古いだけではない。歴史を彩る客が、このBARを愛した。戦前、海軍省が築地にあったこともあって、ここを、旧海軍の将官が数多く訪れた。そのなかには、のちの連合艦隊司令長官・山本五十六や、海軍大臣・米内光政といった海軍の重臣もいた。

Bordeaux1 彼らはよく2人連れで訪れ、2階の奥、隅っこにあるテーブル席の「指定席」( 写真左 )で、ウイスキーを飲みながら、よく密談していたという。店の方にお願いして、その愛用した「指定席」を見せてもらった。何の変哲もない椅子だが、昭和史を見つめた「証人」でもある。

 新参者の僕は、BORDEAUXでは、いつもカウンターで過ごす。そしていつも、あの2階のテーブル席で、山本と米内が日米開戦すべきか否かの議論をたたかわせた姿(山本は開戦に反対だった)を思い浮かべながら、1、2杯飲んで、さっと引き揚げる。心地よい余韻をいっぱいもらって…。

 この老舗酒場には、銀座の歴史が詰まった贅沢な時間と空間がある。「BORDEAUXを見ずして、日本のBARの歴史を語るなかれ」と言っても、決して言い過ぎではないだろう。皆さんも、もし機会があれば勇気を出して、その重いドアを押してほしい。


【BORDEAUX】 東京都中央区銀座8丁目10-7 電話03-3571-0381 JR新橋駅から徒歩約5分。料金は、はっきり言って少々お高めです。目安は、スタンディングのカウンター席だと、2杯で4千円~5千円くらい。テーブル席だと2杯で6千円~7千円くらいは覚悟を。

【追記2017年1月】大変残念で慚愧に堪えませんが、「BORDEAUX」は2016年12月22日、90年近い歴史に幕を閉じ、建物は取り壊されてしまいました。この歴史的重要文化財のような貴重な店を保存できなかった日本のバー文化の薄っぺらさ、そして東京都の文化行政の貧困を、私は永遠に恨みます。




















PR

Profile

うらんかんろ

うらんかんろ

Comments

kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

Free Space

▼Bar UKでも愛用のBIRDYのグラスタオル。二度拭き不要でピカピカになる優れものです。値段は少々高めですが、値段に見合う価値有りです(Lサイズもありますが、ご家庭ではこのMサイズが使いやすいでしょう)。 ▼切り絵作家・成田一徹氏にとって「バー空間」と並び終生のテーマだったのは「故郷・神戸」。これはその集大成と言える本です(続編「新・神戸の残り香」もぜひ!)。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

神戸の残り香 [ 成田一徹 ]
価格:1980円(税込、送料無料) (2021/5/29時点)


▼コロナ禍の家飲みには、Bar UKのハウス・ウイスキーでもあるDewar's White Labelはいかが?ハイボールに最も相性が良いウイスキーですよ。 ▼ワンランク上の家飲みはいかが? Bar UKのおすすめは、”アイラの女王”ボウモア(Bowmore)です。バランスの良さに定評がある、スモーキーなモルト。ぜひストレートかロックでゆっくりと味わってみてください。クールダウンのチェイサー(水)もお忘れなく…。

Favorite Blog

「浜松焼そば」 New! はなだんなさん

74歳になりました。 きんちゃん1690さん

LADY BIRD の こんな… Lady Birdさん
きのこ徒然日誌  … aracashiさん
猫じゃらしの猫まんま 武則天さん
久里風のホームページ 久里風さん
閑話休題 ~今日を… 汪(ワン)さん
BARで描く絵日記 パブデ・ピカソさん
ブログ版 南堀江法… やまうち27さん
イタリアワインと音… yoda3さん

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: