Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2005/11/22
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カテゴリ: 言葉
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Last updated  2021/05/30 05:25:36 PM
コメント(8) | コメントを書く


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Re:和歌山弁おもしゃいじょぉー/11月22日(火)(11/22)  
ステラビア  さん
すごいすごい。写真満載ですねー♪ パンダかわいい。

えと、和歌山のイメージですが、以前は「みかん」や「南高梅」・・食べ物ばかりでした。
が、会社の上司に和歌山出身の方がいて、お父様のお葬式で帰郷された時に、土葬+縁者がはだしで棺おけを担いで山を登る慣わしがある、とおっしゃっていたので、ものすごく山奥であるイメージがこびりついてしまいました。和歌山の知識と言えばそれくらいでしたが、今日はここで勉強させていただきましたー。 (2005/11/22 10:53:51 AM)
Re:和歌山弁おもしゃいじょぉー  
はなだんな  さん
和歌山は「このあいだヨー」なんですか。奈良の祖母は「このあいだミー」とかいう
ふうに「ミー」「ミー」言ってました。

和歌山の人は「冷蔵庫」と画面に出そうとして「このワープロ、『でいどうこ』と
打ってもデンデン変換しよれへん」……などというのも有名な?笑い話ですね。
    (2005/11/22 02:14:48 PM)
Re:和歌山弁おもしゃいじょぉー/11月22日(火)(11/22)  
ayakh  さん
都会っ子の私にとって、自然と触れ合える機会というのは和歌山の親戚を訪ねる旅だったので、なつかしく読ませていただきました。
初夏には鮎を川で取ったり、潮干狩りをしたり、夏は涼しい高野山に登ったり。秋には蜜柑を木からもいで、そしてつららというのを初めて見たのも和歌山でした。また機会があれば、訪れたい土地の一つです。 (2005/11/23 02:00:20 AM)
ステラビアさんへ  
 ステラビアさん、こんにちはー。

>すごいすごい。写真満載ですねー♪ パンダかわいい。えーと、和歌山のイメージですが、以前は「みかん」や「南高梅」・・食べ物ばかりでした。

 ちょうどいい写真探すのが大変でしたー(笑)。アドベンチャー・ワールドではパンダの国内での繁殖に、
3度続けて成功しているので有名です。今はちょうど、赤ちゃんパンダがいますよー。

>会社の上司に和歌山出身の方がいて、お父様のお葬式で帰郷された時に、土葬+縁者がはだしで棺おけを担いで山を登る慣わしがある、とおっしゃっていたので、ものすごく山奥であるイメージがこびりついてしまいました。

 ど、土葬?! いつの時代の話なんでしょうかー?
僕は、重い棺桶かついで山なんかに登りたくなーい(笑)。さすがに今では、
和歌山の田舎の山奥でも、土葬はもうやってないんじゃないでしょうか…。
(2005/11/23 01:02:19 PM)
はなだんなさんへ  
 はなだんなさん、こんにちはー。書き込み有難うございます。

>和歌山は「このあいだヨー」なんですか。奈良の祖母は「このあいだミー」とかいうふうに「ミー」「ミー」言ってました。

 へーっ、奈良は「ミー」ですか…。親戚筋には奈良の人もいるんですが、
それは知りませんでした。でも、なんか、ちょっと猫みたいですねー(笑)。

>和歌山の人は「冷蔵庫」と画面に出そうとして「このワープロ、『でいどうこ』と打ってもデンデン変換しよれへん」……などというのも有名な?笑い話ですね。

 めちゃ面白い話ですね。今度どこかで使おうっと(^_^;)
では、僕も面白い笑い話をひとつ。和歌山の某地方銀行では、
顧客のファイルは和歌山弁と標準語の二通りで検索できるように設定されていて、
「でんのはるお」と打っても、「ぜんのはるお」と打っても、「善野晴夫」さんが出てくるという、
うそのようなホントの話も、ネットの和歌山弁サイトでは紹介されていました。
(2005/11/23 01:13:15 PM)
ayakhさんへ  
 ayakhさん、こんにちはー。

>都会っ子の私にとって、自然と触れ合える機会というのは和歌山の親戚を訪ねる旅だったので、なつかしく読ませていただきました。初夏には鮎を川で取ったり、潮干狩りをしたり、夏は涼しい高野山に登ったり。秋には蜜柑を木からもいで、そしてつららというのを初めて見たのも和歌山でした。また機会があれば、訪れたい土地の一つです。

 へーっ、和歌山に親戚がいらしたのですかー。言葉は分かりましたかー?
春の潮干狩りや初夏の鮎というのも、確かに和歌山の魅力の一つですね。

 僕にとっては、高野山が一番思い出の場所。小学校時代の林間学校で、
花火や夜空の流れ星観察、キャンプ・ファイヤー、奥の院の墓地での肝試し…、
懐かしい思い出がいっぱい詰まっています。 (2005/11/23 01:19:55 PM)
Re:和歌山弁おもしゃいじょぉー/11月22日(火)(11/22)  
na_geanna_m  さん
こんばんはー
僕は、和歌山県は、地図のどこにあるのかもわかりません・・・。
イメージは「みかん」しかないです、すいませーん・・・。

関西に行ったのは、中学生の頃の修学旅行だけですし・・。

大阪=タコヤキ 京都=やつはし 食べ物しか思い浮かびません・・。

しかも「関西の県をあげよ」と問題がでれば、
もう逃げます。
和歌山が関西だということを今日知った僕です(涙)


(2005/11/23 07:55:58 PM)
na_geanna_mさんへ  
 na_geanna_mさん、こんばんはー。

>僕は、和歌山県は、地図のどこにあるのかもわかりません・・・。イメージは「みかん」しかないです、すいませーん・・・。関西に行ったのは、中学生の頃の修学旅行だけですし・・。大阪=タコ焼き、京都=八ツ橋、食べ物しか思い浮かびません・・。

 なるほど、na_geanna_mさんには酷な質問でしたねー。
たぶん、他の関東の人に聞いても、「みかん」のイメージが一般的でしょうね。

>しかも、「関西の県をあげよ」と問題がでれば、もう逃げます。和歌山が関西だということを今日知った僕です(涙)

 和歌山の人も泣いているかなー(笑)。
「関西の県」をおさらいしておきましょう。大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県、滋賀県、そして三重県は、行政的には中部ですが、とくに三重県の西部は、地理的には(通勤圏も含めて)ほとんど関西と言っていいと思いまーす。
(2005/11/23 10:40:23 PM)
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 かなり久しぶりに言葉(方言)の話題。和歌山と言えば、関西にあって、大阪、京都、神戸というビッグ・ネームに隠れ、全国的な知名度はいまいちだ。同じ関西人の間でも、和歌山は残念ながら存在感が薄い(和歌山出身の人、ごめんなさーい)。和歌山城

 僕は京都生まれの大阪育ち。そして現在は兵庫県に住んでいる。同じ関西だけれど、あまり和歌山へ出かけることは少ない。ただ、親戚筋にも会社の友人にも、和歌山出身の人はいる( 写真左 =和歌山は紀州徳川家55万石の城下町。八代将軍・吉宗は紀州徳川家出身です)。

 関西以外の方は、和歌山と言えば、何を思う浮かべるだろうか? 黒潮、クジラ、温州みかん、南高梅、熊野古道、高野山、保守的な土地柄、それともそれ以外? ステラビアさんや、na_geanna_mさんら関東の方に一度聞いてみたいなー。温州みかん

 さて、本題の言葉の話。同じ関西弁でも、和歌山弁はかなり独特の色合いを持っている。和歌山と言っても広いので、一応ここでは紀ノ川筋、主に和歌山市周辺を中心とする表現について記す( 写真右 =温暖な気候が美味しい温州みかんを産む)。熊野古道

 和歌山弁の最大の特徴でもあり、しばしばギャグのネタにもされるのは、「ざ行」の発音が「だ行」になること。和歌山弁に、「ざじずぜぞ」は必要ない。ほとんどが「だぢづでど」になる( 写真左 =先ごろ、「世界遺産」に認定された熊野古道)。

 よく典型的な和歌山弁のたとえ話で紹介される話。和歌山の子どもたちが動物園に訪れた。鼻の長い動物の前に行って、子どもたちは叫んだ。「あっ、どうさんがいる!」。かように、和歌山では、座布団は「だぶとん」、雑巾は「どうきん」、安全は「あんでん」になる。南高梅

 笑い話で、和歌山出身の元阪神・プロ野球選手、藤田平氏がラジオの野球解説していたときのこと。本人は「絶対絶命のピンチですね」と言ったつもりだったのだが、僕には「でったいでつめいの…」としか聞こえなかった( 写真右 =美味しい梅干しでも有名。とりわけ「南高梅」は最高の品質!)クジラ料理

 もっとも、それでは若い人が「ざ行」の発音ができないのかと言えばそうではない。和歌山出身の人でも、大阪や神戸に来たら、ちゃんと「ざ行言葉」を話しているから、やはり、言葉は風土・文化が創るということなのか( 写真左 =江戸の頃から、「黒潮の恵み」であるクジラを食する和歌山県人)。白浜の円月島

 僕の親戚筋で和歌山出身のおじさん(和歌山弁では「おいやん」となる)は、和歌山でも南部の湯浅というところの出身(湯浅は醤油の産地で有名)。だから、結構きつい和歌山弁を喋っていた。同じ関西人の僕でも、おじさんに意味を確かめないと分からない言葉や言い回しもたくさんあった( 写真右 =「和歌山のシンボル」は数あれど、白浜の円月島も有名)。

 和歌山弁では、自分のことをよく「あが」とか「わが」と言う。現在70代のおじさんは10代後半で大阪に出てきたので、今ではすっかり大阪弁に馴染んでいるが、酒が進むとやはり、時々「わががー」なんて口に出る。ついでに言うと、あなたのことは「おまん」と言う。「おまん、よう聞けよ」なんて…。高野山・奥の院

 語尾が「です、ます」が「~じょぉ」となるのも特徴(例:「おまんの言う通りじょぉ」)だが、これは阿波(徳島)弁にも似ている。現在進行形は「~ちゃぁる」(例:車が走っちゃぁる)( 写真左 =真言密教の聖地「高野山」。奥の院には弘法大師・空海が眠る)那智の滝

 質問や疑問の「~ですか?」は「~かえ?」となることが多い(例:「この料理好きかえ?」)。接続詞も面白い。僕の「おいやん」はいつも、「ほやけど(標準語=しかし、大阪弁なら「そやけど」かな)」「ほやさけ(同=つまり)」「ほいたら(同=そしたら)」だった( 写真右 =日本一の大滝「那智の滝」)。

 そして、とにかく和歌山弁では語尾に「~よー」をやたら付ける。「このあいだよー、あそこの店いったんよー、安くてよー、味もええんしょよー」なんて、出てくる文節ごとに語尾が「よー」のオンパレードなんてこともある。クエなべ
写真左 =和歌山の最高の海の幸、クエなべ。やや高価だけれど旨ーい!)。

 とにかく書ききれないくらい和歌山弁は魅力的。なかでも、僕が一番好きな和歌山弁は「連れもって、いこらー」(一緒に行こうよー)。何となくとても親しみを感じる表現だと思わない? でも残念ながら、僕でもなかなか普段は聞く機会はない。今度、機会を見つけて「生の和歌山弁」を聞きに行ってみようかなー。アドベンチャー・ワールド

 最後に、和歌山出身の有名人は誰だろうとちょっと調べてみた。もう亡くなった人もいるけれど、華岡青洲、南方熊楠、松下幸之助、坂本冬美、東尾修、有吉佐和子、楳図かずお、小林稔侍、デューク更家、ラル・カンシェルのhyde…。う~ん、多彩だなぁ…( 写真右 =アドベンチャー・ワールドのパンダも和歌山の“有名人”?!)。

 和歌山出身の人って、自分のことを「和歌山出身です」とはあまり言わずに、「関西出身」と言う人が多い(コンプレックスがあるのだろうか?)。確かに、「個性に乏しい」とか「田舎で、考え方が保守的」とか、若い世代には引け目もあるようだ。

 でも、これからは変わる可能性だってある。自分が保守的にならなければ確実に世の中は変わる。和歌山には何よりも、京阪神にはない、自然と温暖な気候と美味しい海・山の幸がある。そんな故郷・和歌山を、もっと自慢に思ってもいいと僕は思うのだが…。

【注】 タイトルの「おもしゃいじょぉー」は和歌山弁で「面白いよー」の意。


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