Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2011/01/27
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カテゴリ: カクテルブック
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サンガリー・エール (Sangaree Ale)
 これは、要するに「A」の項で説明しました「エール・サンガリー」と同一のものであります。 

サンタ・クルズ・ラム・デイジイ (Santa Cruz Rum Daisy)
 調合器に砕き氷を入れ、ガム・シロップ三注(つぎ)、マラスキノ一注、レモン半個分の搾り汁、およびサンタ・クルズ・ラム一ジガーを入れ、充分にかき混ぜ合わせ、カクテル・グラスに漉してうつしてすすめます。

サラトガ・サァワル (Saratoga Sour)
 これは「G」の項で説明しました「ジン・サァワル」の場合のジンを、サラトガ・ワイン 【注1】 に代えて用いるほか、すべて同じに調合してすすめます。

サウターン・コッブラー (Sauterne Cobbler)
 これは「C」の項で説明しました「クラレット・コッブラー」の場合のクラレット 【注2】 を、サウターン 【注3】 に代えるほか、すべて同じに調合してすすめられるのであります。

サウターン・パンチ (Sauterne Punch)
 これもまた「C」の項で「クラレット・パンチ」と呼んで説明しましたもののクラレットを、サウターンに代えて調合するほか、すべて同じであります。

サゼラク・カクテル (Sazerac Cocktail)
 調合器に砕き氷を入れ、ガム・シロップ小匙で一杯と、セルナー・ビター三滴、およびサゼラク・ブランデー一ジガーを入れ、充分にかき混ぜ合わせ、カクテル・グラスに漉してうつし、レモンの皮一そぎを押しつまんで浮かし、別に氷水を添えてすすめます。

シャンデー・ガーフ (Shandy Gaff) 【注4】
 これはエールと、ジンジャー・エールとを半々に合わせてすすめます。しかし、エールとビールとを合わせたものも「シャンデー・ガーフ」もしくは「シャンデー」と略して呼ばれ、エールと、ジンジャー・エール、或いはエールと、ビールとの割合は、好みにより七三または四分六に合わせてすすめます。

シェリー・コッブラー (Sherry Cobbler)
 これは「クラレット・コッブラー」の場合のクラレットを、シェリーに代えて調合してすすめます(「C」の項参照)。

シェリー・フリップ (Sherry Flip)
 これは「B」の項で説明しました「ブランデー・フリップ」の場合のブランデーを、シェリーに代えるほか、すべて同じに調合してすすめます。


【注1】 サラトガは米カリフォルニア州の都市。ワイン産地で知られる。

【注2】 ボルドー産の赤ワインのこと(「C」の項の【注4】を参照)。

【注3】 「サウターン」は現代の表記では「ソーテルヌ」。ここではソーテルヌ産の白ワインを指す。ソーテルヌはボルドー地方を流れるガロンヌ川の中流にあり、高級な甘口白ワインを産することで有名。

【注4】 現代の表記では「シャンディ・ガフ」。今日ではエールに限らず、ビールとジンジャー・エールのカクテルを指す。カクテル史に詳しい某BARのマスターによれば、「ガフ」には英俗語で「真似る」「物まね」との意があり、「Shandy」というカクテルを真似たことからこの名が付いたという説もあるという。なお原著では「Guff」となっていたが、これは「Gaff」の誤植と思われるので、復刻版では修正した。


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Last updated  2020/11/10 08:02:28 PM
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うらんかんろ

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kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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