Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2022/05/05
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カテゴリ: ITTETSU GALLERY
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 ITTETSU GALLERY:もう一つの成田一徹(541)~(560)

 バー・シーンを描いた切り絵で有名な成田一徹(1949~2012)ですが、実は、バー以外をテーマにした幅広いジャンルの切り絵も、数多く手掛けています。花、鳥、動物、職人の仕事、街の風景、庶民の暮らし、歴史、時代物(江戸情緒など)、歴史上の人物、伝統行事・習俗、生まれ故郷の神戸、小説やエッセイの挿絵、切り絵教則本のためのお手本等々。

 今回、バー・シーンとは一味違った「一徹アート」の魅力を、一人でも多くの皆さんに知ってもらいたいと願って、膨大な作品群のなかから、厳選した逸品を1点ずつ紹介していこうと思います(※一部、バー関係をテーマにした作品も含まれますが、ご了承ください)。
※故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします。


(540)作品名不詳の挿絵<40>  1990年代前半?
 ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。椅子に座った後ろ姿の男性。傍らのテーブルにはブランデーグラスが。その男性と向き合うもう一人の男性(椅子の輪郭は極力少ない線で表現し、背広の柄には珍しくスクリーン・トーンを使っている)。これも、おそらくは海外のミステリー系小説のための挿絵として制作されたのだろう。





(541)作品名不詳の挿絵<41>  1990年代前半?
 ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。力いっぱいに相手の首を絞める男。抵抗する相手。これは、まさに殺人を犯している瞬間を描いた一枚。これも、おそらくは海外のミステリー系小説のための挿絵として制作されたのだろう。





(542)作品名不詳の挿絵<42>  1990年頃?
 ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。ベッドに横たわる女性を見舞う男性。シンプルな線だけで描かれた図柄は、プロデビュー(1988年)直後の時期に、おそらくは海外のミステリー系小説のための挿絵として制作されたのだろう。





(543)作品名不詳の挿絵<43>  1990年半ば?
 ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。向い合った相手に、白い封筒から取り出した写真のようなものを見せる男。これは恐喝の現場か? それとも調査を依頼された私立探偵が、「動かぬ証拠」を示しているのか? あれこれ想像が駆け巡るシーン。これも、おそらくは海外のミステリー系小説のための挿絵として制作されたのだろう。





(544)作品名不詳の挿絵<44>  1990年半ば?
 ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。バーの店内。今まさにコートを着よう(脱ごう?)とする客が、カウンターにいた別の客から言葉をかけられ、驚きの表情を見せているというシーン。これも、おそらくはミステリー系小説のための挿絵として制作されたのだろう。





(545)作品名不詳の挿絵<45>  1980年後半?
 ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。酒を飲みながら、和気あいあいと語り合う外国人の男女。男は女性の手を握っていることからして、二人は恋仲か? カッティングの特徴、作風からして間違いなくプロデビュー前後の初期の作品。これも、おそらくはミステリー系小説のための挿絵として制作されたのだろう。





(546)作品名不詳の挿絵<46>  1990年半ば?
 ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。左ハンドルの車を運転する男性。向かう道の両側には森が広がる。助手席の女性との距離は、なぜかやや遠い。二人はどういう関係なのか? 二人はどこへ向かっているのか? あれこれと想像してしまう。これも、おそらくは海外のミステリー系小説のための挿絵として制作されたのだろう。





(547)作品名不詳の挿絵<47>  1990年前半?
 ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。黒い雲間からは何本もの光が差し込み、その下では子供たちが輪になって、手をつないでいる。ミステリアスな雰囲気に満ちたシーンだ。これも、おそらくは海外のミステリー系(またはSF系)小説のための挿絵として制作されたのだろう。





(548)作品名不詳の挿絵<48>  1990年前半?
 ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。外国人風の口髭の男性。カウンターに寄りかかっているのか、それともしゃがみ込んでいるのか…? タバコを手にして、何か考え込むような表情が、斜め後ろから描かれている。構図から見て、これも、おそらくは海外のミステリー系小説のための挿絵として制作された作品だろう。





(549)作品名不詳の挿絵<49>  1990年半ば?
 ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。2人の女性がテーブル越しに向かい合い、何やら話し合っている。何か大事な相談なのか、向こう側の女性の表情は真剣だ。手前の女性の背中は、少し落ち込んでいるようにも見える。これも、おそらくはミステリー系小説のための挿絵として制作された作品と思われる。





(550)作品名不詳の挿絵<50>  1990年前半?
 ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。何かを悩むような表情の男。髪は少し乱れ、ワイシャツの一番上のボタンは開いたまま。向こうには洋館らしき建物がシルエットで描かれている。これも、おそらくは海外のミステリー系小説のための挿絵として制作されたのだろう。





(551)作品名不詳の挿絵<51>  1990年前半?
 ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。狭い空間で何か作業をしている男。サーチライト付きのヘルメットをかぶり、何かをのぞき込んでいる様子。これは果たして、ミステリー系小説のための挿絵か、それとも何か別のエッセイか記事の挿絵か。







(552)作品名不詳の挿絵<52>  1980年代後半?& 1990年前半?
 ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。いずれも「釣り人」をテーマにした切り絵。作風から、1枚目の絵はプロデビュー(1988年)前後の頃と思われる。この2枚、あまりミステリー小説の挿絵っぽくはない。誰かのエッセイの挿絵か、それとも一徹氏にしては珍しい、釣り専門雑誌からの依頼だったのか。





(553)作品名不詳の挿絵<53>  1990年前半?
 ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。受話器を耳につけるスーツ姿の男。目の前の机には幼稚園の制服らしきものと裁縫道具。この奇妙かつアンバランスな取り合わせから、貴方は何を想像するか? これも、おそらくはミステリー系小説の挿絵として制作されたと思われる。





(554)作品名不詳の挿絵<54>  1990年前半?
 ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。1万円札を手に取り、じっと見つめ、考え込む男。この男は刑事か、それとも私立探偵か? 何かの事件の捜査なのか? これも、おそらくはミステリー系小説の挿絵として制作されたと思われる。











(555)作品名不詳の挿絵<55>  1990年前半~後半?
 ※何の媒体のための、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。今回は「手」をモチーフにしてアップで描いた作品ばかりを集めてみた。それぞれ、何を意図して制作されたのか、想像を巡らせてほしい。1~3枚目は誰かの何かのエッセイの挿絵、4枚目のナイフと組み合わせたものは(おそらくは)ミステリー系小説の挿絵だったと思われる。





(556)作品名不詳の挿絵<56>  1990年半ば?
 ※何の媒体のための、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。今回は警官、バックは摩天楼のビル群。なので、彼はおそらくは、ニューヨーク市警の警官。これも、海外のミステリー系小説の挿絵として制作されたと思われる。





(557)作品名不詳の挿絵<57>  1990年前半?
 ※何の媒体のための、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。暖炉の前で、酒を酌み交わしながら、二人の男性が談笑している。二人は何を話しているのか、二人は友人なのか、それとも? これも、おそらくは海外のミステリー系小説の挿絵として制作されたと思われる。





(558)作品名不詳の挿絵<58>  1990年前半?
 ※何の媒体のための、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。ビリヤード台のそばで、二人の男が話し合っている。手前の男は台に手を置き、向こう側の男が打つのを制しているようにも見える。表情からは、あまり楽しそうな話題ではないようだ。これも、おそらくは海外のミステリー系小説の挿絵として制作されたと思われる。





(559)作品名不詳の挿絵<59>  1990年前半?
 ※何の媒体のための、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。訪ねてきた刑事らしき?男。ドアを少し開けて、老女が少し顔を出している。男は用件が済んだのか、部屋から離れていくが、少し振り返る。老女が何か言葉をかけたのかどうか…。これも、おそらくは海外のミステリー系小説の挿絵として制作されたと思われる。





(560)作品名不詳の挿絵<60>  1990年半ば?
 ※何の媒体のための、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。バーのカウンターでウイスキー(?)をロックで楽しむ男たち(ロックグラスの風変わりな形が少し気になる)。かなり縦長の画面に描いた作品だが、これも、おそらくはミステリー系小説の挿絵として制作されたと思われる。



【お願い】もし何の作品(小説またはエッセイ等)の挿絵として制作されたのか、ご存知の方(または何か手掛かりをお持ちの方)はご教示くださいませ。→ arkwez@gmail.com まで。


◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします (著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。

※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、 こちらへ

★過去の総集編ページをご覧になりたい方は、 こちらへ。

【Office Ittetsuからのお願い】成田一徹が残したバー以外のジャンルの切り絵について、近い将来「作品集」の刊行を計画しております。もしこの企画に乗ってくださる出版社がございましたら、arkwez@gmail.com までご連絡ください。


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kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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▼Bar UKでも愛用のBIRDYのグラスタオル。二度拭き不要でピカピカになる優れものです。値段は少々高めですが、値段に見合う価値有りです(Lサイズもありますが、ご家庭ではこのMサイズが使いやすいでしょう)。 ▼切り絵作家・成田一徹氏にとって「バー空間」と並び終生のテーマだったのは「故郷・神戸」。これはその集大成と言える本です(続編「新・神戸の残り香」もぜひ!)。
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