ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Jul 18, 2006
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 友人のローレンス氏が大枚はたいてピアノを購入したとのこと。見せびらかしたいとおっしゃるので、今日はみんなでご自宅に押しかけた。

 さて、我々が到着するやいなや、別に頼んでもいないのに(?)彼のリサイタルが開幕。
 「それではまず、I'm going to play Bach.(バッハを弾きます)」とのたまう。はたして腕前を披露するのかと思いきや、なんとこのピアノ、自動演奏機能付き。彼がボタンをひとつピッと押すと、バッハの神聖なる調べが部屋じゅうに広がった。
 ほかにもいろんなディスクをお持ちのようで、僕らのリクエストにいろいろ応えて play してくださった。

 自動演奏機能付きのピアノなんて今どきお常識なのかもしれないけど、自分にとってはまだまだ新鮮。見てて全然飽きない。
 鍵盤はもちろん、ペダルも勝手にパコパコ上下するのって、透明人間が弾いてるみたいで愉快だし、かつ不気味。
 何はともあれ、楽しい「リサイタル」だった。

 ローレンスに先を越されたものの、自分もそろそろ本物のピアノを買うべきか悩んでたところだった。

 でも、上手くないからホンモノが必要ないのか、ホンモノを使って練習しないから上手くならないのか、真相は不明。
 ただ、将来ホンモノのピアノを買うとしても、自分の場合、経済的な理由により中古になると思う。まして、透明人間用ピアノなんて夢のまた夢。

 それもあって、いろいろと中古ピアノの値段の相場を調べてみたのだけれども、複数の友人や楽器商から興味深い話を聞いた。
 ここアメリカで出回っている中古ピアノは、日本から取り寄せられたものが圧倒的に多いということ。日本のピアノは中古でも品質が劣化しない優れものであるにも関わらず、日本人は一般に中古品を好まないので、なかなか買い手が付かないらしい。よって、値が下がる。
 だから、送料を考慮したとしても、アメリカで中古を買うなら日本製のがお買い得なのだそうだ。

 何ごとも新しいほうがいいとする日本の消費者の「畳と女房」的心理は自分にもよく理解できるし、自動車をはじめ、いろんな日本の中古品が国外に流出しているのは有名だけど、日本製の高品質の中古ピアノが廉価で手に入るとは思いもよらなかった。
 購入を前向きに検討してみようとちょっとだけ思い始めている。





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最終更新日  Jul 20, 2006 07:27:47 PM
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