ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Oct 4, 2007
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カテゴリ: 日常
 秋の夜長、いろんな過ごしかたがあるでしょうけど、僕はなぜか週に一度のイタリア語講座に通うはめになりました。別に習いたいわけじゃなかったし、むしろ習いたいことはほかにもあったのに、気が付いたら受講を申し込んでおり。

 すぐに挫折するだろと周囲に冷やかされつつ、一応は出席し続けてます。

 授業は近所の中学校を借りて。昼間は賑やかなはずの校内も、夜になると不気味なまでに静まり返ってて。

 テレビや映画で観るようなアメリカンな校舎。廊下には個人用ロッカーが立ち並び、掲示板にはポスターがベタベタ貼られてます。しかも、よく見ると、「今月の目標: 銃 や 麻薬 の誘惑に負けるな」とか……。

 同じ受講生のアメリカ人たちは、そんな校内の雰囲気を懐かく思い出しながらか(?)、中学生用の小さな机と椅子にお行儀良く巨体を沈めながら、一斉に「ぼんじょぉるのぉ~」とか大声で言ってます。
 妙に可笑しく、そこはプチ非現実空間と化します。

 それにしても、クラスメートたちはほんとにイタリア語の母音 a e i o u の発音が下手。たぶん発音は僕がクラスで一番上手いかも。日本語的に発音すればいいわけだし。今夜も講師のおじいちゃんに発音を褒められました。



 どんなに自分は国際派と自覚してるアメリカ人であっても、しょせん奴らは心のどこかで、全世界の人類が英語をしゃべるべきと考えてるわけです。外国語を懸命に学んでるふりをしてる彼らの面影のどこかに、「世界の共通語」英語を母国語とする国民ならではの余裕なぞを僕は見出すのです。うまく説明できないけど。

 なぜ come はカムじゃなくてコーメと読むのかが奴らは理解できない。いちいち先生に喰ってかかるので、授業は全然先に進みません。ほんとにペチャクチャよくしゃべる。

 それに先生も先生。イタリア人のくせしてシャイ。生徒たちの突拍子もない質問攻撃にタジタジ。

 そして僕は彼らのそんなやりとりを傍観しながら、移りゆく季節に想いを馳せてるわけであります。





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最終更新日  Oct 6, 2007 07:51:20 AM
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