ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Oct 5, 2007
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 弦楽四重奏を聴きに行った。
 このボロメオ四重奏団って、バイオリンの二人は男性で、中低弦は女性。(どーでもいーことだけど)今までいろんなカルテットを見てきたなかで、この組み合わせは初めてかも。

borromeo.jpg
http://www.borromeoquartet.org/

 一曲めは ハイドンのニ長調、作品76-5 。なんかハイドンらしくないなというのが第一印象。そうゆう曲なのか楽器なのか弾き方なのかホールなのか、妙にカタいよーな。
 雑学としては、この曲、ファーストにハイFが出てくる。ハイドンの音楽で最も高い音はDだと思い込んでたけど、それを上回る音がこんな曲に隠れていたとわっ。
76 5.JPG

 続いて ショスタコービチの7番嬰ヘ短調
 2楽章はセカンドのクリストファーさん、熱演。
 終楽章のフーガは、もっとブチ切れても許されたか。ショスタコだし。でも一歩手前で抑えておいて、ニヒルな笑いを浮かべてるショスタコ像ってのも、それはそれで味わい深くもあり。

*****

 後半は ベートーベンの変ロ長調作品130の「大フーガ」作品133付き 。

 最後の大フーガ楽章はもちろん圧巻だったけど、前半の緊張感にもシビれた。2楽章プレスト(別名「南原ばんばんばんっ」)のような短編をビシッとまとめて、メリハリがあった。

 ただ、一緒に聴いてた友だちの何人かは、この曲の構成に多少とまどってたみたい。ベートーベンは作品18に限ると豪語してるケーティは、晩年の曲は「難解だし、いつ拍手していいかわかんないから」苦手とのこと。
 ボロメオ四重奏団の今夜の演奏は、作品133の大フーガを作品130の終楽章として弾くというスタイル。配布されたプログラムの解説には、作品130の終楽章を弾いてから作品133を弾く、みたいな誤解を与える書き方がされてて聴衆は混乱。

 解説を執筆した主催事務局のオヤジ(知人)に文句を申し上げなきゃと思って終演後に会場内で彼を捜したけど行方不明。失踪したかとみんなで笑ってたら、どうやら先ほどお孫さんが産まれて、娘さんのところに駆けつけたらしい。

*****

 奏者を囲んでの軽い懇親会にもちゃっかり参加してきた。彼らはついこないだ日本に行ってたとのこと。いつもかなり過密なスケジュールで飛び回ってるみたい。今日も深夜に八時間も運転してきたとか。



 元淵さん曰く、来年はバルトークの全六曲を一夜で弾くという(ブッ飛んだ)企画がニューヨークであるとのこと。そのときは是非伺いますと約束してお別れした。





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最終更新日  Oct 7, 2007 05:39:58 AM
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