ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Nov 10, 2009
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カテゴリ: 映画、テレビ
 秋の夜長、愛しの我が母国に想いを馳せてみる。そして、あの懐かしき日本語の響き。

 最近なんとなく自覚することなのだけれど、自分にとっての「日本語らしい日本語」とは、ずばり「七五調」。その独特のリズムに対して、ニッポンの縦文字文化を誇らしく感じ、郷愁の念に駆られるらしい。

 というわけで、本日のお題は七五調(笑)。

 思えば、前世紀の日本の街かどにはもっと七五調が溢れてたと記憶している。なのに今はほとんど見聞きしない。

 お偉い日本語学者さまが鼻息荒くして嘆いていらっしゃるところの、「ら」抜き言葉だの、若人の使う短縮言葉だのは別に気にならないけれど、僕はむしろ大衆文化から七五調が消えていってることを憂う。それってやっぱりマンモス悲ピー。

 今、絶滅の危機に瀕している七五調文化。その復興を強く願い、勝手ながら、以下に自分の気に入ってる(昭和の)名文句をまとめておきたく思ふ。


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本や映画/テレビの題名
 悪魔が来りて笛を吹く、 思えば遠くへ来たもんだ、 私をスキーに連れてって、 セーラー服と機関銃、 101回目のプロポーズ、 世にも奇妙な物語、 母をたずねて三千里、 題名のない音楽会、 銀河鉄道スリーナイン、 ドクタースランプアラレちゃん、 美少女戦士セーラームーン、 まんが日本昔ばなし(笑)

外国作品の邦題
 ライ麦畑でつかまえて、 アルジャーノンに花束を、 暗くなるまでこの恋を、 小さな恋のものがたり、 フェリスはある朝突然に

歌謡曲の曲名 (無限にありそう。追悼、阿久悠さん)
 銀座の恋の物語、 夜霧よ今夜もありがとう、 長崎は今日も雨だった、 浪花節だよ人生は、 哀しみ本線日本海、 津軽海峡冬景色、 男と女のラブゲーム、 遠くで汽笛を聞きながら、 いちご白書をもう一度、 学生街の喫茶店、 狼なんか怖くない、 私の彼は左利き、 ブーツを脱いで朝食を、 僕はこの瞳で嘘をつく、 もしもピアノが弾けたなら、 ギザギザハートの子守唄、 ギンギラギンにさりげなく、 チャールストンにはまだ早い、 チャコの海岸物語、 C調言葉に御用心 、 夏の終りのハーモニー、 ラブストーリーは突然に、 昔の名前で出ています


*****


 要するに、昭和モノはいくらでも次々と思い浮かぶのに、ここ数年の例がほとんど出てこないのだ。
 「それでもボクはやってない」とか「バラッド、名もなき恋の歌」とかぐらいか。


 「バブルへGo、タイムマシンはドラム式」と「東京タワー、オカンとボクと時々オトン」。
 字余りなとこが、ますますジャパネスク。

 とにもかくにも、自分の場合、横文字文化で暮らしてるぶん、縦文字への感性が研ぎ澄まされてきているのであらう。←日本語観がどんどん歪んでってるということでもある

 七五調ってクセになるので、ハマってしまうとかえって危険。全然七五っぽくないのに七五に聞こえてきたら要注意。「笑っていいとも増刊号」とか「前川清とクールファイブ」とか(笑)。


追記

 何を隠そう、僕はご幼少の頃、交響詩「ツァラトゥストラはこのように語った(かく語りき)」という曲のことを、「ツァラトストラは かくごりき 」と読んでて、あ、七五調でいい曲名だなー、とマジで思ってました(笑)。





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最終更新日  Nov 12, 2009 09:58:55 AM
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