全185件 (185件中 1-50件目)
1月下旬に、6泊8日で、フィンランドの北部(ラップランド)のイナリ湖畔に行ってきました~。 本当は秋に北極圏の紅葉を見に行こうと思っていたのですが、事情により冬に急遽変更しました。 ラップランドの自然を満喫する一人旅です。(ストレスが溜まっていたので) 旅の日程は、次の通り 1日目 成田からヘルシンキへ(飛行時間9時間半、時差7時間) ヘルシンキから国内線でイヴァロ空港へ(飛行時間2時間弱) イヴァロ空港から、ホテルまで車で約1時間 一日目は移動日です。元々低血圧なので、飛行機の中でじっとしていて、血圧が下がってしんどかった。 イヴァロのこの日の気温はマイナス11度。2日前は、マイナス35度だったそうです。私の滞在中は、大体マイナス11度くらいでした。 2日目 凍ったイナリ湖の上を、スノーモービルで移動します。この日は、一日で往復50キロ位運転しました。 イナリ湖は、琵琶湖の2倍の広さがあって、小さな島が3300あるそうです。地平線まで凍った湖で、周りには、私達(私、オランダ人旅行客、冬の間だけそこで働いているフランス人、そのフランス人の義理の妹、フィンランド人ガイド)しかいません。とても静かで、太陽の光が弱くて、幻想的な景色でした。 トナカイ牧場を訪れました。トナカイは、基本的には放牧されていますが、ソリをひくものだけは、訓練のために飼われています。トナカイのソリに乗せてもらって、サーミ人(何千年も前から、ユーラシア北部でトナカイを飼って暮らしている人々)の暮らしについて、話しを聞かせてもらいます。 この日の夕食は、トナカイ肉のソテー。マッシュポテトの上にトナカイ肉のソテーが乗っていて、ベリーのソースをつけて食べます。味は、ちょっと生臭い感じ。私は好き嫌いが無いので食べられますが、ラム肉などが苦手な人は、食べられないかも。 3日目 スノーシューで森の中をハイキング。とても静かで、キツネとトナカイの足跡しかありません。松と白樺と、ベリーが生えています。この時は、動物と遭遇しませんでした。イナリ湖の湖面に穴を開けて、アイスフィッシング。1時間やって、何も釣れませんでした。スノーモービルで、ロシア国境まで近づきました。■写真はこの時のもの。見渡す限り、凍った湖で、空は、太陽の光が弱くて、白ではなく、青や、赤が混ざって、薄いベールがかかっているようです。とても静かで幻想的で、私とガイドの二人しかいません。目の前の島の手前に、トナカイが6頭、群れでいました。この後、もっと近づいたのですが、写真を撮っている隙の無い内に、逃げられました。 この旅の中で、一番感動した瞬間です!! 4日目 サーミ文化の博物館「シーダ」を訪問。 帰り道に、街のスーパーで買い物しました。 この日の夜は、宿泊先が同じで、一緒にトナカイ牧場に行ったオランダ人旅行客の方が、私と、ホテルの受付兼コックの女性のために、スパゲティを作ってくれました。 5日目 イナリ湖の湖面でクロスカントリースキー。へたくそで、滑っているとはいえませんでした・・ この日で、ラップランドとはお別れ。ラップランドが好きになりました。 イヴァロ空港から、ヘルシンキへ ヘルシンキ市内は、0度前後。温かい日です。 ホテルにチェックインしたら夕方だったので、ちょっとだけ買い物に行きました。円高なので食器を買い込もうと、イッタラ(食器)のコンセプトショップを見に行きました。お土産用のお菓子をたくさん買いました。 日本でも有名なお菓子の「ファチェル」のカフェで、ケーキをたらふく食べました。 6日目 世界遺産のスオメンリンナ島を観に行きたかったのですが、船が1時間に1便しかなく、ラップランド滞在の疲れと寒さで、吐き気がしてきたので、止めました・・ 陶器のアラビア社(イッタラなどのブランドがある)の工場を見に行きました。工場の隣のアウトレットショップで、大量の食器を買い込みました(これが、ものすごい重さになり、抱きかかえて、飛行機に乗ることになります)。 テンペリアウキオ寺院、国立現代美術館キアズマを見学しました。 7日目 出発日 17時半頃の便で発つ予定だったので、14時頃まで、ヘルシンキ市内を観光しました。 ウスペンスキー寺院、ヘルシンキ大聖堂、アテネウム美術館、デザイン博物館を見学 ヘルシンキ市内では、夜、コンサートに行こうかとも思っていたのですが(プログラムを調べたら、シベリウスの演奏会は無かったけど)、旅の疲れで、とてもそんな元気は無かったので、ホテルで早々に寝てしまいました。 事前に、シベリウスの交響曲を聴いていたのですが、滞在中は、あまりイメージがマッチしませんでした。ラップランドと、ヘルシンキ市内しか滞在しなかったせいかな?これからもう一度聴いてみます。 楽しい旅でした。治安もよくて、街はよく整備されていて、ヘルシンキ市内の人は英語をよく話すし、快適な旅でした。フィンエアーの飛行機は、新しくて、飛行中に各座席からメールが出せます(2ドルから3ドルくらい)。料金は、クレジットカードの読み取り機が各座席にあって、そこで決済します。すごいですね~。
2009年01月31日
コメント(7)
あの桂小米朝さんが、上方落語の大名跡「桂米團治」を襲名されました。当代で五代目、四代目は、桂米朝(小米朝さんの父であり、師匠)さんの師匠だった方です。 全国30箇所で襲名披露公演が行われます。松竹制作で、京都の南座スタート、東京では、新橋演舞場でも公演がありました。 すごいですね~。まるで、歌舞伎役者、それも千両役者の襲名披露並です。 持つべき者は、人間国宝の父ですね~。 私も、小米朝さんは大好きです☆ 大阪御堂会館の勉強会にも行ったことがあります。 芸はもっと好きな落語家が何人かいます(米朝・枝雀・春風亭昇太など)が、素直な人柄と、華のある雰囲気が好きです☆ 落語家は、名前が変わると、芸風が変わる方が多いので、これからの米團治さんの変化を見るのが楽しみです☆ この日(10月20日、横浜・関内ホール)の演目は次の通り 桂 吉之丞 「動物園」 桂 団朝 「秘伝書」 立川 談春 「お花半七馴れ初め」 林家 正蔵 「味噌豆」 桂 文珍 「二十四考」 中入り 襲名披露口上 桂 南光 「義眼」 桂 米團治 「七段目」 米團治さんは、得意の「七段目」でした。何年か前に聴いた時より、パワーアップしています。芝居の真似が、ますます面白くなっています。当代の市川団十郎の真似もしていて、似ていました。客席から「成田屋!」の声がかかっていました。 豪華な出演者で、お祭りムードで、楽しかったです。 こうやって落語会を盛り上げるのも、桂米朝の息子の役割ですね。
2008年10月21日
コメント(0)
横浜にぎわい座 第五回「昇雀ゆかいな二人」(10月8日) 第3回から毎年聞いている落語会に今年も行きました。 桂 雀三郎さんも、春風亭昇太さんも爆笑型の落語の人なので、大笑い出来ます。 雀三郎、昇太さん、それぞれ2席ずつでした。 久しぶりの落語会で、大変楽しめました。 前座の方の演目は「みかん屋」、桂雀三郎さんは、「三十石夢の通路」をされていました。それ以外の演目は、忘れてしまいました。(反省)
2008年10月12日
コメント(0)
泉鏡花の世界の妖しく美しい女性を、玉三郎がどう演じるのか見たくて、観に行きました。2作とも、原作は以前に読んでいます。 夜叉ヶ池も良かったけど、高野聖だけ感想を書きます。 玉三郎は良かった。女の妖しさ、情のあるところ、笑いの部分もあって、素晴らしいと思いました。 海老蔵の演技に?? 僧侶の若々しさと純粋さは表現出来ていると思うのですが、女の色香の煩悩に迷う部分が表現されていないし、女の生い立ちを親仁から聞いた時の返答の台詞「そうですか」の言い様が、全く良くない!(だだ、普通に返事をしただけになっています。「明日は雨です。」「そうですか。」みたいな感じ。) 劇の最後の台詞(海老蔵が舞台で一人で言います)の言い様と、冒頭に登場した時の台詞の言い様が、全く同じに聞こえます。これでは、劇中で登場人物が何を経験して、どう変化したかが、分かりません。 台本の解釈が出来ていないのかな? 海老蔵の姿は、綺麗で好きなのですが、もっと表現力を磨いて欲しい。一、夜叉ヶ池(やしゃがいけ) 百合 春 猿 白雪姫 笑三郎 萩原晃 段治郎 穴隈鉱蔵 薪 車 畑上嘉伝次 寿 猿 黒和尚鯰入 猿 弥 万年姥 吉 弥 山沢学円 市川右 近二、高野聖(こうやひじり) 女 玉三郎 宗朝 海老蔵 薬売 市 蔵 次郎 尾上右 近 猟師 男女蔵 百姓 右之助 親仁 歌 六
2008年07月28日
コメント(0)
たまには本の感想でも書こうかと思って、最近読んだ本の紹介をします。 NHK出版・生活人新書「わかっちゃいるけど、痩せられない」 ダイエットや食生活に関する「わかっちゃいるけど、やめられない」行動について取り上げてあり、解説と、その行動をやめるためのアイデアが紹介してある。 「あー、こういうことって、私もやっている」というのが書いてあるので、自分の行動を客観的に見られて良かった。意識するだけで改善できる行動もあるので、この本を読んだおかげで減らせるカロリーがあった。 最近ベストセラーになっている本も出ている「行動経済学」を用いて人間の行動について解説してあるので、行動経済学についても知ることが出来る。 難しくない内容と文章だけど、著者は経済学の博士号を持っているので、学術的にしっかりとした内容になっている。最近の新書はエッセイのような、内容の希薄なものが多かったけど、これは、ちゃんと中身のある本だった。
2008年07月24日
コメント(2)
素晴らしかったよ♪ チケットが発売された時点では、イタリアオペラのアリアが曲目になっていたのですが、曲目が変更されて、アンコールになるまで、知らない歌が多かった。知っている歌だったら、楽しみが3倍だったかも知れない。 でも、新しい歌と出会えたのも良かった。 アンコールでは聴きたかったアリアが聴けました☆ 素晴らしかった♪ 森さんのオペラ出演があるなら、是非観に行きたいと思いました。 良いコンサートの後は、声で耳も頭も心も満たされますね。 曲目は次の通り 成田為三:浜辺の歌 越谷達之助:初恋 山田耕筰:からたちの花 ブラームス:間奏曲イ長調Op.118-2(ピアノ・ソロ) R.シュトラウス:4つの最後の歌AV.150より 眠りのとき/夕映えのとき マーラー:交響曲第4番ト長調より「われらは天上の喜びを楽しむ」 カルローネ:私の人生は海 オルフ:世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」より 少女が立っていた/イン・トゥルティーナ ベルク:7つの初期の歌より「ナイチンゲール」 カゼッラ:14世紀の3つの歌より「美しい鳥籠から」 グラナドス:組曲「ゴイェスカス」より「嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす」(ピアノ・ソロ) ストラヴィンスキー:歌劇「道楽者のなりゆき」より レチタティーヴォ「トムから知らせが来ない」カバレッタ「あの人のところへ行きましょう」 アンコール プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」より ムゼッタのワルツ「私が街を歩けば」 歌劇「ジャンニ・スキッキ」より「私の愛しいお父さま」 作曲者不詳 「千の風になって」 ドニゼッティ:歌劇「シャモニのリンダ」より「私の心の光」
2008年05月17日
コメント(2)
「知らざあ言って聞かせやしょう・・」以前から気になっていた白浪物を観てきました。 名台詞の多い芝居で、それを聞くのが楽しみでした。 浜松屋での弁天小僧の台詞。稲瀬川勢揃の場での名乗り。 ちょっと気になったのですが、浜松屋で娘に女装した弁天小僧が万引きする場面。登場人物の台詞には、「万引き、万引き」と出てきますが、江戸時代も、「万引き」という言葉があったのかな?歌舞伎の台詞って、江戸時代とは、変えてやっている部分があるのだと思うけど、どこがどう変化しているのか知れたら興味深いですね。 楽しめた舞台でした。出演者も豪華だった。 配役はしたの通り。一、通し狂言 青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ) 白浪五人男 序 幕 初瀬寺花見の場 神輿ヶ嶽の場 稲瀬川谷間の場 二幕目 雪の下浜松屋の場 同 蔵前の場 稲瀬川勢揃の場 大 詰 極楽寺屋根立腹の場 同 山門の場 滑川土橋の場 弁天小僧菊之助 菊五郎 日本駄右衛門 團十郎 南郷力丸 左團次 赤星十三郎 時 蔵 忠信利平 三津五郎 浜松屋宗之助 海老蔵 木下川八郎 松江 大須賀五郎 男女蔵 千寿姫 梅枝 川越三郎 市蔵 薩島典蔵 團蔵 伊皿子七郎 友右衛門 浜松屋幸兵衛 東 蔵 柵 田之助 鳶頭清次 梅 玉 青砥左衛門藤綱 富十郎二、三升猿曲舞(しかくばしらさるのくせまい) 此下兵吉 松 緑
2008年05月13日
コメント(0)
桂小米朝さんの独演会(5月8日)に行きました。横浜にぎわい座での独演会は、昨年10月以来です。 桂 二乗「普請ほめ」 桂 小米朝「八五郎坊主」 中入り 桂 歌之助「佐々木裁き」 桂 小米朝「百年目」 桂小米朝さんやる「八五郎坊主」は、初めて聞きました。桂枝雀さんから教わったそうで、わざとだと思いますが、枝雀さんの芸風がかなり入っています。「わあ、わわわわわ」とか、言い方も枝雀さんにそっくりです。面白かった。面白いけど、小米朝さんなりの「八五郎坊主」もその内聞きたい。 桂歌之助さんて、誰?と思っていたら、桂歌々志さんが去年1月に歌之助さんになったのですね。他人の出世は早いですね~。 小米朝さんの「百年目」を聞くのは3年ぶり(?)かな?以前、大阪の勉強会で聞いたことがあります。面白かった。 写真は、台湾の「新北投温泉」で撮った猫。台北から電車で30分の温泉街です。
2008年05月10日
コメント(0)
工藤官九郎脚本。工藤官九郎の作品を観るのは初めてです。 ストーリー 修学旅行で舞妓に出会って以来、舞妓に憧れる食品会社サラリーマンの主人公(安部サダヲ)は、お茶屋で舞妓さんと野球拳をするのが夢だった。仕事で結果をだせば連れて行ってやると社長に言われ、奮闘の結果、念願のお茶屋デビューするが、主人公の前には、舞妓を巡ってのライバル、野球選手の内藤(堤真一)が現れる。 うーん!全体的な感想としては、あまり面白くなかった。 始めは、ギャグや筋の運びなど、「面白い、面白い」と思ってみたのですが、主人公とライバルとの争いが、同じパターンの繰り返しで、つまらなく感じてしまった。最後は、上手くまとまっていた。 安部サダヲと堤真一の演技は素晴らしいと思った。 キャストなどは、下のサイトでどうぞ。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=326289
2008年04月13日
コメント(0)
面白かった!監督・脚本の松尾スズキは、劇団「大人計画」の主宰者なので、劇中のギャグが、小劇場でやっている演劇らしくて面白い。 ストーリーは、睡眠薬のオーバードーズで、精神科の隔離病棟に入院した主人公(内田有紀)が、自分の過去を振り返り、再生して行く物語。ギャグが多いし、軽いタッチで、重くなくて、良かった。 劇団「大人計画」の脚本家の工藤官九郎が、内田有紀の恋人役で出ていました。 キャストなどは、下のサイトでどうぞ。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=327423 長い間、ブログを放置していました。 特に忙しい訳でも、体調不良でもなく、ただ、今年になってから、観劇の機会が少なかったからです。替わりに、戯曲を色々読んでいました。 また、よろしくお願いします。
2008年04月06日
コメント(0)
公開中の作品なので、詳しくはここに書かないことにします。 やっとナイロン100℃の舞台を見た! 面白かった!良かった! 「わが闇」というのは、誰もが人生で抱えている心の闇、周囲の人々との関係の「軋み」を扱っている。(パンフレットとは違う内容に出来上がってる。) 笑いもあるし、最後は上手くまとまっている。 演出とストーリーがぴったり合っていて、演出の効果がすごいなあと思った。 素晴らしい劇だと思った。 作・演出ケラリーノ・サンドロヴィッチ出演犬山イヌコ みのすけ 峯村リエ 三宅弘城 大倉孝二 松永玲子 長田奈麻 廣川三憲 喜安浩平 吉増裕士 皆戸麻衣岡田義徳 坂井真紀 長谷川朝晴
2007年12月11日
コメント(0)
モロ師岡の一人コントが面白かった。 昇太さんは弟子を二人とったそうで、一人は昇々さん、もう一人は、昇吉さんです。今回は、昇々さんが前座でした。かわいい顔ですね。女性に人気が出そうです。 春風亭昇太「宴会の花道」「茶の湯」 モロ師岡 一人コント 他に、昇太さんとモロ師岡さんのトークがありました。 昇太さんの「宴会の花道」は、一年前に聞いた時の記憶が鮮明なので、いつものように大笑い出来ませんでした。 「茶の湯」は、サゲを気に入っていると仰っていました。私は、特に、好きなサゲではありません。 モロ師岡さんのコントを見るのは初めてで、めちゃめちゃ面白かった! でも、老人が病院に診察に行くネタで、最近、病気のネタをする芸人が多いのが気になる。10代後半から、20代、30代前半には、流行のものなど共通の話題がいろいろあるけれど、それ以上の年代には、病気の話題しか、共通の話題がないからかな?これは、この年代の文化が空白になっているのではなく、この年代に文化的なものを提供を出来る人がいないことが問題ではないかと思う。 今回は、モロ師岡さんを知るきっかけになって良かった。
2007年12月07日
コメント(0)
去年も楽しんだにぎわい座での上方落語会が今年もありました。 上方の大きな一門からまんべんなく出演者が出て、とりは桂春団治さんです。 出演者と演目 林家 市楼 「つる」 桂 福矢 「打飼盗人」 桂 団朝 桂 文福 落語はやらず 中入り 笑福亭 鶴二 桂 春団治 「親子茶屋」 団朝さんと鶴二さんのどちらかが「寄合酒」をされていました。残りのひとつは、演目を忘れました。歳ですね。メモを取らないとだめですね。 文福さんは落語はやらずに、ずっと話をしていました。去年もそうだったような・・・ 福矢さんと文福さんは、かなり個性的な感じの人です。米朝一門の落語を聞くことが多かったのですが、米朝一門以外の方が個性的な人が多いですね。芸の話ではありません。性格だけの印象ですが。 どの方も面白いですが、やっぱり春団治さんが一番上手い。 楽しかったけど、少し物足りない気もします。よく聞く噺が多かったせいかな。もう少し、珍しい話もして欲しい。
2007年11月05日
コメント(0)
久しぶりに桂小米朝さんの落語を聞きました。 「地獄八景亡者戯」は、2年半前に、同じ小米朝さんの高座を聞いて以来です。この噺は、1時間近くあるのですが、その時勢に合わせたネタが盛り込まれます。 2年半前の内容を詳細に覚えていないので、比較出来ないのが残念。 今回は、「奥さんが冬ソナ旅行に出かけている」「閻魔大王と交際しているので援交」などが出てきました。(時勢といっても、冬ソナブームは、3年前ですよね。ちょっと古いけど、落語の客層にはこれでちょうど良いのかも。) 出演者と演目は 桂 佐ん吉「狸の賽」 桂 しん吉「親子酒」 桂 小米朝「稽古屋」 中入り 桂 小米朝「地獄八景亡者戯」 「狸の賽」は、前座の定番なのか、何度も聞いています。しん吉さんの「親子酒」に比べると、どこも悪いところはないように思えるのに、しん吉さんの方が面白い。芸って、すごいなあ。 小米朝さんは、相変わらず若く見えます。華やかな容姿。落語も面白かった。 楽しい落語会でした。
2007年10月11日
コメント(0)
牡丹燈籠が見たくて行きました。牡丹燈籠は、元は三遊亭円朝が作った落語です。今回の歌舞伎は、劇中に三遊亭円朝が出てきて、高座をする場面のある脚本です。落語の牡丹燈籠は聞いたことがありません。上方落語にはないので、上方落語を聞いている私は、機会がありませんでした。今度、公演情報を見かけたら、聞きたいと思っています。 「怪談 牡丹燈籠」 人間の欲や業を描いている作品です。今回の上演では、伴蔵とお峰は、執念深い欲深さではなく、浅はかな感じの欲でした。庶民的なお峰をさらっとした演技で演じている玉三郎のせいか、100両欲しさに深く考えずに主人を裏切る人に見えました。 一方、お国と源次郎の二人は、愛欲から人を殺しています。どちらも怖いですね。 昔ながらの日本の幽霊が出てくるのが懐かしかった。最近のホラー映画などには、こういう幽霊は出てきません。舞台装置を見て、昔の人が楽しんだ怪談は、こんな感じだったのだなあと思いました。 「奴道成寺」 実際に見るまでは、寝てしまうのではないかと心配していました。 観てみると、華やかで賑やかで、楽しかった。牡丹燈籠より印象に残りました。 キャストは下の通り一、通し狂言 怪談 牡丹燈籠(かいだん ぼたんどうろう)第一幕 大川の船 高座 新三郎の家 平左衛門の屋敷 伴蔵の住居 高座 伴蔵の住居 萩原家の裏手 新三郎の家 第二幕 野州栗橋の宿はずれ 高座 関口屋の店 同 夜更け 夜の土手の道 幸手堤伴蔵 仁左衛門 三遊亭円朝・船頭・馬子久蔵 三津五郎 萩原新三郎 愛之助 お露 七之助 女中お竹・酌婦お梅 壱太郎 お米 吉之丞 お国 吉 弥 飯島平左衛門 竹三郎 宮野辺源次郎 錦之助 お峰 玉三郎二、 奴道成寺(やっこどうじょうじ)白拍子花子実は狂言師左近 三津五郎 所化 亀 鶴 所化 薪 車 所化 萬太郎 所化 巳之助 所化 壱太郎 所化 新 悟 所化 尾上右 近 所化 隼 人 所化 小 吉
2007年10月09日
コメント(2)
9月9日(日曜日)千代田区内幸ホール 午後の部 桂雀々 3席 子ほめ・夢八・愛宕山ゲスト:春風亭 昇太 「おやじの王国」の話、タイトル不明 久しぶりに落語会に行きました。内幸ホールに行くのは初めてです。 好きな雀々さんの落語家生活30周年の独演会です。 子ほめ、夢八と、どんどん面白くなって、会場の笑いも大きくなりました。 愛宕山は、桂文枝さんのイメージが強くて、どんな感じになるのかな?と思っていたのですが、雀々さんなりの演出で、全く違う話のようになって、面白かったです。先人のイメージの強い作品をやるのは大変ですね。 30周年独演会の最終日だったので、最後の挨拶で雀々さんは涙声で話しておられました。やり遂げて泣く位、熱心に仕事をするのは、良いですね。 久しぶりの落語会で楽しめました。昇太さんも、もちろん面白かったです。
2007年09月19日
コメント(0)
ルワンダの内戦を描いた映画。内戦や戦争、差別などを描く映画として、よく出来た映画だと思う。 ルワンダの内戦については、ニュースで見ていましたが、こうやって映画を観ると、単なるニュースの情報だけでなく、自分なりに色々と考えてしまいました。 他国の内戦に世界の警察を自負している国や軍隊が介入することについて、私は、あまり賛成していなかったのですが、実際に100日間で100万人もの人々が虐殺されているという現実があるのなら、介入して一人でも犠牲者を減らせるのなら、介入するのも良いことかもしれないと思いました。 でも、他国が介入して内戦が静まったとしても、国としては、様々な問題と抱えていて、簡単には問題は無くならないのだろうなと思った。 あらすじは下の通りです。このあらすじは、all cinema online から転載しました。 1994年、アフリカのルワンダで民族対立が原因の大量虐殺事件が発生、欧米諸国や国連の無策が被害を拡大させる中、1200人もの人々をホテルに匿い、持ち前の機転と交渉力でその命を守り抜いた一人のホテルマンの奇跡の逸話を映画化。主演は「青いドレスの女」「オーシャンズ11」のドン・チードル。監督は「父の祈りを」の脚本で知られるテリー・ジョージ。日本では長らく公開のメドが立たずにいた本作は、有志による熱心な署名活動が実を結び晴れて公開実現の運びとなったことでも話題に。 1994年、ルワンダの首都キガリ。多数派のフツ族と少数派のツチ族の内戦はようやく和平交渉がまとまるかに見えたが、街では依然としてフツ族派ラジオ局が煽動的なプロパガンダを繰り返し不穏な空気に包まれていた。ベルギー系の高級ホテル“ミル・コリン”で働く有能な支配人ポール。ある晩帰宅した彼は、暗闇に妻子や近所の人たちが身を潜めているのを目にする。フツ族大統領が何者かに殺され、これを契機にフツ族の人々がツチ族の市民を襲撃し始めたのだ。ポール自身はフツ族だったが、妻がツチ族だったことから一行はフツ族の襲撃を逃れミル・コリンに緊急避難する。外国資本のミル・コリンはフツ族の民兵たちもうかつには手を出せなかった。そのため、命からがら逃げ延びてきた人々が続々と集まってくるのだが…。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=323478 写真は西表島のマングローブ林。
2007年07月16日
コメント(0)
写真は、イシガキトカゲです。 西表島に旅行に行ってきました。西表島の山の中でイシガキトカゲを見かけました。 あんまりにも綺麗だし、写真を撮れたのが嬉しかったので、ここに載せることにしました。
2007年07月08日
コメント(4)
あまり面白くありませんでした。監督のジャン・コクトーは、小説も戯曲も好きで、映画「双頭の鷲」は好きなのですが、今回のは好きになりませんでした。 キャストなどは下のサイトでどうぞ。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=3890
2007年06月13日
コメント(0)
個性的な家族が主人公のコメディ。ミスコン優勝が夢の女の子と、独自の成功理論を出版しようとしている父、失恋が原因で自殺未遂した叔父、パイロットになるために口をきかない兄、麻薬常習者の祖父が、ミスコンの開催地まで車で旅をする。 笑う場面も多かったけど、シリアスな場面を多かった。心の交流の無い家族が、最後には絆を得る様子が描いてある。 家族が仲良くなってゆく過程が、ありきたりなものでないのが、素晴らしいと思った。アメリカ映画によくあるような、娘がミスコンで成功し、家族全員で喝采を浴びる、という終わり方じゃなかったのが、良かった。 キャストなどは下のサイトでどうぞ。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=326063 写真は、最近公園で撮ったものです。黄色い花は、タンポポかな??
2007年06月07日
コメント(2)
久しぶりにオペラのDVDを観ました。何か観たいな~、と思ってCD屋さんで見つけました。どこかで見たようなキャスティングだと思ったら、カラヤン指揮のCDと同じです。1990年のザルツブルク祝祭のキャスティングで、カラヤンが亡くなったので指揮者がショルティになったのでした。 良かった!やっぱり私は、ヴェルディの作品が好きです。ドミンゴの歌声も、聴いていると、顔がにやけてしまいます。 「仮面舞踏会」を聴くのがあまりに久しぶりだったので、ストーリーを忘れていました。グスターヴォ三世は、殺されるのですね。 これと、カラヤン指揮のCDの演奏を比べるのも良いですね。 キャスティングなどは、下の通り。 演出:ジョン・シュレジンジャー ウィーン・フィルハーモニ管弦楽団 指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ ウィーン国立歌劇場合唱団 グスターヴォ三世 プラシド・ドミンゴ アンカルストレーム伯爵 レオ・ヌッチ アメーリア ジョセフィーン・バーストゥ ウルリカ フローレンス・クイヴァー オスカル スミ・ジョー
2007年05月19日
コメント(12)
狂言を観るのは久し振り!狂言は半年振り、能は2年振りです。 狂言の「鬼瓦」はキャストが良いので観に行きました。面白かったけど、短い話だったのが残念、もっと観ていたかった。 能の「兼平」は、実際に始まるまでは、寝てしまうのではないかと心配していました。能を観るのは今回で人生2度目で、前回の「隅田川」の時、ウトウトしていました。 ところが、観てみると、面白い!修羅能と言って、戦場で死んだ武士が亡霊になって出てきて、自分の供養を僧に願う物語です。こんな感じなら、また能を観たいなあ。 キャストは下の通り 狂言「鬼瓦」 シテ 大名 茂山千作 アド 太郎冠者 茂山千之丞 能「兼平」 前シテ 老人 後シテ 今井兼平 寺井良雄 ワキ 旅僧 村瀬 純 ワキツレ 従僧 村瀬 提 村瀬 慧 アイ 渡し守 茂山正邦 笛 寺井 久八郎 小鼓 幸 清次郎 大鼓 柿原 博光 後見と地謡は省略させて下さい。
2007年05月09日
コメント(0)
前作「蛇イチゴ」を見た監督です。 「蛇イチゴ」も良かったけど、「ゆれる」も良かった! 家族の間の心のもつれや動きを描くのが上手い監督だと思います。前作もそうでした。 今回の映画は、どうして、弟が、兄を刑務所に入れるまでの嘘をついたのか、少し疑問も残りますが、ストーリーにそこまで合理性を必要としなくても良いと思うので、良く出来た素晴らしい脚本だと思いました。 出演者などは、下のサイトにあります。http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=324256 あらすじ「蛇イチゴ」で注目を集めた新鋭・西川美和監督が、オダギリジョーと香川照之という実力派2人を迎えて贈る上質のミステリー・ドラマ。ある出来事をきっかけに対照的な兄弟の間に巻き起こる心理的葛藤が巧みな構成で緊張感いっぱいに描かれてゆく。 東京で写真家として成功し、自由奔放に生きる弟・猛(タケル)。母の葬式にも顔を出さなかった彼は、その一周忌に久々に帰郷し、そこで父と共にガソリンスタンドを経営する兄・稔と再会する。猛は頑固な父とは折り合いが悪かったが、温厚な稔がいつも2人の間に入り取りなしていた。翌日、兄弟はガソリンスタンドで働く幼なじみの智恵子と3人で近くの渓谷に足をのばす。ところが、川に架かる細い吊り橋で、智恵子が眼下の渓流へと落下してしまう。そして、橋の上には呆然とする稔の姿が。橋の下にいた猛は惨事に気づき、動揺する稔のもとに駆け寄り落ち着かせる。兄弟の証言から、最初は不幸な転落事故と思われたが、数日後、稔が突然“自分が突き落とした”と自供したことから、事件の真相を巡って裁判へともつれ込む。猛は弁護士である伯父を立て、稔の無実を晴らそうと努めるが…。
2007年04月22日
コメント(0)
昭和天皇ヒロヒトに焦点を当て、敗戦直前からマッカーサーとの会見を経て人間宣言を決断するまでを描き、綿密な考証と想像力を駆使して天皇ヒロヒトのひとりの人間としての孤独と苦悩を見つめる。主演はイッセー尾形、共演に桃井かおり。(以上、all cinema on line より) 面白い映画でした。歴史的に妥当な解釈かどうかは別として、現人神という運命の中で生きた人間を描く映画として、面白い。 イッセー尾形の演技は、コミカルな部分もあり、そこが、この主人公の数奇な立場を上手く表していると思う。国民の平和を願いながらも、どこまで責任を自覚しているのか分からない部分もある。独特の人物像を描いている。 映像も良く、素晴らしい才能の監督だと思いました。 キャストなどは、下のサイトでどうぞ。http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=324944
2007年04月01日
コメント(0)
上方落語に「猫の忠信」というのがあります。歌舞伎の「義経千本桜」のパロディで、猫が自分の親の皮で作られた三味線に未練を持つ話です。それで、今回の「狐忠信」を観ることにしました。 「義経千本桜」は、「川連法眼館」だけをテレビで観たことがあります。義経が主人公ではなく、義経を取り巻く様々な人々が主人公で、これを千本の桜に見立てているそうです。 面白かった!役者の台詞など、芝居がかっていると思ったけど、芝居だから当然ですね。 浄瑠璃も良かったので、これからは、浄瑠璃を正確に聞き取りたいと思いました。 来月は観たいのがないので、歌舞伎は観に行かないと思います。 それにしても、先月観た坂東玉三郎が目に焼きついています。 幕目 木の実 小金吾討死五幕目 すし屋 いがみの権太 仁左衛門 鮓屋弥左衛門 左團次 弥助実は三位中将維盛 時 蔵 主馬小金吾 扇 雀 お里 孝太郎 梶原の臣 由次郎 同 桂 三 同 松 也 同 宗之助 猪熊大之進 錦 吾 お米 竹三郎 若葉の内侍 東 蔵 小せん 秀太郎 梶原平三景時 我 當大 詰 川連法眼館 奥庭 佐藤忠信/佐藤忠信実は源九郎狐 菊五郎 源義経 梅 玉 静御前 福 助 亀井六郎 團 蔵 駿河次郎 秀 調 伊勢三郎 亀 蔵 片岡八郎 友右衛門 川連法眼 彦三郎 飛鳥 田之助 横川禅司覚範実は能登守教経 幸四郎
2007年03月10日
コメント(0)
監督のジム・ジャームッシュのことは知りませんでした。この作品も、レンタルショップで観て初めて知りました。 コーヒーとタバコを飲みながら交わされる会話が11話収めてあるオムニバス映画です。 個性的な人々と、機微に富んだ会話が見応えがあります。これを演じるには、相当な演技力が必要ですね。 ストーリーがあるのではないし、色々なタイプの映画を観る人でないと、退屈かもしれません。 キャストなどは、下のサイトでどうぞ。http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=320184
2007年02月18日
コメント(0)
「ゆれる」の監督・脚本で話題になった西川美和監督の前作。「ゆれる」は未見ですが、とりあえずこちらから。 「平々凡々」な家族が一日の内に崩壊する。平凡で何の問題も無く暮らしていた家族が、実は隠していた問題を持っていて、それが一日の内に露見する。 人物の描き方が上手く、それぞれの人物の持っている問題や不満、それに対する行動などが、実に上手く描けています。監督は、話題になった「ゆれる」でも家族を描いているので、家族を描くのが上手いのかな。 才能のある監督だと思いました。 キャストなどは、下のサイトでどうぞ。 このサイト内のストーリーの紹介は、私が今回観た感想と違っています。「家族が再生してゆく・・」とありますが、家族は再生していません。http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=240893
2007年02月17日
コメント(0)
歌舞伎座でこんなポスターを見つけました。METの公演を配信していて、歌舞伎座やル・テアトル銀座、南座などの大スクリーンで観るそうです。 画面は大きいけど、音は生演奏ではないですね。 松竹がやっています。詳細は、松竹のサイトにあります。 http://www.shochiku.co.jp/met/index.html わざわざ銀座まで観に行こうとは思わないですが、大好きなドミンゴが出ているなら、観に行くと思います。 色々な試みがあるのですね~。
2007年02月04日
コメント(0)
歌舞伎を観るのは人生で2度目です。前回は海老蔵の襲名披露公演でした。これは、はまりそうですね。舞台芸術全般が大好きになっています。 落語に「七段目」というのがあります。私は好きな噺で、芝居狂いの若旦那が丁稚と二人で、忠臣蔵の七段目をやる場面があります。それで、以前から、忠臣蔵の「七段目」が観たいと思っていました。 演目と配役は一番下に載せています。 五段目の与市兵衛が襲われて金を奪われる場面、藁の中からヌッと手が出てくる演出が良いと思いました。 六段目、「武士の情け」という言葉を久しぶりに聞きました。そういえば、そういう表現がありましたね。 七段目、一番楽しみにしていた場面で、一番華やかで見ごたえもありました。「互いに見交わす顔と顔、じゃらじゃら、じゃらじゃらと、じゃらつき出して、身請けの相談・・・」これです!これ!これが観たくて来たのです。落語の「七段目」で出てくるのは、この部分です。今まで何度も聴いてきました。やっと本家が観られて嬉しい! 全体の感想としては、玉三郎が凄い!素晴らしい!「すごいな、玉三郎!」と、そればかりです。 十一段目、この場面だけでなく、今回、忠臣蔵を観て懐かしい気持ちになりました。私が小さい頃、大晦日の紅白の裏は「忠臣蔵」をよく放送していました。「どうして、毎年同じタイトルをやるのかな?」と不思議でした。余り好きではなかったのですが(テレビドラマが好きではないので)、何度か観ているので、討ち入りの場面はよく覚えています。今回歌舞伎の忠臣蔵を観て、小さい頃に観た映像を思い出しました。舞台を観て昔を思い出すと、何だか得をした気分になります。 楽しかった!うーん!舞台芸術大好き人になっています。五段目 山崎街道鉄砲渡しの場 同 二つ玉の場六段目 与市兵衛内勘平腹切の場 早野勘平 菊五郎 斧定九郎 梅 玉 一文字屋お才 時 蔵 千崎弥五郎 権十郎 おかや 吉之丞 判人源六 東 蔵 不破数右衛門 左團次 女房お軽 玉三郎七段目 祇園一力茶屋の場 大星由良之助 吉右衛門 遊女お軽 玉三郎 大星力弥 児太郎 赤垣源蔵 友右衛門 竹森喜多八 松 江 矢間重太郎 吉之助 鷺坂伴内 亀 鶴 斧九太夫 芦 燕 寺岡平右衛門 仁左衛門十一段目 高家表門討入りの場 同 奥庭泉水の場 同 炭部屋本懐の場 大星由良之助 吉右衛門 小林平八郎 歌 昇 竹森喜多八 松 江 磯貝十郎左衛門 種太郎 大星力弥 児太郎 高師直 幸右衛門 村松三太夫 由次郎 富森助右衛門 家 橘 原郷右衛門 東 蔵
2007年02月01日
コメント(2)
周防正行監督の新作、痴漢の冤罪事件を扱った映画です。 刑事事件裁判の問題を提起している作品で、良い作品だと思いました。 この映画に出てくる裁判官と弁護士は優秀で、もっと酷い裁判官が実際にはいて、そういう人の犠牲になっている人がたくさんいるという意見もありますが、私は、問題を提起するような映画では、登場人物全てが最善を尽くし、知性を持っていないといけないと思っています。でなければ、弁護士が馬鹿だったという個別のケースの問題になってしまいます。 死刑制度が廃止されている国や地域が増えていますが、死刑という極刑でなくとも、人が人を裁く、特に、裁判官という一人の人間の判断で被告人の人生が決まってしまうのは、問題があると思いました。 社会は豊かになったけど、まだまだ、日本の社会には、制度上の不備や問題がたくさん残っていることが分かりました。改善できる部分は改善すべきですね。 ちなみに、ここから先は、映画を観た人にしか分からない部分ですが。 今回のこの映画の裁判の判決文について、私がおかしいと思ったのは(私は、法曹関係者ではありません。その分野の専門知識もありませんが)、被害者、目撃者の証言の内、どれを採用して、どれを採用しないかという裁判官の判断について、納得の出来る理由が無いことです。こんなことで有罪になるのですね。
2007年01月24日
コメント(0)
横溝正史の推理小説は好きなので、見てみました。ちなみにこの作品の原作は読んでいません。 面白かった!娯楽として楽しめると思います。 ストーリーは、よく出来ているなあと、感嘆しました。すごいな~。 石坂浩二の金田一耕介は、懐かしい! 画は、昭和の映画という感じです。昭和を思い出します。でも、市川監督らの世代がいなくなると、この昭和の画で映画を撮れる人がいなくなるのが寂しい。 松嶋奈々子さんは、ものすごく綺麗ですね~。豪華キャストで、松坂慶子や草笛光子、萬田久子、富司順子、中村玉緒、深田恭子、尾上菊之助、三谷幸喜、林家木久蔵などなどが出演しています。 今年は、映画をある程度は観ることを目標にしたので、1ヶ月に2本程度観ます。これの次は、周防監督の新作「それでも僕はやっていない」をみる予定です。 配役など詳しくは、下のサイトでどうぞ。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=325321
2007年01月12日
コメント(2)
天満天神繁盛亭 新春公演(1月4日) 大阪に新しく出来た落語の寄席に行ってきました。 大阪天満宮の隣り、天神橋商店街の横です。 演目は、 笑福亭 呂竹 「犬の目」 桂 壱之輔 新作「ぜんざい公社」 林家 染雀 ??演目名分からず 丁稚が口上を言う話、傘、猫、旦那を貸す 豊来家玉之助 太神楽曲芸 笑福亭 銀瓶 「七段目」 霧の 五郎兵衛 ??演目分からず お正月に羽根突きを娘がする話 仲入 桂 つく枝 ??演目分からず 癖のある4人の話 霧の 団六 「初天神」半ばの部分 内海 英華 女道楽 林家 染丸 「寝床」 去年新しく出来た、上方落語の定席の寄席です。わりと小さな建物ですが、雰囲気は良いです。 林家染丸さんの落語を聞きたくて行きました。今まで、米朝一門の落語を聞くことが多かったので、米朝一門が一人も出演していない寄席は、新鮮でした。同じ一門の噺を聞き続けると、芸風や演目に偏りが出来てしまいますね。 桂壱之輔さんの「ぜんざい公社」、面白かった!新作落語も良いですね。 太神楽曲芸は、初めて見ました。傘の上で枡を回したりするものです。お正月らしいですね。 内海英華さんは、去年横浜で初めてみました。綺麗で、色気のある方です。しかも、面白い! 林家染丸さんの「寝床」は、桂枝雀さんの「寝床」とよく似ていました。 帰りに大阪天満宮にお参りしてきました。
2007年01月06日
コメント(2)
テレビで放映していたのを見ました。東西冷戦体制の頃、ソ連高官が亡命を希望します。亡命した高官の本当の目的を探り、国際的武器商人との戦いを描いています。 「西側」「東側」という懐かしい言葉が出てきます。そういえば、ついこの間まで、冷戦体制があったのですね。世界が進むスピードが速くなっていると思いました。 ボンド・カーの様々な機能や、口笛を吹くと毒ガスを噴出する道具が面白い。この頃の007は、アクションもたくさんありますね。007は、弾の方がよけていきます。 私は、ちょっと退屈しながら見ていました。アクションにはあまり興味がないのと、最近、ロンドンでロシア諜報機関の元スパイが放射性物質で暗殺されて、現実の世界の方がミステリアスだからです。 監督や配役など詳しい情報は、下のサイトでご覧下さい。 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=14188
2006年12月23日
コメント(2)
素晴らしかった!どの人の歌も良くて、特に私は、アルマヴィーヴァ伯爵役とロジーナ役の歌声が好きでした。 新国立劇場の「セビリアの理髪師」を観ました。キャストなどは、下のサイトでどうぞ。http://www.nntt.jac.go.jp/season/updata/10000054.html 舞台セットはポップな感じで、スペイン風でした。最初、このセットに馴染めなくて、ロジーナが髪にカーラーを巻いたまま出てきたのを見て、「スペインの街角の肝っ玉母さんみたい」と思ったり、楽師達を引きつれてセレナーデを歌っている伯爵のことを「マフィアのボスみたい」とか、子供を引き連れて出てきたフィガロのことを「寅さんみたい」と思っていましたが、ロジーナの「今の歌声は」を聴いて、この舞台に引き込まれました。 後は、夢中で観ました。とにかく音楽が楽しいし、キャストの方の歌も素晴らしかった。 伯爵のセレナーデ、良かった!私は、今まで、「セレナーデって、窓の下で好みじゃない人が歌ったら、どう言って断っていたのだろう?」と思っていたのですが、歌が上手いと、断らないだろう!と思いました。今日の歌を聴いて。 とにかく楽しかったし、歌も素晴らしかったし、オペラって、チケットがべらぼうに高いような公演でなくても、楽しいものがあると分かりました。 写真は、劇場のツリー、人の顔の部分を消しています。
2006年12月01日
コメント(6)
行ってきました!良かったよ~~。 テノール:サルヴァトーレ・リチートラ 指揮:ウォーレン・ジョーンズ 東京ニューフィルハーモニック管弦楽団 曲は、 ロッシーニ 「アルジェのイタリア女」より序曲“シンフォニア”(オーケストラ) ヴェルディ 「アイーダ」より“清きアイーダ” プッチーニ 「トスカ」より“星は光りぬ” ヴェルディ 「ルイザ・ミラー」より“シンフォニア”(オーケストラ) ジョルダーノ 「フェドーラ」より“愛さずにはいられぬこの思い” ヴェルディ 「トロヴァトーレ」より“ああ、あなたこそ私の恋人~見よ、恐ろしい火を” プッチーニ 「トゥーランドット」より“誰も寝てはならぬ” マスカーニ 「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲(オーケストラ) マスカーニ 「カヴァレリア・ルスティカーナ」より“お母さん、あの酒は強いね” スッペ 「詩人と農夫」より序曲(オーケストラ) ナポリ民謡 “オーソレミオ“ カルディオ “カタリ(つれない心)” レオンカヴァッロ 「道化師」より“衣装をつけろ” アンコール3曲 「帰れソレントへ」「星は光りぬ」「愛さずにはいられぬこの思い」 ポスターのプログラムを見たとき、「ほんとにこんな曲をやるのかな?」と思ったのですが、本当にやりました。 最初の2曲は、その後の歌に比べて、声が出ていないかな?という感じでしたが、それ以降は、素晴らしかった! 愛の歌より、劇的な歌の方が、心情が伝わってきて、よりより素晴らしかった! この歌で、オペラを全編見たら、すごいだろうな、と思いました。今度は、リチートラで全編を見たいですね。 アンコールの時に、ほぼ全員(95%以上)のお客さんが立ち上がって拍手をし、握手を求める人が前に殺到して、ステージの前はすごい人。ペ・ヨンジュンが空港に来た時みたいになっていました。
2006年11月17日
コメント(6)
2006年に出たCDです。明日、コンサートに行くので、予習のために、せっせと聴いています。ワクワク! このCDに収録されている曲は、下の通り。 1. 歌劇「エルナーニ」 しおれた花の上に降りた露のように-おお、わが心の憧れの人よ 2. 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」 乾杯の歌 3. 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」 母さん、あの酒は強いね 4. 歌劇「アルルの女」 ありふれた話(フェデリコの嘆き) 5. 歌劇「アンドレア・シェニエ」 ある日青空を眺めて 6. 歌劇「アンドレア・シェニエ」 5月の晴れた日のように 7. 歌劇「ルイザ・ミラー」 穏やかな夜には 8. 歌劇「ドン・カルロ」 フォンテーヌブロー!淋しい森よ…あの人の面影を見たとき 9. 歌劇「フェドーラ」 愛さずにはいられぬこの思い 10. 歌劇「ジョコンダ」 空と海 11. 歌劇「メフィストーフェレ」 エピローグ:世の果てに近づいた 12. 歌劇「道化師」 衣裳をつけろ 13. 歌劇「オテロ」 恥と悲しみに満ちて 14. 「家を建てたい」(舟乗りの歌) 15. マッティナータ(朝の歌) 16. かわいいくちもと 17. 踊り このCDに収録してある「道化師」を聴いて、泣いてしまいました。以前から好きな歌だったのですが、改めて、良い歌だと思いました。明日のコンサートの予定曲に「道化師」も入っています。これを、目の前で、歌われたら、まずいなあ。泣いてしまうかも。 CDで聴いた声が、生だとどんな風になるのか、楽しみです。 こうして聴いてみると、まだ、全編を通して見たことの無いオペラがたくさんあります。「アンドレア・シェニエ」もまだ見ていません。
2006年11月16日
コメント(2)
何の企画かな?と思ったのですが、行ってみました。 行ってみると、落語会に対談が入っているものでした。 昇太さんは、1ヶ月前の雀三郎さんとの二人会で初めて落語を聞いた人です。東京の落語は馴染めないものが多かったのに、昇太さんの落語は面白かったので、今回、行くことにしました。 演目は、 春風亭柳好 「浮世床」 春風亭昇太 「時そば」 昇太・松尾貴史による対談 主に落語家や芸人との思い出話 中入り 春風亭昇太 「壷算」 柳好さんの落語は始めて聞きました。「浮世床」も、名前はよく見かけますが、初めて聞きました。夢オチですね。 昇太さんの「時そば」は、上方落語の「時うどん」のうどんの部分をそばに替えたものだそうです。上方落語の「時うどん」は、何度か聞いたことがありますが、東京の「時そば」は聞いたことがありません。今回の「時うどん」、面白かった!何度も聞いた話なのに、面白かった! 昇太さんと松尾貴史さんの対談は、落語家や芸人との思い出話が主でした。松尾さんが神戸出身なのもあって、上方落語の落語家の話が聞けて良かった。 「壷算」は、過去に、桂枝雀さんのCDで聞いたことがあります。今回のも面白かった! 昇太さんの選んだ二つの話は、どちらも、買い物の会計をごまかす話ですね。 昇太さん、面白かった!また、行きたいと思います。
2006年11月11日
コメント(2)
40年振りに「政頼」が復活上演されるということで、行ってきました。 こういうのに弱いのです。40年振りとか、限定50個のケーキとか・・ あげくに、公演の後のサイン会で、サイン目当てにカレンダーを買ってしまいました。 今回の演目は 「政頼(せいらい)」 「左近三郎」 「水掛むこ」 「政頼」は、40年振りの上演だそうです。鷹匠の政頼が地獄に行くが、その腕前によって閻魔大王に娑婆に戻してもらうという話。登場人物が多くて、着物の柄がカラフルなので、舞台がとてもきらびやかです。特に、冒頭で、閻魔大王と眷属鬼が等間隔で歩いて登場した場面は、絵になっていました。子供が二人出ていて、とってもかわいい!!今回観てみて、どうして40年間上演されていないか、分かりました。狂言らしい面白さが無いからです。一つの物語というのであって、狂言らしい面白さは、無い。でも、絵を観ているだけでも、綺麗で、見応えがあると思いました。 「左近三郎(さこのさむろう)」 狩に行く猟師が途中で僧に出会い、無理難題をふっかける。 「水掛むこ」 隣り同士の田を耕す舅とむこが、互いの田の水を奪い合う。つかみ合いの喧嘩になり、嫁が仲裁に来るが・・ 「左近三郎」と「水掛むこ」は、狂言らしい演目でした。面白かった! 久しぶりに狂言を観て、楽しかった!リフレッシュした気分です。 各演目の出演は、下の通り 「政頼(せいらい)」 素囃子 融(とおる)酌之舞 大鼓 原岡一之 小鼓 曾和正博 太鼓 三島卓 笛 杉信太朗 鷹匠 茂山七五三 閻魔王 茂山千五郎 子眷属鬼 若杉直人 〃 浜田真帆 眷属鬼 茂山あきら 〃 茂山千三郎 〃 茂山正邦 〃 茂山童司 〃 茂山茂 〃 島田洋海 地謡 茂山宗彦 茂山千之丞 丸石やすし 松本薫 後見 井口竜也 鈴本実 「左近三郎」 左近三郎 茂山童司 出家 茂山千作 後見 井口竜也 「水掛むこ」 むこ 茂山宗彦 女房 茂山茂 舅 茂山千之丞 後見 茂山正邦
2006年11月08日
コメント(0)
初めて桂春團治さんの落語を聞きます。これが楽しみで今回行くことにしました。 桂 吉坊 「軽業 序の口」序の口という言い方で良いのでしょうか。「軽業」の始めの部分です。 桂 米左 「七段目」 笑福亭 仁嬌 「天狗裁き」 桂 きん枝 「不動坊」 中入り 女道楽 内海 英華 桂 春團治 「お玉牛」 横浜にぎわい座主催の「第11回上方落語会」です。今日の出演者をみると、上方の大きな一門から、まんべんなく出演しているようです。 桂吉坊さんの落語を聞くのは、2回目かな。「軽業」の冒頭の、神社の境内に店を出している物売りの様子が、師匠の吉朝さんとよく似ています。風景が浮かぶような落語で、良かったと思いました。 桂米左さんの落語を聞くのは、2回目か、3回目かな。去年の今頃、「狸の賽」を聞いたのを覚えています。高座に出られた顔をみてビックリ!1年前に比べて、引き締まった感じになられています。落語も、1年前より随分良くなったように思います。別人かと思いました。1年の間に何があったのでしょう??(失礼な意見ですみません。) 笑福亭仁嬌さん、桂きん枝さんは、生で聞くのは初めてです。どちらも面白かった。 「女道楽」というのは、初めて知りました。三味線をひいて、都都逸をうたうのですね。自分で「我ながら鮮やか~」と言いながらされていました。面白かった。 そして、楽しみにしていた春團治さん、高座に出られると、会場の雰囲気が変わります。みなさん、春團治さんを楽しみに来られているのですね。「お玉牛」という落語は初めて聞きました。表情が面白かった。 楽しい落語会でした。私の近くの座席は、関西弁を話している人が多かった。関西出身者がたくさん来られているのかな。
2006年11月03日
コメント(4)
ほぼ毎週見ています。大河ドラマを見るのは、中井貴一主演の「武田信玄」以来です。 ホームコメディみたいな雰囲気が好きなのかな? 超然とした英雄を描くのではなく、「迷う人」が描いてあるのが何より気にいっています。 演出も、テレビドラマは好きではないものが多いのに、今回の大河は、良いと思っています。少なくとも、腹が立って観られない演出ではありません。テレビドラマの演出は、雑だと思うことが多い。 司馬遼太郎の原作も読みました。原作にあってドラマに無い部分は、脚本家の意図なのか、撮影の費用なのか・・など、考えたりするのも楽しい。 現在、秀吉が死んで、関が原の戦いが始まるところです。
2006年10月10日
コメント(2)
桂雀三郎さん目当てで行きました。春風亭昇太さんの落語を聞くのは初めてです。 演目は、 桂吉坊 演目分からず 口上を忘れた丁稚が、釘抜きで尻をつねって思い出す話 桂雀三郎 「ちしゃ医者」 春風亭昇太 演目分からず 新作落語、ノンアルコールの宴会の話 桂雀三郎 「らくだ」 春風亭昇太 演目分からず 忍池で鯉を釣る話 雀三郎さんの「ちしゃ医者」は、枕や噺に師匠の枝雀さんと同じ部分があって、枝雀さんを思い出した。 春風亭昇太さんは、めちゃめちゃ面白かった。会場は爆笑だった。 「らくだ」は、良い噺だなあと改めて感じた。紙くず屋が死に別れた女房について話す部分が印象に残る。「字も花も習っていたけど、貧乏は習っていなかった」。 上方落語に馴染んでいるので、今まで、東京の落語はあまり笑わないことが多かったけど、春風亭昇太さんのは、大笑いできた。また行きたいと思った。
2006年10月05日
コメント(0)
日本のオペラを演奏するガラコンサートです。東京文化会館大ホール 2006年10月2日(月)19:00開演 曲目は、 山田耕筰「黒船」より 第2幕 お吉のアリア「この朝 黄金の光り彩りし」(並河) 高木東六「春香」より 第2幕第1場 春香と夢龍の二重奏(並河 樋口) 團伊玖麿「夕鶴」より 第1部 つうのアリア「私の大事な与ひょう」(釜洞) 清水修「セロ弾きのゴーシュ」より 第2景 ゴーシュとかっこうの二重唱(釜洞 樋口) 林光「白墨の輪」より 第1幕第1場 グルシェのアリア「流れゆくユリのつぼみ」(並河) 第1幕第2場 グルシェのアリア「四人の将軍」(並河) 第2幕第3場 終幕の合唱「およそこの世にあるものは」(合唱) 休憩黛敏郎「古事記」より 第4幕 フィナーレ(並河 合唱)三枝成彰「忠臣蔵」より 第2幕第2場 お艶のアリア「この女はあんた一人のもの」(釜洞) ~ 岡野のアリア「優しい憧れの住み処」(樋口) ~ 岡野とお艶の二重唱「何の気まぐれか」(釜洞 樋口)伊藤康英「ミスターシンデレラ」より 第2幕への間奏曲 ~ 第4場「学部長就任祝いパーティ会場」冒頭の合唱(合唱)神田慶一「あさくさ天使」より エピローグ(並河 合唱) 出演 指揮:神田慶一 ソプラノ:釜洞祐子 ソプラノ:並河寿美 テノール:樋口達哉 合唱:二期会合唱団 管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 年代順に作品が演奏されて、日本のオペラの流れを知ることが出来ます。 聞きやすい曲目が選んであって、初心者の私にも楽しかった。 特に、黛敏郎の「古事記」は、全編通して聞きたいと思いました。 「白墨の輪」は、現代劇でもよくやっているので、オペラになったらどうなるのか、気になります。全編を見たいと思いました。 「ミスターシンデレラ」は、ストーリーを聞いて大笑いしました!ププ! 「あさくさ天使」は、最近レトロブームだし、私もレトロが好きなので、好みでした。 作曲家の方も客席に来られていて、お話が聞けたのも良かった。 楽しい演奏会でした。
2006年10月05日
コメント(2)
無いがな!! 観劇の予定が無い! 10月上旬の落語と、11月上旬の狂言以外に、予定が無い! 去年の今頃の季節は、行きたい公演が多くて困っていたのに、今年はどういうことだ。 パンフレットを見たけど、行きたいのは見つからなかった。 家で読書週間にしようかな。村上春樹の作品集を買った。全巻ではなく、1冊だけだけど。
2006年09月28日
コメント(2)
桂吉朝さんの落語を聴くのは初めてです。収録してある二つの噺を聴くのも初めて。 CDを再生してまず思ったのは、「こんな声の人かあ」でした。話し方も、いかにも落語家という感じ。古風な感じです。 「そってん芝居」は、面白かったのですが、仕草が面白い場面が多くて、CDだと見られないのが残念。 とにかく、メチャクチャ上手い!と思いました。 「弱法師」というタイトルの演目は、能にもあります。落語も能も父に勘当された息子の話です。私は、能の弱法師は見たことがありません。 この噺の収録は、平成17年10月2日、吉朝さんが亡くなられる12日前です。胃がんを患われて、心不全で亡くなられています。この日の公演は、医師の付き添いの元、行われたそうです。「もうちょっと体重が増えてくれないと、スタミナが出ない」「その日によって体調に波がある」など、最初に話されています。 この直後に亡くなられていると思うと、悲しくて、聴けない・・CDのこの演目は一度聴いただけです。やっぱり上手い人だったんだなあ、と思いました。
2006年09月12日
コメント(0)
この間、落語会の公演後に小米朝さんのサイン会があって、CDを買いました。 この「崇徳院 七段目」は、小米朝落語CDのその1なので、得意な噺が収めてあるのだと思います。 私の印象としては、小米朝さんは、商家を舞台にした若旦那が出てくる話が得意です。 「崇徳院」も面白かったのですが、「七段目」は、特に面白かった。予想以上に面白かった。 このCDを聴いて、「七段目」という落語が好きになりました。登場人物がみんなのん気で、聞いていてほっとします。
2006年09月10日
コメント(0)
東京芸術劇場で上方の落語会がありました。今回、桂米朝さんが背骨を折って入院されているので、代役は「四角い仁鶴が丸く収めます(NHK 生活笑百科)」でお馴染みの笑福亭仁鶴でした。 演目 寄合酒 桂都んぼ 桃太郎 桂すずめ G&G 桂雀三郎 向う付け 笑福亭仁鶴 中入り 皿屋敷 桂小米朝 肝つぶし 桂ざこば 都んぼさんの落語を聞くのは、2回目かな?うまい方だと思います。寄合酒も、他の人のを聞いたりして、今回で2回目です。 すずめさんの落語は初めて聞きます。「三林京子」の名前で女優として活動されている人です。落語もプロでやっています。すごい貫禄で、驚きました!確か、お父さん(二世桐竹勘十郎)が文楽の人間国宝の人で、芸人一家に生まれています。芸の世界で何十年という感じの貫禄です。面白かった。 そして、前から聞きたかった雀三郎さんの落語!この「G&G」は、得意な演目みたいです。ギターを弾きながらの落語です。メチャメチャ面白い。もう会場中が大笑いです。 仁鶴さんの落語を生で聞くのは初めてです。雀三郎さんとは違って、静かな口調で笑わせる方です。落語会に行くたびに思うことなのですが、前座、二つ目、真打(こういう言い方は上方落語にはありませんが)になるにつれて、確実に面白くなってきます。 今回の、雀三郎さん、仁鶴さん、ざこばさんは、めちゃくちゃ面白かった!! 小米朝さんの「皿屋敷」は、面白かったと思うのですが、私は、この演目は、桂枝雀さんのCDを愛聴していて、言葉一つまで覚えているので、なかなか、大笑いになりません。 小米朝さんの枕は、米朝骨折の理由でした。何でも、布団の上に、夏はござを敷いていて、それで滑ったそうです。 ざこばさんが出てきて思い出したのですが、ざこばさんも、去年の今頃は骨折されていました。ざこばさんは、枕での笑いが、ネタよりも大きくなっています。落語が爆笑型ではないのに、枕は爆笑型になっています。 終了後に小米朝さんにサインをしてもらって、握手をしてもらいました! 晩御飯は会場の前の「銀座ライオン ダブリナーズ」で、チキンのサンドイッチを食べました。美味しかった!
2006年09月06日
コメント(2)
楽天でリンクをはらせていただいている「とも4768」さんが日記に紹介されているのを読んで、聞いてみたくなりました。 日本の歌が収めてあります。初めて聴く歌もありました。懐かしい歌や、一度だけ聴いたことのある歌をじっくり聴くことも出来ました。 歌詞が良いですね。(もちろん、メロディも良いですが。)現代の日常生活では聞かなくなった言葉がたくさん入っています。歌詞が「詩」だった頃の歌です。最近のポップスのヒット曲は、歌詞が「散文」になってしまっています。 覚え間違えていた歌がたくさんありました。「椰子の実」の歌詞は、「浜辺の歌」だと思っていました。 収録曲 1、 この道2、 叱られて3、 早春賦4、 花5、 荒城の月6、 砂山7、 カチューシャの唄8、 赤とんぼ9、 宵待草10、 浜辺の歌11、 待ちぼうけ12、 平城山13、 椰子の実14、 夏の思い出15、 霧と話した16、 雪の降る街を17、 かやの山木の18、 出船19、 花の街ピアノ:ヘルムート・ドイチェ
2006年08月30日
コメント(6)
泉鏡花原作の同名小説の舞台です。泉鏡花の作品を舞台にするのは難しいと思う。あの文体と表現力を可視化するのは難しい。それだけに、やってみたいと思う演出家の気持ちも分かる。 今回は、「まあ、こんなものかな」という程度の感想です。 原作を読むと、静かな場面が思い浮かびますが、今回の舞台では、ジャズのような音楽を使って、賑やかな場面展開がありました。同時に、笛を使って張り詰めた場面の演出をしていました。 原作は、主人公の「鏡」と旅館の料理人の「伊作」の語りで進んで行く話です。 伊作がお艶さんについて語っている時に、お艶さんの役を、主人公の「鏡」が演じているのが良いと思いました。 出演者などは下のとおり 構成演出:加納幸和 企画脚本:森崎一博 出演:茂山逸平 谷川昭一朗 他 笛:松田弘之
2006年08月12日
コメント(0)
男性から女性に性転換するための手術を1週間後に控えた主人公は、自分に17歳の男の子供がいることが分かる。初め、自分が男性であることも、父親であることも隠していた主人公だが、NYからロサンゼルスまでを車で横断する中で、どちらの秘密も少年に分かってしまう。 少年が父親を認めるまでの過程が上手く描いてあった。父と子を描いた古いタイプの映画ではなく、笑える場面も多くあって、現代的になっている。主演の女優の演技が上手い。 全体として、面白いけど、特別素晴らしいとは思わなかった。
2006年08月01日
コメント(0)
1988年に実際に起きた子供置き去り事件がモデル。 悲しい話です。映画としては、素晴らしいと思いました。細かいエピソードの組み合わせや、子供だけで暮らす悲惨さだけではなく、子供同士の遊びの楽しい部分も描いてあるのが全体の雰囲気を作っていて良いと思った。 個人的には、長男が野球の試合に参加する件が気に入った。 都会で暮らすのは、人とつながっていないようで、でも、完全に密閉されている訳でもなく、子供たちが他の子供や大人と接する場面を見ると、早く誰かが助けてあげたらいいのにと、もどかしく思った。
2006年07月27日
コメント(4)
全185件 (185件中 1-50件目)