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2007年05月23日
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映画「ブレイブストーリー」(宮部みゆき原作)をDVDに録画して



☆ネタバレな内容なので、知りたくない人は先を読まないで下さいね☆


物語は、願いを叶えるために少年二人が異次元世界「幻界(ビジョン)」へ
行き、仲間と出会いながら宝玉を集めるという、冒険物語です。


ところが、この「願い」がとても重いものでした。。。


幸せな家庭だと思っていた小学5年生のワタル。

ある日突然、父親が「他の女の人と暮らす」と家を出て行ってしまいます。


ショックで倒れる母親。(原作ではワタルを道連れにガス自殺を図る)


そんな切ない願いを叶えるために旅立ちました。


そしてもう一人の少年ミツル。

彼がまだ幼少の頃、父親が母親と小さな妹を道連れに無理心中を図り、
孤独の身となったのです。


どちらの少年も、「家族」を取り戻すために旅立つのです。



沢山の仲間に出会い、勇気と、楽しさ、強さ、優しさを学びながら
進むワタル。

自分の目的のためなら、森を焼き払い、町を滅ぼしても構わないミツル。



最終的に自分の影(闇)の分身と戦う事になります。


「自分さえよければいい!他の事(ビジョンの人々)なんてどうでもいい!」
と叫ぶ影のワタル。




「そうだよ。。。あの時の僕は運命を変えられるためなら、何だって出来ると
思った。。。」

「悲しくて。怒ったり。甘えたり。誰かを恨んだり。人のせいにしちゃったり。。。」

「でも、みんなぼくのこころだ!」「そうだよ!。。。君は僕だ!」

「おかえり。。。」




そして影と戦い相手の胸を突いたミツルは、自分も胸から血を流し
倒れてしまいます。。。

だってどちらも「ミツル」なのだから。。。



そしてワタルが選択した女神への願い。


「最初は家族を取り戻したいと思っていました。」

「でも、運命には喜びや楽しい事と同じくらい、悲しみや不幸があって、
それを避ける事は出来ないし」

「その度に女神様にお願いして、運命を変えてもらうわけには
行かないんだって。」

「僕は自分の運命を受け入れて、自分で未来を作って行こうと思います」

「それを僕に教えてくれた大切な仲間達と、この世界に未来をください。」

と願うのです。。。



運命の中での光と闇を受け入れ、自分の力で前を向いていく。

自分の幸せより、仲間や世界へとハートを広げていく。。。



今の私の課題とピッタリ重なります。@@

私のガイドはこのメッセージを伝えたかったのですね。。。



原作には勇気(ブレイブ)の宝玉の精霊のセリフで

「私を得る扉は少なく、失う窓は多い。」というのがあるそうです。


闇を受け入れる事は勇気なんですね。でも、それはとても難しい事。



検索すると、この映画とリンクして「風の谷のナウシカ」を挙げている方も
いました。


原作のナウシカはこう訴えているそうです。


「その人たちはなぜ気づかなかったのだろう。清浄と汚濁こそ
生命だということに」

「苦しみや悲劇やおろかさは清浄な世界でもなくなりはしない。
それは人間の一部だから・・」

「だからこそ、苦界にあっても喜びやかがやきもあたあるのに」



闇や腐海や人類を浄化しようとする”偽りの神々”はナウシカを
こう非難するそうです。

「お前は危険な闇だ。生命は光だ!!」


それに対してナウシカは

「ちがう。いのちは闇の中のまたたく光だ!!」

「すべては闇から生まれ闇に帰る。お前たちも闇に帰るが良い!!」

「そなたが光なら、光など要らぬ」

「巨大な墓や下僕などなくとも、(偽りの神や使徒?)
私達は世界の美しさと残酷さを知ることができる」

「私達の神は一枚の葉や一匹の蟲にすら宿っているからだ」



”風の谷のナウシカ”も闇をテーマにした物語だったんですね~


どちらの原作も読んでみたくなりました。^^


でも、物語の内容より、このメッセージを私がキャッチする事に
意味があるのかもしれません。。。



私には闇を見つめる勇気を持ち続けることが出来るかな。。。?

揺さぶりがたくさん来ています。^^;お腹を抱えて唸るような。。。


でも知りたい。正体を見極めたい。

私の”勇気の物語”も進行中です(笑)



あと、この前チャットで話した「カエル」ですが。


旅の途中にワタルを導き、危険から守ろうとする声があります。

可愛い少女の声と姿が、最後には
「女神を滅ぼしワタルが神となれ!そうすればすべての願いがかなう」

と、そそのかす大ガエル「オンバ」に変身します。@@


ワタルが「僕は自分だけ幸せになんかなりたくない!」と拒否すると

「あんなに助けてやったのに~~!!」

「わらわが運命の女神になるはずだったのに~~!!」

と叫び、飲み込んだワタルと剣に、滅ぼされます。。。


原作では老神を崇める人々と、カタチをもたない(旅人により変わる)
運命の女神を崇める人々の争いもテーマになっているそうです。


ふむふむ。この辺も私の課題と重なりますよ~~^^;


先週の世界不思議発見では、ペルーの高い山にある湖では、
太古の昔「カエル」が神として崇められていたと言っていました。

カエルに神聖を見出したのか?
カエルというカタチを持たなければ、神を見出せなかったのか?


神って何?カタチって何?人間が求めているものって?
こっちの課題も面白そう。まだまだ進行中です♪♪







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最終更新日  2007年05月23日 09時08分08秒
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