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January 4, 2006
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カテゴリ: 教授の読書日記

今日は家内を実家に送り出すため、新横浜まで行きました。

長い休みの時はいつもこのパターンなのですが、最初私の東京の実家に来て何日か過ごし、その後、家内だけ一足先に新幹線で名古屋の実家に戻るんです。ですから、今日からしばらくはそれぞれ実家で水入らず、というわけ。

ところで私の実家から新横浜に出るには、町田駅を通過することになります。ですから、町田のデパートで家内の実家への御年賀の品などを買いつつ、喫茶店によって休憩するのがならいなんですが、今日は穴場中の穴場、小田急デパート6階にある「紅茶の国から」という喫茶店に入りました。ここは日東紅茶が経営する喫茶店だけに紅茶がおいしい希有な喫茶店で、今日は私がニルギリ種、家内が中国系のキーマン種の紅茶をとり、付け合わせにスコーンをとリました。紅茶はどちらも軽く2杯半は飲めるポット入りで、味も上々、特にキーマン茶がおいしかった! しかし、残念ながらスコーンの方はいま一つ。スコーンなんだから、本来クロッテッド・クリームを添えるべきですが、それがないならマスカルポーネ・チーズでも添えればいいものを、ホイップした生クリームなんか添えてある。スコーン自体も、まるで厚焼きのクッキーみたいで、こいつはちょいと失敗でしたね。ケーキにすればよかった。

ま、とにかく紅茶だけは堪能した後、横浜線で新横浜に出て、そこで家内を見送ったのですが、午後4時台の新幹線は自由席も指定席も満席で、2、3本見送った後、結局、家内はこだまに乗ることに。しかし、こだまって名古屋まで行くにも時間が掛かるんだよなぁ・・・。可哀相に・・・。

さて、家内を見送ってしまった後、私は私の実家に戻るわけですが、その途中の楽しみはと言えば、古本漁りです。と言うのも、町田には知る人ぞ知る大型古書店の「高原書店」というのがあるのです。インターネットで古本を買う人なら、お馴染みなのではないでしょうか。ここは町田にお店があるのですが、確か四国のどこかに大きな倉庫を持っていて、インターネットで高原書店から本を買うと、そちらの倉庫から本を送ってくる。とにかく古書店としては相当な品揃えです。

残念ながら、今日は新年早々のせいか6時に閉店ということで、実質本の品定めが出来たのは30分くらいなものでしたが、それでも1冊、前から探していた本を買うことが出来ました。アメリカの作家ヘンリー・ミラーの水彩画展の図録です。

私はヘンリー・ミラーの水彩画がとても好きなもので、彼の水彩画に関するものであれば、画集であろうが、展覧会の図録であろうが、はたまた絵画論的なエッセイであろうが、すべてコレクションすることにしています。で、この場合一番集めにくいのは、もちろん展覧会の図録です。ミラーは日本で何回か水彩画展をやっているので、存在する図録も何種類かありますが、今日買ったのは、1987年の夏に町田の国際版画美術館で行なった時のもの。当時、国際版画美術館の館長は久保貞次郎氏で、彼はミラーの水彩画のコレクターでもありますから、そんな縁もあってこの展覧会が開かれたのかも知れません。いずれにせよ、私はこの展覧会については知っていたものの、まだその図録を手に入れていなかったもので、今日は大いに収穫ありというところ。ちなみに値段は1500円、それを1割まけてくれて1350円なり。値段も納得です。

ちなみに、私がまだ入手していないのは、日本で初めてヘンリー・ミラーの水彩画が紹介されたブリヂストン美術館での展覧会(1955年)の時の図録。何しろ今から50年前のものですから、これはそうそう手に入るものではないので、長期戦で探すつもりです。

さて、それはともかく、家に帰ってからあらためて今日の戦利品を眺めていたら、ページに挟まっていた展覧会の入場券の半券がはらりと落ちてきました。こういう、前の所有者の痕跡が出てくるのも、古本を買う楽しみの一つですなぁ。ちなみに半券には同時展示だった畦地梅太郎氏の版画展の入場券もくっついていました。ということは、この図録を最初に買った人は、ヘンリー・ミラーの展覧会だけ見て、畦地梅太郎氏の展覧会の方にはどうやら関心がなかったらしい・・・。しかし、それは残念なことで、畦地さんの展覧会もきっと面白かったはず。生前の畦地さんは町田市の住人、たしか鶴川あたりに住んでいた人ですが、山や、山に生きる人の可愛い版画を数多くものした方で、私も浅間山を描いた畦地さんの作品を一枚持っています。






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Last updated  January 4, 2006 09:39:56 PM
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ヘンリーミラーといえば、南回帰線。大胆な性描写の自伝小説といううたい文句に惹かれて、買い込んだものの、最初の数ページ読んだまま、どこかに積ん読されています。それはともかく、ミラーの水彩画は衒いがなくて、私も大好きです。作家の五木寛之さんだったかは、ホキ徳田をインタビューで訪れた際、玄関先に飾ってあった原画をいただいたそうです。ミラーは好きなように借金して、やりたいことをやったのち、長生きして、そして「幸せに」死んだようですねぇ。 (January 5, 2006 02:46:12 AM)

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