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September 6, 2009
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カテゴリ: 教授の質問



 で、さらにちなみに言いますと、イラン人と日本人というのは、なんであれ共通するところがものすごく多い。料理の味の好みとか、ともに正座する文化であるとか、共同風呂に入る習慣があるとか、その文化的近似性は驚くほど。で、イラン人全般に日本人に対する親近感というのがあって、私の大家さんも日本人である私に対して非常に好意的。本当によくしてくれます。

 で、そんなふうだからこそ、アパートを一か月だけ借りるなんていう無茶も通ってしまうわけなんですが、それだけでなく、鍋釜・皿コップ・ナイフ&フォークの類、タオルにバターに米や水と、さしあたり生活を始めるのに必要な品々を、なにくれとなく用意しておいてくれるわけ。本当にありがたいわけですよ。

 ところで、大家さんが用意してくれた「さしあたり生活に必要なもの」の中に、一つだけ、おや? と思うものがあったんです。それは何かと言いますと・・・

 「フルーツ盛り」です。大きな皿にリンゴやグレープフルーツなど、各種フルーツの乗ったものをくれたわけ。

 で、私なんぞは勘の悪い方ですから、ああ、フルーツを食えということなんだなと思ってありがたく受け取ったわけですけど、これに対して我が家内殿が後から面白いことを言い出したんです。

 つまり、アメリカ人の生活にとって、「フルーツ盛り」は生活必需品なのではないか、と。これがないと家の体をなさないからこそ、これをくれたのではないか、と。別な言い方をすれば、アメリカ人にとってフルーツ盛りを部屋に置くのは、日本人が家に花を飾る感覚に近いのではないか、と。

 そう言われてみると、確かに「フルーツ盛り」というものに対する感覚が、日本人とアメリカ人(あるいは西欧人?)とでは違うのかも知れません。日本人には「何が何でも家にはフルーツ盛りが必要だ」、という感覚などもちろんありませんが、アメリカでスーパーやホームセンター的なところに行くと、必ずフルーツ盛り用の飾り皿が売られている。ということは、それだけ需要があるということでしょう。

 で、そこから敷衍してハタと思うのは、いわゆる「静物画」という奴。セザンヌなんかでよくあるではないですか。あれもひょっとして、そういう感覚の元に作られている絵なのではないかしら? つまり、花瓶に活けられた花を描くように、セザンヌはフルーツ盛りを描いたのではなかろうか?



 ま、その辺の真偽はワタクシに分かるものではありませんが、ちょっと面白い視点なのではないかと思うのであります。どんなもんでしょうかね?





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Last updated  September 6, 2009 03:44:19 PM コメント(2) | コメントを書く
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ゆりんいたりあ @ Re:スペイン優勝、そして早くもW杯ロス(07/20) 釈迦楽さん、 ご無沙汰しております。 お…
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