① 夜、稲葉、早川書房の寿人(大原寿人=常盤新平)、大坪と食事。私はサラダしか食べられない。(58頁)
② モンローの死をきき、中田耕治が「これ以上、モンローを傷つけたくない」と、「マンハント」誌の連載(注・モンロー伝ならん)の中止を申し出た由。詩人たちは、一日、しゅんとしていたという。大げさ過ぎて滑稽である。 右の情報は常盤新平に電話で教えられたもの。これらのモンロー哀悼者を、稲葉氏は「泣き男ですな」と断じた。(87頁)
③ 先月の二十四日に、山川方夫氏(注・二月二十日死去)の追悼文を「E・Q・M・M」に渡した。精神的にも物理的にも無理して書いたのである。