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February 23, 2026
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カテゴリ: 教授の読書日記
『映画を早送りで観る人たち』で名を上げた稲田豊史さんの「人たち」シリーズ第二弾、『本を読めなくなった人たち』を読了しましたので、読後感を一言。

 まあ、最近の若い連中が本を読めなくなったという話が書いてあるのだけれども、読むほどにドーンと落ち込むというか、「えーー、今はそんな風になっているのか・・・」と悲嘆にくれたくなるような話ばっかりよ。

 要するに、時代の流れというか。SNS、YouTube 等の動画、そしてAIの登場によって、文字を読む習慣が廃れたどころか、すでに文字を読むことの意味が無くなっているんですって。読むことの意味が分からなくなっているのではなく、読むことの意味が存在しなくなっていると。

 だから、もう、若者たちの間では140字くらいの文字数のものを読むのが限界で、それ以上長い文章になると、まったく読めない。それがもはやスタンダードな状態であると。

 もちろん、こういう時代にも本が好きで本を読む人もいるけれど、それはごく少数になっていて、しかも大多数の連中は、こういう本好きのことを尊敬はしない。むしろ特殊な性癖を持った変な人、付き合いたくはない人、という位置づけになっているらしいよ。

 本書の著者たる稲田さんは、職業的にはライターであるわけだけど、もう、ライターなる職業は風前の灯であるという認識があるみたい。実際、そうなのかもね。

 そういうことが書いてあるこの本を読んで、私としてはもう悲しくなるほかない。だって、私は定年後、ライターになろうと思っているんだもん。そこへもってきて、もうライターなる職業は終わった、という本を読んじゃったんだからね。

 それを言ったら、今、私が某新聞で担当している書評コーナー、文字数は650字で、その文字制限ゆえに内容のあることが書けないんだけど、なんでこんなに短い紙幅しかもらえないかというと、その書評を読んでいる人たちが、長文が読めないからなんだろうね。140字に慣れている読者からすれば、650字ですら、読める限界に近いのかもしれない。

 もう文学も終わり、文学研究も終わり、売文業も終わりだ。



これこれ!
 ↓
​
本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形 (中公新書ラクレ) [ 稲田豊史 ] ​





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Last updated  February 23, 2026 01:30:05 PM
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ゆりんいたりあ @ Re:スペイン優勝、そして早くもW杯ロス(07/20) 釈迦楽さん、 ご無沙汰しております。 お…
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