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★
BPの世界エネルギー統計によると、
2014年の世界全体の産油量は2.3%増加で、
88.67百万バレル/日量(=Mb/d)であった。
OPECのシェアは41%に下がり、2003年以降で最低となった。
米国の石油生産量が11.6百万バレル/日(前年比15.9%増、
増加量は3年連続1百万バレル/日超)と、
シェールオイルの増産効果で、サウジアラビア11.5百万バレル/日
(前年比0.9%増)、露10.8百万バレル/日(同0.6%増)を抜いた。
米国の石油生産量拡大に対抗して、OPECがシェア確保を
優先して減産を見送り、原油価格は昨夏以降大幅に下落している。
米国は増産した分が輸入減となっている。
//////////////////////
(シェールオイル採掘による原油供給量増大で、原油価格は低下し、
原油採掘原価の高い国々には負担増となっており、
また、もともと採掘原価の高いシェールオイルの採算割れも発生している。
特に、シェール層の採掘業者はシェールガスの値下がりが激しく、シェールオイルの
採掘を優先しているようだ。日本商社が将来の資源確保のために、
北米などで、先行して、シェールガスなどの資源を確保しようとした 目論見も、
採算割れなどで 破綻をきたしているかもしれない。
宇宙衛星から夜間の北米大陸が煌めき、
列車脱線爆発事故も起きているのも、
シェール革命の進展を如実に示している。)
//////////////////////
・主要国の原油生産量 (シェール オイル は含む。天然ガスは含まない)
| 国別 |
生産量 Mb/d (単位:百万バレル/日) |
備考 |
|---|---|---|
| 米国 |
11.64(13.1%) |
前年比1.6Mb/d増と世界最大の伸び。1970年の記録11.3Mb/d越え。 |
| サウジアラビア |
11.50(13.0%) |
昨年から+110kb/d |
| 露 |
10.84(12.2%) |
ソ連邦時代の最大値10.8Mb/dに相当。過去10年の平均成長率1.5%に比べると0.6%の伸び。 |
| カナダ |
4.29( 4.8%) |
前年比+310kb/d増加。 |
| 中国 |
4.24( 4.8%) |
|
| UAE |
3.71( 4.2%) |
|
| イラン |
3.61( 4.1%) |
|
| 世界全体 |
88.67(100%) |
2.1Mb/dの増加で前年比2.3%増加。<唯し、消費の伸びの倍の増加率である。バレル当たりの2014年価格は98.95ドルで、前年より9.71ドル低下した。> 中東(28.6Mb/d)31.7%のうちイラクが3.3Mb/dと1979年以来で最大となった。ブラジルも+230kb/d増加。 |
| (OPEC) |
(41%) |
全体の伸びはなく、リビヤは▲490kb/d、アンゴラは▲90kb/dの減少を、イラク+140kb/d、サウジ+110kb/d、イラン+90kb/dが相殺した形である。 |
| (非OPEC) |
(59%) |
前年比2.1Mb/d増と過去最大の増加幅。 |
<資料:読売新聞、BPのStatistical Review of World Energy 2015から
M:million=1,000,000,k:kilo=1000,
b:barrelバレル=42米ガロン=約159リットル、(換算率)
/d=一日当たり生産量>
1kl=6.29バレル(換算率)
1t(トン)=7.4バレル (換算率)
★
「原油生産」はBPでは「oil production」に対応。
★
原油価格の低下のお陰で、個人的にはガソリン代が安定し助かっている。
一方で、異常な円安で、輸入価格が上がっているものがあり
生活に影響が出始めている。
もし、世界的に原油価格が上がるときは大変かも知れない。
今のままが続く条件は何なんだろう。
呆けには判らない。
★

<BP:2014レビュー oil編から>
Ref:http://www.bp.com/global/corporate/about-bp/
energy-economics/statistical-review-of world-
energy/2014-in-review/oil.htmlin
★
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