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★
本村凌二氏の「古代ローマとの対話」を読んでいる。

<Amazon:¥1,037.-
著者の公式Website:http://motomuraryoji.jp>
競馬馬とコロッセオの話以外は呆けには難しい。
ローマ帝國は地中海世界を圧倒したあと、ローマの市民権を
イタリアの自由民に与えるなど "Pax Romana=パクス・ロマーナ"
の世界観を築く。

<Pax Romana:WIKIPEDIA
アウグストゥス帝 治世のローマ帝国版図
黄色:BC31の共和制ローマ
緑色:アウグストゥス帝が征服した地域
桃色:従属国 >
BC27には元首制に移行する( アウグストゥス帝 )。
紀元96年~180年の五賢帝の時代を過ぎた頃から、
皇帝にはローマ以外の黒人や傭兵出身の皇帝が出始める。
////////////////
(現代の"Pax Americana" や、
米大統領が初めての黒人系であることも
ローマ帝國のこの頃を思い出させる ?!)
///////////////
284年の専制君主制開始( ディオクレティアヌス帝 )と、
キリスト教の公認(313年)により、ローマ帝國は
生き延びようとして コンスタンチヌス1世 が首都を
コンスタンティノープル に遷都(330年)する。
////////////
(古代ギリシャの植民地時代の呼び名が
ビザンチウム。本来の意識は「ノウァ・ローマ=新ローマ」で、遷都した帝の名を取り
コンスタンティノープル=コンスタンティヌ・ポリス。滅亡後に「都市へ」の意味のギリシャ語が
訛りトルコ語風の名称の現・イスタンブル・・・「イスラムの町」という説もある)
小生には「飛んでイスタンブール」作曲:筒美京平、編曲:船山基紀、作詞:ちあき哲也、
歌手:庄野真代・・・の歌が印象的。 しかし、風景には歌のイメージした砂漠はなく、
雪が舞う、湿度の高い土地柄である。
歌手本人が現地を訪れて「エキゾチック」とは無縁の「舞う雪」を見たらしいが、
東西文化・民族が行き来した歴史的には 「エキゾチック」な街 である。
///////////
ゲルマン民族の大移動が376年に始まり395年には
さしものローマ帝國も東西に分裂。西ゴート族のローマ市占領で
476年西ローマ帝国は滅亡。
東のローマ帝國=ビザンツ帝国は1453年まで存続する。
(西ローマ帝国はフランク王国の カール1世=シャルル1世 の
800年の戴冠で復興したが、東ローマ帝國はこれを認めず
僭称とみなした。仏語でシャルルマーニュ。神聖ローマ帝國に
引き継がれる。)
★
なぜ、難民の話を持ってきたかというと、
ゲルマン民族の大移動はローマ帝國を、混乱させていた。
中東、北アフリカ、地中海を混乱させたイスラムの侵攻と共に、
当時の辺境地であったヨーロッパ地域をゲルマン民族の西進の勢いが
圧倒したのである。
///////////////
呆けの小生には、地中海をも侵攻・一部征服した
北方民族のヴァイキング(800-1050年)の動向や、
その後の中世、近代の歴史である、
辺境のヨーロッパから大航海時代、産業革命を経て
「7つの海を征服する、ヨーロッパによる植民地時代」を
ここで述べるには難しすぎる。中略する。
///////////////
小生には、現代の中東や北アフリカからの
「イスラム国」侵攻に伴う難民は、
ローマ帝國が地中海征服の夢と現実に
酔いしれていた頃の、イスラムやゲルマン民族の侵攻にも
似ていないだろうか。
★
今回は、ヨーロッパをその後に支配したゲルマン民族(ドイツ、フランスなど)が
特定のイスラム( 「イスラム国」 )の侵攻で、居住地を追い出されたシリアなどからの
難民を受け入れることとなる。
ドイツ、フランスはかつてのシャルルマーニュや神聖ローマ帝國を思い起こさせる。
しかし、其れで終わりではいけない。
シャルルマーニュやレコンキスタのように、元凶である 「イスラム国」 を崩壊させて
難民を元の居住地に返す必要がある。
「十字軍」というキリスト教めいたものではなく、
歴史遺産や良識・道徳などと言った 人類の智の遺産(人類のDNA) を
守るためにも 国連 は総力で対抗して貰いたいものである。
国連事務総長は特定の国・中華人民共和国(*)の戦勝・歴史祭典に
相乗りする暇はないはずである。
(*:かつてはモンゴル帝国・元朝としてアジア~東欧まで覇権を求めた
多民族国家。フン族もこの辺りから?!)
★
以下には、 最近のEU加盟国の難民の引き受けなどの資料 を
写経する。

< Web資料の蒐集 >
★
・ シャルルマーニュのヨーロッパ世界

<資料出所:WIKIPEDIA>
青:即位時
赤橙:獲得領
黄橙:勢力範囲
濃赤:ローマ教皇領
★
小生は、学生時代に「マホメット&シャルルマーニュ」を
ぶ厚い英々辞書と首っ引きで読んだことがある。

<"Mohammed and Charlemagne":
Henri Pirenne; Translated 1956 from 1935 original,
$16.65-・・当時1ドル=360円;円は360度から?>
「ヨーロッパ世界の誕生」

<出版:1960.8>
この本は翻訳するのが難しい。
日本にはない概念が多すぎる(英語にもない?)からである。
歴史とは小生の手に負えるものではないようだ。
この本は、本来はフランス語であるが、
英訳が発刊されたばかりだった。
有名な先生が依頼したらしいが、
店員が誤って新書を書棚に置いたのを
小生が物珍しく買ってしまったのであった。
かの先生は「いいよ。急がないから。」と言ったらしい。
専攻は歴史ゼミではないからよく判らなかったが、
なぜか興奮したものであった。
「銀杏書房」とかいう本屋で、怖いおばあさんと、
美しい店員がいたことを覚えている。
それ以来、店頭では、鼻眼鏡のおばあさん(=経営者)の
ハタキに追いかけられたものだった。
苦学した親父が、本代を工面して仕送りしてくれたことを
思い出す・・・

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