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2007.02.05
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カテゴリ: RESET[伝説継承の章]
光はまたたくまに広がって、男を完全に取り囲み、
そして、次第に薄れていった。
床にうずくまりながら、男は、

男:「やられたな、サクを甘く見ていた」

借りを返すというのはなかった、ただ、キルというチップを
どのくらい性能がいいのか試されただけだった。
今、男は起き上がって、薄ら笑いを浮かべ、拳をにぎりしめた。

男:「キルに勝るには、根本的に欺くしかなかったわけか」

リセットが偽物だとわかった時、命拾いしたというより、

キルの最大の弱点は、屈辱だった。
サクは既に、研究所へリセットボタンを届けた後だった。

セータ:「なあサク、さっきのボタンは何だったの?」

サク:「ああ、あれは本物を念じて作ったレプリカだ、
しばらく本物を持ち歩いてたからなあ」

セータ:「それってサクの才能?それとも、そのチップ?」

サクは笑いながら、

サク:「自分の才能とチップとの合作としかいいようがないでしょ、
無知な頭脳から才能を引き出されたような」

サクのチップは、学習を続けている。ところが、
サクの連続的な知識の吸収が、チップを活性させ、そのうちに、

ひたすらサクの脳からあらゆる千恵や性格までを吸い取っていたのだ。
無知に等しかったサクの脳は、チップによって引き出されたわけだ。
経験を積めば積むほど、かつてのサクでは無くなっている。

サク:「キルは最悪だが、騙すことは出来ても騙される事までは
考えられなかったんだ。ま、自分勝手なチップって事だあな」



サク:「それもそうだな、それより、イオンの様子が心配だな」

マシンから担ぎだしたイオンは目を覚ましてはいるが、
朦朧として、まだ把握していない。
あたりはもう夜、近くの別の小さな倉庫に入り、朝を待つ事に。
サクは食料を調達しに外へいくと、セータはずっとイオンの手を握っていた。

セータ:「もう、あのセンコーじゃなくていいから、しっかりしてくれぇ…」

問題なのは、イオンが座っている最中にマシンがフリーズしたという事。
記憶が消えるだけでなく、意識までも奪う可能性があったからだ。
助かる事だけを考えていたセータを前に、
イオンに奇跡が起ころうとしていた。

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Last updated  2007.02.05 09:39:44
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