排尿障害
というモノがあります。
広汎手術では、子宮はもちろんのコト、
骨盤内のリンパ節、 先日
にも書いていますが膣の一部、
場合によっては、卵巣・卵管も摘出するので、
広範囲の手術となります。
子宮は、膀胱や腸と隣接している為、
どうしても、膀胱や腸の神経を傷つけてしまう可能性があります。
(広汎手術の場合です。子宮のみの摘出を行う単純子宮全摘ナド、
子宮筋腫の治療ナドに行われる手術に対しては、
そういった心配はホトンドないと思います。)
かなり以前には、根治治療として、
膀胱の神経も全部取ってしまっていたそうで、
そうすると、尿意がなくなってしまうのです。
今では、 医療の進歩
により、
膀胱の神経に限らず、温存出来るモノは温存を。
という方向にあるようです。
私も、膀胱の神経はホトンド残してもらっているので、
今では、普通の人の「尿意」というモノはありませんが
かなり尿意も回復しています。
しかし、いくら神経を残してもらっていたとしても、
やはり多少なりとも、神経に傷がついてしまうので、
排尿障害からは、逃れられないのが現状です。
まず、尿意がないので決まった時間に行かなければならない。
そして、自尿が出せないので、
導尿で排尿しなければなりません。
病院によるようですが、私の通う 倉敷成人病センター
では
術後、シバラクはカテーテルによる排尿で、
その後、ある程度動けるようになると、
カテーテルを抜かれ、自己導尿の訓練をされます。
自己導尿関連記事
生活に合わせて自己導尿
排尿障害の克服を支援-子宮・卵巣がんの治療後で
自己導尿教室
病院によっては、お腹に力を入れたり
お腹を押すナド、圧迫するコトにより、排尿させられるようですが、
その方法では膀胱に負担をかけてしまうので
膀胱を休める為にも、自分で尿道口にカテーテルを入れ、
排尿するのです。
膀胱というのは、尿が溜まってくると、風船のように膨らみ、
排尿し、尿がなくなるとしぼむそうです。
しかし、私達のように、尿意が感じられず
尿が溜まったまま、放っておくコトを頻繁にすると
そのまま排尿しても、しぼまなくなってしまうのです。
もちろん膀胱炎や、酷くなると腎盂腎炎の原因にもなります。
私も、入院中 一度やりました
さて、その自己導尿ですが、
必要なカテーテルは、コレマタ病院によって違うようですが
私の使っていたモノの画像をUPしておきます。
カテーテルはコチラ(15cm位の管です。)
もちろん未使用です
私の使っていたカテーテルは使い捨てのモノでした。
この管の先端に、キシロカインゼリーという局所麻酔剤を塗り
尿道口を清浄綿ナドで清潔にしてから、尿道口に挿入します。
キシロカインゼリー(ちょっと画像デカイけど)
自己導尿については、 コチラ
にも書いています。
その自己導尿を、やはり尿意が戻らないコトや
自尿が出せない人は、長い間続けなければなりませんが
私は、かなり回復が早く、術後1ヶ月半ホドで
自尿が出せるようになりました。
でも、やはり全部を自尿で出すコトは、なかなか難しく
最初は、チョロチョロしか出ず、
自尿を出してみてから、その後残尿を自己導尿で排尿していました。
除々に、自己導尿の回数も減らしながら、
朝・晩ダケになり、段々と朝ダケになり
(寝起きは、何故か力が入れにくかったりしたので。
↑自尿が出るようになっても、力を入れないと出ない。)
ようやく1年前のこの日、メデタク自己導尿卒業となりました
フリーページ
にも少し書いていますが、
この自己導尿卒業までは、婦人科の診察と合わせて
泌尿器科の受診もしていました。
毎回、尿検査をしてもらい、キチンと排尿出来ているか
キレイな尿かどうか、検査をしてもらっていました。
そして、自己導尿のアドバイスなども。
この1年前の今日、婦人科と泌尿器科の受診
泌尿器科では、「自己導尿卒業試験」と名づけ
(先生が
泌尿器科の主治医もオチャメな先生でした。)
膀胱の造影検査。
まず、尿道口から管を入れ、排尿してもらい
造影剤を入れます。
先生が「溜まった感覚があったら言ってね。」
とおっしゃり、ドンドン造影剤が入ります。
そのコロには、300~400mlホド溜まると、
溜まった感覚が分かってきていたので
(自己導尿している間は尿量を計っていました。)
「あ溜まってきた!」と思ったので「なんか溜まってきた気がします。」
と言うと、先生は「今、300ml入りましたからね。」
とソコでストップ。
今度は、そのまま処置室で、排尿させられます。
ビックリしたのが、処置室の中で、機械を動かすと
便座が現れ、排尿出来るようになったコト
(便座の前には、カメラがあります。)
すげぇ・・・
ソコで排尿するのですが、もちろん先生方は
普通のCTやMRIの撮影のように、別室へ出て行かれますが
カメラも、もちろん普通のカメラではありません
膀胱と、その中の造影剤のみが写るようなカメラですが、
正直、別室とは言え、トイレ以外で排尿させられるのは
かなり恥ずかしかったです
でも、コレも自己導尿卒業の為
いいカンジに排尿出来、膀胱の中の造影剤は全て出し切り、
先生からも「上手に排尿出来ています。
残尿もないし、もう自己導尿しなくてもいいですよ。」
とのオスミツキ(?)をもらい、ハレテ自己導尿卒業となったのです
今では、もちろん自尿のみですが
やはり尿意は完全ではありません。
完全に回復するコトは、 あまり期待はしないほうがいい
ようですが
でも、最近忘れてしまいつつあったけれど、
初めて自尿が出た時の喜び、この1年前の
自己導尿を卒業出来た時の喜び、
忘れないよう、マタ笑って生きていきたいと思います
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