晴れ、ときどき“雪月花”日記

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2009.01.19
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本日の名言: の時、 の利、 の和......いにしえよりこの3つが揃った武将だけが天下を収めることができると言われている」(by 織田信長)

「猿(木下藤吉郎)、 天地人 という言葉を知っておるか?」

ドラマの中で武田信玄の死を知った織田信長が、木下藤吉郎に語ったセリフが、今週のメモリアルワード。
この大河ドラマのタイトルにもなっている「天地人」について語られる最初のシーンです。

その云われは?
1話でも、2話でも出てこなかったので一体いつつまびらかにされるのか、と思ってました。
ドラマでは、織田信長のセリフとして表現されているので、「by 織田信長」としましたが、
NHK公式ホームページ によると、 歴史上の書物では、上杉謙信の言葉だとか。 NHKも紛らわしいことをするものですね。怒ってる

でも、 その謙信の言葉の語源は、中国の孟子の教えにさかのぼれる ということで、織田信長も、孟子の教えを学んでいた、と、解釈することもできるのでしょう。

*********************************

さて、前作との対比ですが、篤姫の偉人ぶりを描くために、ことさらにその発言を周りの皆に感じ入らせた「篤姫」とは違って、「天地人」の兼続@妻夫木聡は、未完成で不完全で、「これは、したり」と、未熟さゆえに失敗もする若者といった風情です。

「これは、したり」---。
兼続は、忠義心が空回りして何度も迂闊な行動にでるのです。

*********************************

天正元年(1573年)4月。与六は名を樋口兼続とあらため、謙信の養子となって名を上杉景勝と改めた喜平次の家臣としての生活を、謙信の居城・春日山城でおくっていました。兼続、14歳。

川中島の妻女山で遭遇した武田信玄の懐刀・高坂弾正の不審な動きから、天性の勘で武田信玄の死を察知した兼続@妻夫木聡は、主だった家臣の居並ぶ軍議の末席から、「景勝の考えとして」、上杉軍を京へ向けるべきと、進言します。

.........ひえ~!勝手に自分の考えを殿の考えとして発表したらダメじゃん、兼続。びっくり

しかし、信玄のもう一人の養子、小田原北条家から人質として養子にはいった景虎@玉山鉄二は、「越中の戦には大義名分があるが、兵を京へ進めることには義がない」と反対。謙信も、景虎の意見を支持。景勝に手柄を立てさせたいというあてがはずれたばかりか、うまみを景虎にさらわれ、兼続は悔しさを隠せません。

何かにつけて比べられるライバルでありながら、女性の人気、舞の巧みさや書の腕前、親元の所領の多さも、景虎に勝てない景勝。しょんぼり景虎人気に、兼続は悔しさをつのらせるのでした。

ここで、兼続が勝てない状況を列挙すればするほど、景勝のコンプレックスを刺激する結果に。
「されど、殿には、、、」と言いかけて、景勝が気を取り直したところで「思い当たりませぬ」
貴様!!兼続!!と腹を立てた殿のせっかん。その様は、二人じゃれあっているようにも見えて、ほほえましい限りです。スマイル

なにかにつけ失敗の多い兼続ですが、景勝にとってはなくてはならない忠義な家臣。

翌日、出陣を祝う宴の席で舞を披露する景虎の後、名指しされながら舞おうとしない景勝に座がしらけそうになると、持前の機転でもって、兼続は、雲洞庵の仲間たちと、景勝のかわりに、上田に伝わる陽気な舞を披露。兼続のおかげで場はなごやかさを取り戻したのでした。

口が重く、芸事に関心のない景勝は、景虎のような華やかさを持ち合わせておりませんでした。ですが、兼続がいることで、このように救われることも多く、今宵の兼続の舞は、皆の心を一つにさせたのでございました(ナレーションより)。

いいなあ。無骨な景勝を、持前の陽気さでお助けする忠実な家臣ぶり。こっちまで楽しくなる舞でしたね。スマイル

その宴席で出会った直江景綱の二女、お船(おせん)@常盤貴子は、先日、府内湊(ふないみなと)の城下町で女だてらに暴れ馬を鎮め、兼続の窮地を救った女性。兼続に生意気なじゃじゃ馬として記憶されていた彼女は、実は、いとこの間柄だったことがわかる(母お藤は、直江景綱の妹だったのです)のでした。お船は、姉のお悠ともども、これから城中で行儀見習いをすることに。子供のころ何度か遊んだことのあるお船は、兼続に、「助けたのはあの時がはじめてではござりませぬ。」「お忘れですか」謎めいた言葉を残すのでした。

兼続と会うたびに、面当てのように兼続に向かって歯に衣着せぬ物言いをするお船でしたが、奥手な主君景勝がお船に「恋わずらい」(初恋)していると知った兼続は、一計を案じ、「景勝の名前で」呼び出し状を お船に手渡すことに。

図らずして逢引となった景勝とお船を見守る兼続。ほんとに事のなりゆきにやきもきしている衷心ぶりがにじみ出ていて、この兼続は大好きです。

でも、無口な景勝では、はっきりした態度を好むお船をもてあまし、兼続のおせっかいは、失敗に終わるんですよね。「そちの仕業か?」兼続に向かって投げつけられる呼び出し状。

「これは、したり。」兼続、大失敗です。

出陣の日、度重なる失敗と、初陣を許されず、先陣で戦う景勝を見送るしかない留守番役の情けなさから、感極まって泣き出してしまう兼続。

それを、景勝は、「わしはまだ、死んでおらん。これではまるで通夜のようじゃ。」と珍しく冗談をいい、

「泣き虫 与六」時代を知る坂戸城の面々は、あたたかい笑い声で、

「小さいころから与六は負けん気がつよいわりに、涙もろかった。ちっとも変っとらん。あのころのままじゃ。」と口々に声をかけるのでした。

なごんだ兼続に、「留守を頼む」と殿直々のお声がかり。「ハイッ。」以前とは心持が違います。

そうして、景勝は、越中に出陣し、その留守に訪れた直江景綱の屋敷で、母お藤の病気の重さを知らされた兼続は、母の手紙を川べりに座って読み返し、涙ぐむのでした。

そこにお船が通りかかり、お船は兼続に、むかし木の上に登って降りられなくなったときも、泣いていましたね、と。

「あのころと同じです」

「泣き虫。」

その時は、お船の歯に衣着せぬものいいがなぜか小気味よい兼続でありました。

**********************************

以上が、第3話のあらましなんですが、

後に兼続の正室になるらしいお船。フツーの感覚では、

あれほど毒舌な女の子、兼続は好きになるんでしょうか?といったところが正直な感想ですね。

特に、初陣を許されず無念な思いをしている兼続に、

「一人前の男ではございませぬな。初陣がまだだとは。」と半人前扱いの声を掛けたり、

そしてラストの「泣き虫」の一言。

私には、兼続が 「ドM」 だと思わずにいられません。 びっくり

 お船の登場シーンも、じゃじゃ馬ぶりを表す古典的な手法の「暴れ馬」騒動が、ステロタイプで、「わあ、こう来たか」というような、意外性がなかったのが残念。

とはいえ、今週は妻夫木聡くんの表情が豊かで、のびのびとした演技が素敵でした。

無口な殿、景勝との掛け合いも最高に面白かったです。兼続がいると、景勝も面白い人の部分が出てくるんですね。ベテランだけあって、北村一輝さん、要所要所でさすがに演技上手です。

今回を見る限り、殿への忠義心のあまり墓穴をほるあたり、コミカルで楽しい兼続に設定ではなっているようですが、見ていて文句なくすんなり楽しめました。笑えました。愉快でした。

無口だけど、寛大な殿、景勝も、子供のころの喜平次のやさしさが、大人になっても残っていそうで、うれしい限りです。

数々の兼続の粗相、信長だったら、「たわけ者めが!」「死ねい!」と即座になで切りだったかも知れませんものね。短気そうな信長だったら、ありえない話ではなさそうですが、

まさに「良き大将の器」。景勝を讃美したくなりました。 がんばれ!殿!!

信長と兼続。この構図も、ぜひ見てみたいと思いますが、

今後も、殿(景勝)とそんな兼続のスキンシップを楽しみにしたいと、はなは思います。


天地人(上(天の巻))新装版

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Last updated  2009.01.28 17:33:15


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