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2011.11.30
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カテゴリ: カテゴリ未分類
(きょうは、なぜかネットにはいれなかった。ネットにはいれないとき、ふつうはモデムのモンダイであるが、きょうはモデムが正常であるのに、モニターではまったくなにもあらわれない、つながってないという表示がでるだけ。どうにもラチがあかない。プロバイダー(テルメックス)にも電話したがどうにもならない。きょうはもうだめか(きょうだけか?)と思う。それでも、いちど切って、ワードにてやくざ仕事でもやろうと思ってたらようやくつながる。。。ほっとする。でも、日記はまえからの引用で手をぬく)


 牛島信明さんが亡くなった。
 いまでは、スペイン語文学の訳者も層が広がったけれど、そのなかでも、ストイックさで秀でていたとわたしは思う。
 垢抜けたところを誇示するわけでもなく、地味な、しかし着実で際立った仕事をこなした。

 この世界の訳者では、新潮社、集英社系が多いなかで、いわば岩波系であった。
 ただし、岩波系とはひとことで言っても、岩波にとってはスペイン語文学は、いわば亜文学であるから、編集側からの理解を得るのには苦労したらしい。

 セルバンテスといえば、だれでもドンキホーテ、と答えが返ってくるし、たしかにドンキホーテは世界でもっともすぐれた文学のひとつではあるのだけど(もうすこし控え目にいうなら、フィクション上の実験を試みた大作)、ドンキホーテ以外にも傑作が目白押しだってことに気がついているひとは少ない。(ちなみにわたし、ドンキホーテを邦訳で全編をいっぺん、読んだきりです、すいません)

 岩波文庫で「セルバンテス短篇集」が編まれたときはみじめだった。
 ドンキホーテからの小編がいくつか、それに他の短篇集(「模範小説集」という名前)からもふたつ、みっつ、という寄せ集めの構成。


 ぜんぜん売れそうもない、オクタビオ・パスの詩論を訳したのも牛島さん。
 カルロス・フエンテスの玄人受けのみの、セルバンテス論を訳したのも牛島さん。


 六十二歳であったから、まだ仕事はこれからだったと思う。

 じつは、一時期、わたしはおなじ学校にいた。
 稀には廊下ですれ違うこともあった。
 ラジオ講座の応用篇でも馴染みがあったから、つい親しいひとのように感じてしまうけれど、とくに面識があったわけではない。
 じつにもったいない話だ。
 つまり、ことばを交わしたことさえなかった。
 惜しい話だ。

 そういえば、イバン・イリイチもこの間、亡くなった。


               (2002/12/21)



 長い間、うわさを聞かなかったけれど、永い闘いののち、余生をゆっくり愉しんでいたのだろうか。
 あるひとたちにとっては、神さまのようなひと。

 じつは、わたしが日本史を習ったN先生、文部省側の証人だと明かしたことがあった。
 いや、明かしたというより、居直ったというほうが相応しいかな。

 飄々とした老人であった。

 狡猾なひとなのか。

 またあるときは、紀伊あたりの密教のはなしで、お皿を修行で飛ばす話もした。
 そういえば、古文書を読む勉強もさせられたけど、あれで日本史をやる気が失せたような思い出がある。

 うむ、脱線してる。。。。


                    (2002/12/23)


 点鬼簿の様相を帯びてきているのはなぜか。
 エクトル・ルエダ氏が亡くなったという。
 この人も六十代。
 このひとのクラスには聴講させていただいた。
 第二は仏語であったから、西語は独習しなければならなかった。
 聴講させていただいて、いつでもでしゃばって喋ろうと試みた。
 ニホンジン、とくに若いコは喋りたがらないから、わたしはひとり目立った。

 このひと、テレビサの日本駐在員を務めていた頃もあった。
 初めて知ったのだが、黒い雨の西語への翻訳も完成させたという。

 (ルエダ氏、いつか触れたことがあるが、マイミクさんの雅杜(がと)さんのお友だちのだんなさんでした)



                 (2002/12/27)








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最終更新日  2011.11.30 12:33:25
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