くずみ さくやのダイエット&SnowMan好きブログ

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久住咲夜

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きみのまま「ばうむ… New! マリィ・ビィさん

2008.01.06
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カテゴリ: BL小説
この四作目は仕事も大変ですが、弘と前原の関係ももっと濃密になっていて

ちょっとお話の雰囲気が違うような気がします...が、好きです(笑)


「ただいま定修中!~許可証をください!4~」
烏城あきら先生(イラスト・文月あつよ先生)
二見シャレード文庫



おめぇ、背中が悦いんだろう?

十月、秋の工場定期修理が始まり、営業の徳永が製造で研修をすることに。
やたらになついてくる徳永をかわしつつクローズドシステムのテストを始めた

弘の色気をいち早く見抜いた油断ならない御代の登場に、危険を察知する前原。
二人で招待された社長との会食で、慰安旅行の秘め事をばらしそうになったりと
相変わらず危なっかしい弘は案の定、前原と熱いひとときを過ごしたホテルを
出た直後、偶然出会った辻本にさらわれ彼の自宅へ連れ込まれてしまう。
弘、ついに往年の色事師の手に堕ちる!?


あらすじの最初の一文...羞恥プレイかと思ったわ!(笑)
「許可証をください!」の四作目ですが...実は、さくやこのお話だけはあまり
印象に無いかも(苦笑)
でもでも、徳永君が弘になついて前原がやきもきしたり、辻本がふたりの仲を
脅かそうとしたり、慰安旅行のときに相手までは前原だとは解らなくても
弘が抱き合っているのを社長が見ていたかも!?とハラハラしたり。


でもなんとなく、閑話休題というイメージを持ってしまって(汗)

面白いのですっ!、でも...なんだろう?
人との関わりが重視されて書かれているからかな?喜美津で働くふたりが好きな
さくやには、だから物足りないのかな?
なんだか徳永君も中途半端で、辻本も中途半端な気がしちゃうんですよね

それに、今回は相手が先輩で遊びに慣れた辻本がちょっかいを出すからか、
何時に無く毒に当てられたのか、前原も一歩下がり気味だし。


前回の「嵐を呼ぶ台風!?」で書きたかったのに書き忘れてましたが(汗)、
本社の徳永が喜美津化学の製造部に派遣されて来たのは、渇水や色々な問題を
喜美津が抱えているのを知った営業のトップの矢野が品物が無いと困る、と
代わりの品物を他社に発注して準備していたのが製造部にばれて
矢野は土下座して謝りましたが、どうみても製造部から見たら信用されず
内心はただ謝っておけばいいという感じで誠意が無くて
「製造部の苦労を解れ」ということで、本社の営業を数週間研修に来るように
させたのですが...どうしても読んでいると喜美津化学製造部側に思いがいって
しまうので、さくやも矢野のしたことは裏切りのようで嫌な場面でした。

矢野の気持ちも解るんですけどね(苦笑)
品物が用意できなければ、会社が信用問題やたくさんの被害を被ることは。
さくやも職場で代用品を持ってきてもらって助かったことは何十回も
あるので、一概には言えませんが...BLでこんな場面がっ!?という感じでした(笑)
なんだか本当に生々しい会社の現場という感じで...。

その使命を受けて派遣された徳永君ですが、何故というくらい弘になついていて、
でもわんこがくっつきまわっているようにしか見れないのですが、
前原からしてみたら、弘にべたべたされるのは嫌でしょうがないんですよね(笑)
弘にしてみても、徳永君の指導を前原が引き受けたことで一緒にいる二人を見たり
大学のことで徳永君に勉強を教えてもらっていると聞いて
何ともいえない気持ちになってあたふたしたり
お互い徳永君に嫉妬して気まずくなったりしているのが(笑)

後々で些細な嫉妬からの想いから我慢の限界がきたとき、弘は
「勉強は教えられるように僕も勉強するから徳永君には教わらないで」、
前原は「俺以外の男とふたりきりになるな」と本音を言い合って...
そんな、ふたりして徳永君の気持ちを勝手に何決めてるの!(笑)と、
笑ってしまいました。
どうみても徳永君は憧れの域を脱してないと思うんですけどね(苦笑)
恋は盲目だなぁ~♪

でも前原の独占欲は度々ありましたが、弘の想いも嫉妬を自覚することで前原に
重なってきたのが解って、仕事での関係以外ではどちらかと言うと流されていた
ような弘が「恋愛」に自己主張し始めて、とても読んでいて嬉しい場面でした!

辻本も...何かもうちょっと前原が噛み付いたりすれば良かったけど
なんだか負け気味だったのが、気になっちゃって(汗)
悪役にしては物足りないし、人情を見せたいにしては中途半端で。
善か悪かと言われれば「ほどよい」感じなんですけど。

確かに酔った弘が辻本に襲われそうになるのですが、弘もそんな場面になっても
ただ疑問だけで終わっちゃって、嫌な予感で助けに来た前原に言うでもなく
前原にしても、ふつう恋人が襲われていたら気遣っていても少しは
何されたか聞く様な気がするんだけどなぁ(そして報復に行く・苦笑)

...というのは建前で。そもそも、
自分の親と同じ様なキャラが、手軽に興味があったからと誰かを抱くというのが
さくやの中で嫌なんでしょうね(苦笑)
偏見は持たない様にしたいですが、その歳になってまで人の恋人襲うなよ。と
だから辻本の仕事の場面とふたりをからかう場面は好きでも、
弘を狙う場面が気持ち悪くてしょうがないのかも。
なくなった奥さんの事を今でも大切にして、こころにあるのに。

社長との会食も場面は面白かったのですが、ここ必要かなぁと。
この場面があることで今後弘と前原に、喜美津にとっての何かが起こるという予感は
思えるのですが、弘は慰安旅行でも同室で、気にかけてもらっていましたが、
世間話をするために社長と会食なんてできるものかなぁと(現実的・苦笑)


でも、ふたりの想いがもっと強くなったいちゃいちゃシーンは好きです!(笑)
お互い相手を好きで、気持ちよくなって欲しいと思っているから
すごく言葉も行動も熱くて、流れる汗が読んでて伝わるようで。

「もっと会ってくれるなら工場では悪さしない」という言葉に負けて
弘は合鍵を渡すのですが、少しは安心できたのか前原も苛々しないで落ち着いてきて
それでも「表面に出さなくなった分、内面の凄みが増した」と感じてて
前原、我慢しているのね~!と思わず笑ってしまいます(笑)

社長との会食の場面も、前原と弘は旅行先で抱き合っているのをもしかしたら社長に
見られたかと思っていて、焦った弘はもしその時の事を言われたら
「お膳をひっくり返して逃げるよ」と真面目に言っているのを
前原が呆れて「あほ」というのが可笑しくて!

「失礼だな、僕はいつだって本気だぞ。お膳をひっくり返してから驚くなよ」
という弘の言葉に、どんな脅迫なの!と大爆笑してしまいます

結局社長はあの時「弘と女性」が抱き合っていたと思っていて、
「どんな女の子なの?」と聞いているのに、誤解しているならと冷静な前原と違って
焦った弘は「前原なんかじゃありません!」と叫んでしまって...

弘が自分で台無しにしてどうするんだか!!(笑)

パニックになって「ひっくり返すか?ひっくり返すしかないのか!?」と
弘がもうお膳をひっくり返す気満々なのが面白くて!
すかさず前原がフォローをして、社長も冗談だと思って爆笑していましたが
大変だなぁ、前原...でも笑ってしまう(笑)

社長の前でのうっかり発言や、冷静に対応できない自分に弘が落ち込みつつ
ばれたらクビになる?と、どんどん悪い考えにいってしまい
ふたりで歩いていても周囲の目や、喜美津の人がここにいたら...と不安で
前原を見つめるのを、誘っていると誤解されてホテルに連れ込まれるのですが

昂奮している前原のを悪戯しながら「これ、どうしようか?」の弘の問いに
「......お前はどうしたいんだ」と言われたら内心で「それはもう、いじめたい」と
思っている、この弘がすごく好きで。
いつも抱かれているとはいえ、なんだか気持ち的には前原を抱いているような勢いが
感じられて、自分から愛したいという想いがいっぱいで。

いくら弘が腰を揺らして誘うからって、「っの、野郎っ」という攻めは
前原くらいしかみたことないなぁ(笑)
ふたりのセリフだけ見ていると喧嘩みたいだもん(苦笑)

でも、社長との会食のときから弘は悩み始めてしまって何となく気まずさがあって
そんな時に前原が、弘には内緒で品証で使っている部品のメンテナンスを毎日して
くれている事を知って、前原も恋人として助けたいのか、同僚としてなのか、
言わないことで悩んでいるのではと気付くのが、すごく何か胸が熱くなる場面で。

どうも途中から延々と弘の悩みで文章も雰囲気もくどくどしているのですが、
ここから一気に何時ものように自分と喜美津の為に道をひらいていく弘になって
読んでいて、ほっとしました
いつもは何処かしらおとぼけシーンがあったりするのに、本当ただ悩んでいる
描写ばかりで、解るんだけどなんだかなぁ~という感じだったので(苦笑)

心配事が一応無くなって、久々に素直に抱き合える期待感に
前原は場所を変えようと促すのですが、すぐに抱いて欲しいと、
壁の薄い室内でタオルをくわえながらで良いから、と弘が前原を誘うのが
弘が切羽詰っているのが、想いが成長したな!なんて思ってしまって。
いつも拒否するのは弘だったから。

動きを止めた前原にくすん、と笑って「声を出したほうが...いいのかな?」なんて
挑発するのが、可愛いな~!!と思いました
この弘の「くすんと笑う」という表現が、さくや大好きなんです


あとは、恒例の前原視点ですが
前原が虎視眈々と弘との同居に向けて企んでいたのが読むと判明して(笑)
逃がすわけにはいかない、
恋愛対象が自分ひとりではないと気付かせないように...なんてそんな事を
考えていたなんて!!(笑)
意外と前原って回りくどいな~!
ふたりで釣りデートに行って、弘がエサを平気でつけているのを見て
「今更の話だが、男と付き合ってるんだ」とこころの中で再確認したり。

弘が指導の為とはいえ、前原と常に一緒にいる徳永君への嫉妬をぽつりぽつり言えば
もっと岩陰にいれば、連れ込んで抱けたのに!と後悔していたり(笑)
同居したいと考えていたら、弘が前原の住居にしているビルに引越ししてきたと
母親から聞いて、「まさか俺の部屋!?」と焦りながらもわくわくしてみたら
階違いの部屋を引越し場所に決めてて、がっくりしたり(苦笑)
前原の喜びと落胆の差が大きくて、無意識にでも弘が前原を振り回しているのが
面白くて笑いながら読んでしまいました


ちょっと辛口なことも言いましたが、ふたりの想いの進み方として読むには
本当に面白かったです!だだちょっとさくやが欲張りなだけで(苦笑)





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Last updated  2008.01.06 21:01:56


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