くずみ さくやのダイエット&SnowMan好きブログ

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久住咲夜

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材料から手作り、フ… New! ちるちる1028さん

2008.05.07
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カテゴリ: BL小説
「お嫁においで」、森本あき先生

お夕飯を食べて、ごろんとしていたらいつの間にか寝ちゃってて、
起きたら夜中でびっくりのさくやです(汗)
時間がもったいなーいっ!!
なので、夜中に感想ぽちぽち(苦笑)
.........眠いような、目が覚めているような不思議な気分です...でも眠いかも。



「お嫁においで」
森本あき先生(イラスト・ホームラン・拳先生)
ダリア文庫



20年の付き合いになる幼馴染。
二人は同い年の26歳だが、柾は二股、三股当たり前、来る者拒まず、去る者追わずの
ろくでなしで、彼女が途切れたことが無い。
対する杏は、生まれてこの方一度も彼女が出来た事が無い。
実は、杏は密かに柾に恋心を抱いていたのだ。
そんな杏に、柾はある日「偽装結婚しよう」と言ってきて――!?


何となく、さくやはカワイイ感じで好きなのですが(ここまでご都合設定だとね・笑)、
壁に投げたくなる思いもあります(苦笑)

簡単に纏めちゃうと、遊び人だけど小学生の頃から杏を抱きたいと想っていて
でも想いを受け入れられる事は無いと、せめてだったら友達でいたいと、
長年他の人達を身代わりにしているろくでなしな柾と

遊んでばっかりの柾の結婚を心配する母親が入院した事で、
退院後の母親の看護と、安心させるため、女性だと後々面倒なので幼馴染の杏と
「偽装結婚」をしようと提案......
というのを建前に、長年の想いに我慢できなくなった柾が、
丁度良い機会だと体だけでも欲しいと、そして何となく杏の想いにも気付いているから


もう...何というか、森本先生じゃなかったら許されないお話だと思います(苦笑)
それくらい特殊な流れのお話なのですが、
「森本先生だからね~!」と念じながら読むと、不思議と楽しめるような。

「花嫁シリーズ」の雰囲気とキャラが、さくやは好きだったりしますが
このお話の良さははっきりとは思い浮かびません...(汗)
でも、元々柾は杏を想っていたし、専業主婦になれと言う位の束縛的な愛情なので
どこか読んでいて心地良いのかな...?

ただ、さくやにとってはキャラが魅力的じゃないんですよね(苦笑)

杏はパン作りが大好きで、パン屋さんで働いていても、結構簡単に辞めてしまったり
(色々事情はありますが、もっと自分の仕事への誠意とか、他を紹介してもらうとか)
26歳という年齢がありえない言動とか、感情表現なので、
好きになれなくて。
健気を通り越して、夢見がちというか自主性が無くて優柔不断さが、うーん。
そもそも、昔は読めたけれど「杏」(あんず)とか、名前で拒否感が...ううっ。
あまりに受けに夢見がち過ぎる名前だと、引くというか。

さくや、柾は大嫌いだし(笑)
森本先生の描きたい、「身勝手でも本当は受けには一途な攻め」を表現したのかなぁと
いうのが伝わってくるのですが、理解できないというか。
プライドが高くてそれまで勝手な自論で遊び歩いているくせに、
突然自分の想いが我慢出来なくなったから遊び相手を切って、行動を起こすというのがね
何様......という感じで(苦笑)

どんなに「好きだから」で取り繕っても、傍で遊んでいる姿を見てきた杏が
今までの柾の姿を無しにして流される気持ちも、
今までも杏しか愛していないから、それまでの自分の行いは忘れろと言って、
想いを伝える柾の気持ちも解りたくないし。

本当に、攻めの為の都合をぎゅーっと凝縮したという感じ(苦笑)

元々両想い同士なので、柾は旦那さんで杏はお嫁さんで、ハッピーエンドになりますが
すごい力技だと思います...はい。

母親の前で...したり、恥ずかしさとか無いのかと理解不能な場面が多いのですが...。
(プレイとかじゃなくて、キャラたちのモラルが無い描き方というか)
なーんでか、この本手放せない(笑)

杏が、「偽装結婚」なのに信頼してくれる柾の母親を騙すなんて嫌だと悩む場面とか
何故杏と結婚しようとしたのか、堪え切れない想いを全部言う柾とか
ちょこちょこっと、乙女ごころ...乙女!?(でも乙女って表現がぴったりだなぁ・笑)
乙女の萌えこころをくすぐるシーンが出てくるんですよね~。

ありえない設定なのに、何故か読んでしまうように惹き込むお話を書かれるのは
こういうところは、森本先生ってすごいなぁと思います。

でも、まだ他の本のほうが話がしっかりしているかな(笑)
花嫁シリーズとかは、まだ「物語」があるけど、
この本は、ハッピーだけど攻め(と、母親)の身勝手さが強く残っちゃって。

......うーん、こんな攻めが書けるなんてすごいなぁ。
でも、他の本でも結構「遊び人攻めだけど受けに想いが伝わったら一途」が
多いですよね...。
だからさくや合わないのか(はっきり言うとね・苦笑)

だったら、自分だけ理屈と逃げを作って楽しんでいる前に、
ある程度戸惑って遊んでも、
受けへの想いを認めたら、真正面から真剣に想いを伝えようとしなよって思っちゃうから。
散々自分の流れに持っていって、尚且つ受けから想いを自覚させたり告白させようとする
魂胆が苦手なんだろうな、さくや。

あと、杏がまるで攻めの残酷で身勝手な理想の形の様に「純粋無垢で綺麗なまま」なのも
むむっとするというか、人間を描いているはずなのになのにお人形さんじゃないのだから
攻めは勝手なのに
受けだけ純粋性を押し付けがましいのは本当に、さくや無理...。

ふたりとも「純粋」なら、まだ好きですが、なんでBLってこういうお話ばっかりなんだろう。

...あっ、でも森本先生好きですよ?(苦笑)
ひとつひとつの本の中に、この場面はぴったり合うっ!!というのが必ずあるので。
やっぱり、読ませ方が上手なんでしょうね。

何だかんだと言ってしまいましたが、攻めが強引で、受けがお嫁に行くお話が
好きな方には、良いと思います♪(おすすめかどうかは別として・笑)
表紙を見ていただくと解るように、美形攻めと可愛い子受けですし。

設定も、結婚だけど貴族とかではなくて舞台が普通の現代でなので、
どこか夢の様なかけ離れた感じじゃなくて珍しいんじゃないかなとも思うし...。

あっ、新也先生の「 嫁に来ないか 」があったか(笑)

ふふふっ、夜中から感想を書き始めましたが、朝日が出てまいりましたよ~!
おはようございまーすっ(苦笑)





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Last updated  2008.05.07 05:26:19


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