草加の爺の親世代へ対するボヤキ

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2016年01月03日
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          第 三十二 回 目





  由良(ゆら)の湊(みなと)を見渡せば、澳漕(おきこ)ぐ舟の梶をたえ(船が何処へ行くか知れず漕いでい

る)、浦の濱ゆう(海辺に生ずる浜木綿、ハマオモトの異称。葉も花も幾重にも重なっているので、幾重の序詞とな

る)幾重(いくえ)とも、しらぬ浪路(なみぢ)に鳴く千鳥、紀伊(き)の路(ぢ)の遠山渺々(とおやまはるばる)

と、藤代(ふじしろ)の松に掛かれる磯(いそ)の浪、和歌(わか)・吹上(ふきあげ)を外(よそ)に見て、月に磨

ける玉津島(月光の下に照らし出されている美しい玉津島)、光も今はさらでだに(光も今は昔ほどでなく、と、そう

でなくても長い旅路に辛苦する、とを懸けて続く)、長汀曲浦(じょうていきょくほ、長い汀と曲がりくねった浦)の

旅の路(みち)心を砕(くだ)く習いなるに、雨を含める孤村(こそん)の樹(き)、夕(ゆうべ)を送る遠寺(えん

じ)の鐘、哀れを催(もよお)す時しもあれ、切目(きれめ)の王子(おうじ、和歌山県日高郡切目川村にある五体王







 更に参考の為に付け加えましょうか。日本の沙翁と絶讃されている近松門左衛門の世話物浄瑠璃から、「曽根崎心

中 徳兵衛・お初 道行」の出だしの部分をご紹介致します。


 ― この世のなごり。夜もなごり。死(しに)に行(ゆ)く身をたとふれば、あだしが原(そういう特定の原がある

わけではなく、無常の原の意)の道の霜。一足づつに消えて行く。夢の夢(現世は夢の如くはかないものであるのに、

死にに行く身のはかなさは、その夢の中にまた夢を見る如くである)こそ、哀れなれ。あれ數(かぞ)ふれば曉(あか

つき)の。七つの時(とき)が六つ鳴りて殘る一つが今生(こんじょう)の。鐘のひびきの聞きをさめ。寂滅為楽(じ

ゃくめつゐらく、煩悩の境を脱して、始めて真の楽境があるとの意)とひびくなり。鐘ばかりかは。草も木も空もなご

りと見上ぐれば。雲(くも)心なき水のおも(雲は無心に水面に影を落としているの意)北斗(ほくと)はさえて影

(かげ)うつる星の妹背(いもせ)の天(あま)の河(がは)。梅田(むめだ)の橋を鵲(かささぎ)の橋と契りて

(北斗星から七夕の牽牛・織女二星の契を連想し、それにあやかって我々も、今渡る梅田の橋を鵲の橋と見立て、何時

までも添い遂げようの意)いつまでも。我(われ)とそなたは女夫星(めをとぼし)。必ず添ふとすがり寄り。二人が













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最終更新日  2016年01月03日 09時30分42秒
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