草加の爺の親世代へ対するボヤキ

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2019年04月13日
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第 四百二十六 回 目

 前回には具体的な敬老精神の啓発に就いて、ほんの少し触れましたが、セリフ劇の効用はそれだ

けには留まりませんで、多くの利点・長所を備えて居りますので、今回はそれについて述べてみよ

うと考えました。

 生きる事の素晴らしさの実体験を、身を以って知ると言う事。例えば虐めに遭ってそれを苦にし

て自殺する子供達が大勢出て居ます。実に悲しい、痛ましい事でありますが、これには私を含めた

大人たちの責任も大いにある。それを具体的に説明して、皆さんに共に考えて頂きたいと思うので

あります。

 子供達への教育で何が一番大切だとお考えでしょう? 今頻りに叫ばれている英語教育でしょう



科学する心を植え付ける事でありましょうか? 本当の宗教心を育てる敬虔な心を涵養させたい

が、信教の自由が憲法で謳われているしするから、何をどう教えたらよいか分からないし、等等と

色々と目移りしたり又確信が持てなかったりする。

 私は一人の人間として、「この世に生きている事自体が無条件で素晴らしい事だ」と何よりも

先ず、実感して貰いたいと念願しています。学校教育という狭い枠の中で考えるのではなく、広い

意味での「教育」を考える場合には。

 唐突ですが、生きることが、毎日の生活が楽しくて楽しくて堪らないと感じている者が、一体

自殺などするでしょうか? 私の中の常識は 否 と即座に答えますよ。つまり死にたいと思うの

は生きている事自体が死ぬよりも辛いと感じるから、ではないでしょうかね。

 私達には、人間に限らず生命体の中に生きて在る者は、本能的に死を恐れ、嫌悪する筈ですか

ら。現にこの私・草加の爺は十代の頃年柄年中と言っていいくらい、死の誘惑に駆られていた。



な恐怖感がそれを遮ったから。今にして思えば有り難い死への嫌悪であり、闇雲な恐怖の感情であ

ります。健康な生命力が、誤った死への誘惑に勝利を収めさせた。再び、有難い事であります。

 ですから、生きることがこんなに辛くて、しかも死ねないならば、いっそ生まれて来なければよ

かった、そんな本当に罰当たりな考えを、その後もずっと引きずって持っていた。

 亡妻の悦子と出会った当時も意識の前面にではなかったが、そう言う暗い厭世的な感情が心の



諍いが起こった。自分は自分がこの世に生まれて来た事自体を、無条件で肯定できないでいる。だ

からまだ生まれて来ない子供に、申し訳ないように既に感じてしまう。子供は無条件で好きだし、

自分の子供ならさぞかし可愛いだろうとも、思う。が、こんな嫌な世の中に最愛の子供を呼び出し

て、辛く厭な思いをさせたくないと感じるのだ、生まれない先からね。―― 大体、こんな風な

事を言った物です。すると家内は「ふーん」と唸ってから、そう言われれば貴男のそう言う風に

言う気持ちも解らないではないが、そんな理屈は忘れてしまいましょうよ、とか何とか私を宥めに

掛かったものです。結局、愛する妻に説得されて男の子を二人儲けることになった。そして、成人

してから息子二人に以前、こういう事があったのだよ、と一種の笑い話の種として話したのです

が、息子達は異口同音に「生まれて来てよかったよ」と手放しで自分たちの誕生を肯定して呉れま

した。それで、私は密かに安堵の胸を撫で下ろす事が出来たのでした。

 念の為に申し上げれば、今現在の私は愛妻のお陰様を持ちまして、生まれて来て本当に良かった

と実感しながら、毎日を充実して生きることが出来ています。これだけでも「神」に深い感謝の

念を奉げないでは居られません、実際の話が。

 扨て、話を前に戻します。虐めに遭って自殺する子供達は私達大人に明瞭で明確なメッセージを

残していないだろうか? それを大人たちはやれ虐めが有ったの、無かったのと言った議論に余念

が無いようである。大人たちは底抜けの馬鹿者ばかりなのであろうか、そうでない事を祈らずには

いられませんが、それでは大人たちは恍(とぼ)けて分からない振りをしているのでしょうか?

必ずしもそうとも思えないから始末に困ってしまう。有り様は、大人達には本当に分かっていない

のでありましょう。こんなにも明瞭に、何度も、何度も出されている天使の様な純粋で、無垢な

子供達が発している悲痛なメッセージが、何の事やら本心から理解不能なのでありましょう、どう

らや、悲しむべきことには。

 だからこそ意味の無い責任のなすり合いがエンドレスに続いている。ズバリ、私・草加の爺の

メッセージの読み解きを御披露致しましょうか、死んで行った子供達の声なき悲痛な叫び声の、実

に痛ましい意味合いを。こんな世の中厭だよ! ボク・あたし、もう生きているのが堪らなく辛く

て仕方ないよ、世の中の誰も、誰一人としてボク・あたしを助けてはくれないし、自分で自分を

助けるより他に方法がないのだもの…。( 誰か、誰でもいいですから私・草加の爺を窘めて下さ

いませんか、おい、草加の惚け爺さん、寝ぼけた事を言いなさんな、真相はこれこれだよ、と )

 もっとありますよ。世の中には所謂「極悪非道な行い」を犯す人間が掃いて捨て程に、数多くい

る。しかし、考えても御覧なさい、誰が好き好んで極悪非道を行うでしょうか。意外な事に彼等は

そうせざるを得ない、非人間的な立場に追い込まれてしまった。万止むをえずして行為に走ってし

まった…、( これに関しては正直な所、自信がない。何故なら、殺人は人間にとって最高の快楽

であるらしい、から )、( しかし、仮にそうだとしても、それはそうせざるを得ない、非人間

的な或る極限の状況に追い込まれたからであって、好き好んで、自ら進んで、或いは喜々として

殺人を犯す筈はない、と少なくとも私・草加の爺は確信している ) だからして、彼らはその時

点での被害者である、窮鼠が猫を噛んだのであり、清水の舞台から飛び込まざるを得なかったわけ

になろう、とすれば彼等を殺人を含む極悪非道なる行為へと狩り遣った、極限の状況をこそ、正当

に唾棄し大いに嫌悪しなければならないだろう。罪を憎んで人を憎まず、この論法が正当であると

仮定すれば、少なくとも現行法はそう考えている、現代社会はそうした非人間的な過酷極まりない

状況を日々数限りもなく、発生させている。その明確な証拠が私達に与えられた非人間的犯罪の

愕くべき数の多さに、出て居るのではないか…。これが世界一平和で安全な国と自他共に 称賛し

て止まない 我が日本国の実状なのだ。純粋故に傷附きやすい子供達がその社会に敏感に反応して

絶望したからと言って、誰が、一体何処の何方が非を鳴らしたり、叱責する資格を有していると

言えるのであろうか知らん?

 ほんの一例を挙げたに過ぎません。このような現代社会の抱えている歪みやひずみ、最悪化した

病根などの所在を、セリフ劇は私達に単なる理屈ではなく、身を以ってする貴重な体験として、

教え、また諭してくれる無二の貴重な場所・空間となるのであります。

 身近にいる父母や近親者からも「見捨てられている」大勢の若者たちを含め、純で無垢な故に

今の閉塞的な不幸な環境から抜け出ることが出来ずに悩んでいる人々に、私・草加の爺は心から呼

びかけたい、私達のセリフ劇のサークルの輪に参加してみませんか、と。

 まだまだ犠牲者は驚くほどに大勢いる。そして、ストレス社会は益々悪化の一途を辿る様相を

呈している。政治にも、経済にも、その他の多くの分野で余り多くを期待できない。

 結局は、最終的に落着くのは 「 自己責任 」 という誰からも文句のつけようがない、現代

社会の持つ構造的な、そして深刻な矛盾。

 其処に対しても救いの、優しい、人間味のある手を差伸べようと言うのが、私達のセリフ劇

であります。そしてそれを裏側で、根底から支えて呉れるものこそ、それこそ無尽蔵に生まれて来

る人々の善意であります。金銭とは直接に結びつかずに後から後からと、汲めども尽きず、それば

かりか使用すればするほどに豊富に、そして暖かさを増す。

 こんな素晴らしい夢の様な場とチャンスと出会いとを、新たに構築しようとしている。それも営

利を目的とする企業としての活動ではなく、世の為、他人の為を思う善意のグループとして発足

し、その後も終始社会福祉的な意味合いの強いユニークな活動を展開し、大きな発展・成長を

期すという従来には見られなかった独自な存在として、地元の町民ぐるみで支え合い、共に

繁栄を謳歌しようと計画しているのです。

 又、目指す物は飽くまでも人々の健康であり、平和な生活、協調と調和の精神であります。これ

以上に望ましい団体やサークルは世界に類を見ない事は勿論、この画期的な目論見が成功した

暁には、類は友を呼んで地球上に共感・共鳴の輪が広がるのは、必然でありましょう。

そしてこの新しい形のエンタープライズが大成功を収めると言う事は、日本社会のみならず、全

世界に強いインパクトを与えずにはおかない筈で、人類史上に新たな曙を告げる事となり、人々の

生き方に非常に好ましい結果を将来するに相違ありませんよ。

 そうした善意に満ち溢れた未曽有な試みに対して、一人でも多くの方々に御注目頂き、暖かな

御声援を賜りたいと衷心より念願するものであります。

 そして、途中からでも構いませんので、大勢の方々の参加も大歓迎ですので、宜しくお願い致し

ますと同時に、様々なアドバイス等も心待ちに致しております。人々の善意が善意を呼び、それが

更なる善意のうねりに高まりを見せる。それこそが今度の試みの精神であり、魂を形作るもので

ありますから。





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最終更新日  2019年04月13日 07時58分31秒
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