草加の爺の親世代へ対するボヤキ

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草加の爺(じじ)

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2024年04月18日
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ジョー (昼食用のカウンターの背後で、迷信担ぎの様に考え込んで)君はただしいよ、ラリー。

悪運がヒッキーが来た時にドアから入ってきたんだよ、俺は賭博師だから感覚で悪運は分かるん

だ。(それから反抗的に)でもそれは白人の悪運だ、彼は俺にケチをつけることはできない。(カ

カウンターから出て来て、バーに向かう、ぎこちなくロッキーに話しかける)パンは切ったから、

俺の仕事は終了だ。稼いだだけ酔っ払おうかな。  (ロッキーは敵意のある視線を向けたが、

ウイスキー瓶を押しやる。ジョーはなみなみとグラスに注ぐ、不機嫌そうに)俺はキープした分を

全部飲んじまった。(鍵をポケットから取り出して、バーにポンと置いた)これが俺の部屋の鍵だ

、もう戻らないよ、俺は黒人仲間に復帰するつもりだ。望まれてもいない場所にとどまりはしな

いよ。俺は反吐が出そうだし、白人と会食するのに疲れたよ、(ウイスキーをがぶ飲みすると周



ロッキー おい、貴様、何をするんだよ。

ジョー (冷笑しても威厳を保ち)ただ問題を避けただけだよ、白人くん。もうあれを割る必要は

ない、直ぐに背中を向けるから、白人が同じグラスから酒を飲むことはない、(ぎこちなく通り

へのドアに向かう。別れの一言の為に振り向き、自慢げに)俺はうすのろ共とのらくらして暮らす

のに疲れてしまったよ、俺は勝負に生きる男だ、これから大勝負に出て、一山手に入れるつもり

だよ。それからまた賭場を開設して黒人たちに娯楽を提供する。多分、時々は此処に戻ってき

て、飲んべい共と会おう、多分だが、二十四ドル札をバーに投げ出して、こう言う、これを全部

飲んじゃってくれ、そして彼等が俺の背中を叩いて言うのを聴く、ジョー、君は確かに黒人じゃ

ないや、でも俺は言う、いいや、俺は黒人だ、これは黒人の銭だよ、俺と酒を飲むのを誇りに

するか、酒を飲まないかだ。或いは単にこう言う、地獄に行きやがれ、と。俺は自分を切り下げ

て白人のクズ野郎となんか酒は飲まないぜ、と。(一旦はドアを開けて出て行こうとしたが、ま



し銃を借りて白人を脅す必要が生じたら、手に入れるよ。待っててくれよ。(スイングドアをふ

んぞり返って通り過ぎる)

チャック (怒って)あいつを叩きのめしてられよ、ええっ、俺が洒落た服を着ていなかったなら

、あの野郎を追いかけて、通りで叩きのめしてやるのだが。

ロッキー ああ、あのままにしてやろうよ、憐れな老いぼれだ。彼とその賭場。彼は今夜戻って



だ。俺は彼に場所を貸してやるよ。  (スイングドアが押し開けられて、ウイリーオーバンが

通りから入って来た。ヒゲを剃って、高価で粋なスーツを着て、上等の靴と清潔なリネンシャ

ツ。彼は完全にしらふであり、顔は蒼白だし、ショック状態の神経でいる)

チャック 別の男がめかしこんでいるぞ。サリーの店で服を買ったのか、ウイリー。(嘲弄して)

明日また彼の店へ売り戻せばいいさ。

ウイリー (ぎこちなく)いいや、もう大丈夫なんだよ。本当さ。

ロッキー (同情して)病気ではないのか、ウイリー。景気付けにいっぱいやれよ。(ボトルを彼

に押してやる)

ウイリー (ボトルをもの欲しげに目で追って、頭を振り、決然として)いいや、有難う。禁酒す

る唯一の道は禁酒することだ。もしも俺が禁酒協会の事務所に酒の匂いを嗅ぎに行ったら、もう

おしまいだよ。

チャック 君は本当にあそこへ行ったのか。

ウイリー (ぎこちなく)そうだって言ったよ。俺は数分休みに此処へ来たんだ、酒が必要だった

からじゃないよ。俺はあの安物の金物屋に虚勢を張る必要なんかないと見せてやるよ、(罪を感

じながら)奴は俺に妙に親切だし寛大なんだよ、彼はあの無礼な態度を取らざるを得ないのだろう

さ。(バーからそれて出て)足がすこし震えているんだ、まだ。すこし腰を掛けた方がいいよう

だ。(彼は後ろに行き、二列目のテーブルの左の椅子にパリトに向いて腰を下ろした。パリッと

は顔を顰め、疑惑の視線をむけてから、彼を無視した。ロッキーはチャックを見て、嫌悪するよ

うに彼の頭を軽く叩いた。ルイス大尉がホールからドアの所に姿を現した)

チャック (呟く)又、一人姿を現したぞ。  (ルイスは小奇麗にしてヒゲを剃っている。その

古びた裏革のスーツはブラシがかけられて、ボロボロになったシャツは清潔である。彼の態度は

横柄で無理に自信を誇示しているが、病気であり二日酔いなのだ)

ルイス お早う、紳士諸君。(バーを通り過ぎて通りを見る)麗らかな天気だな、(バーの方を向

いて)目覚ましかあ、いや、よそう、用事はないよ、ロッキー、老友よ。至極快適だよ、実際のと

ころ。あまり眠ってはいないが、あの邪魔なとんまのヒッキーと無作法なボウア人の御蔭でな。

(表情が硬くなる)あいつから得られる物は全部もらったよ、勿論俺の過失だが、あんな人非人の

偽農夫と親しくなったのは。でも、いい潮時だったと、厄払いには。それで思い出したんだが、

ここには俺の鍵がある、(鍵をバーに置いた)もう戻らないよ、済まないが善良な老ハリーと他の

みんなに別れを告げようよ、勿論ながらね。でも、あいつとは同じ屋根の下には生活できない

や。  (立ち止まり、ウエットジョーエンがホールから入ってきたので敵意の表情に硬化して

彼にだけ背を向けた。ウエットジョーエンは冷笑してルイスを見詰める。彼もまた容姿を小奇麗

にしている。彼の態度は無理に気取って意識して身体的な頑丈さを誇示している。その背後では

病身であり弱々しい飲み疲れの消耗の翳りを垣間見せている)

ロッキー (ルイスに、バーの薄ろの棚に鍵を忌々しげに置いてから)それでヒッキーは君からズ

ボンをだまし取ったのか、此処を出て行くつもりなのかい。

ウエットジョーエン (冷笑して)そうか、それで自分をからかっているんだな。

ルイス (彼を無視して、軽快に)そう、俺はさよならする、ロッキー、だがあの頓馬のヒッキー

は何も出来はしないよ。もうおしまいだって考えている、新しいページをめくれば、それだけの

話しさ。

ウエットジョーエン 彼は仕事を手にするつもりでいる、そう言っている。

ロッキー それがどうしたんだよ。

ルイス (軽快さを持続させて)ああ、何でもさ。つまり、手仕事じゃない、当然に、が頭脳や教

育を必要とする仕事だ。どんなにみすぼらしくてもな。乞食には選ぶ事は許されないから。俺は

領事館で友人に会うよ、彼は俺に元気が回復したら事務の仕事を与えてくれる約束をしている、

事務所の役人か、何かそう言った役柄を。

ウエットジョーエン そうか、領事館で彼が顔を出しさえすれば何でも役職が与えられるのか、

領事館の連中は恐れをなして警察を呼び、彼を逮捕させるだろうよ、領事館でスキャンダルが起

きて新聞が書き立てるだろうよ。

ルイス 実際の話が、ロッキー、俺は一時的に職が得られればいいんだ。最終的にだよ、第一級

の住まいが確保できるに十分な蓄えをするのにだ。素晴らしい考えだろう。

ウエットジョーエン 彼は家庭に、甘美な家庭にクルーズして戻るのだと。それは最大のパイプ

ドリームだよ。何て粗末な頭をしているんだ、憐れなライミーは。あれはウイスキーで酔っ払っ

ているのではない、ヒッキーがキチガイにしたんだよ。  (ルイスは拳を固めたが、何とかこ

れを無視した)

チャック (ルイスに済まないと思い、ウエットジョーエンの方を向く、嘲るように)ヒッキーは

君を酔いどれにはしないよ、君は随分とずる賢い、君も外へ出て仕事にありつけるだろうよ。

ウエットジョーエン (勇気を奮い起こして)そうだよ、俺にとってはいとも容易いや。俺は紳士

風なぞはふかしてはいない。俺は自分の手で稼ぐのを恥ずかしいとは思わない。俺はケチなライ

ミーが国を盗む前には農夫だった。(自慢げに)俺が仕事を依頼した相手はみんなひと目で俺が十

人分の仕事をこなすことを見抜いていたよ。

ルイス (冷笑して)そうだ、チャック、昨夜ヒッキーが異常な筋肉の強さを発揮してピアノをい

どうさせたのを覚えているだろう。

チャック 君はピアノの端っこさえ支持出来なかった。君の過失で危うく箱を落とすところだっ

じゃないか。

ウエットジョーエン 汗で手が滑ったのだよ、でも危うく落下は食い止めた。俺ひとりでも全重

量を保持出来たかもな、タランスバールでの古き時代には、俺は荷物を積んだ牛車を車軸で持ち

上げたよ。それなのに、何で俺は仕事が入手出来ないのだよ、あの荷揚げ人足の頭が何時でも俺

が好きな時に雇ってやると太鼓判を押してくれていたぞ。そして市場のベニーも同様の約束をし

てくれた。

ルイス 覚えているかい、ロッキー、ありゃ希なケースだったが人間みたいに歩くボーア人が二

重のオーで呪いを掛けた時に、酒を喰らい、ダンとベニーは非情だったよ。彼等はドケチだった

が彼に昼食を約束した。





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最終更新日  2024年04月18日 19時49分26秒
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