異論・極論・直言――マスコミが言わない解説、提言

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2026.04.27
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カテゴリ: カテゴリ未分類
(5年後、10年後にホワイトカラーの7、8割が不要の時代に)

ロボットが運んでくるし、病院に行っても、少し大きな病院では、医師の目の
前にはかなりAIが進んだ医療用のコンピューターが置かれていて、医師は患者
の話を聞きながら、その答えを書き込んでいくと、病名をコンピューターが教
えてくれ、必要な薬まで、コンピューターが示してくれる。

 ある女医が自分のSNSのページで書いていたが、彼女が務める大きな病院で、
彼女が当直をしていた時、同じ日に当直していた別の医師から、患者の病気が
わからず、苦労しているので助けて欲しいと言われ、彼の診察室に行くと、
その若い男性医師は医療用コンピューターに、患者の言っている症状を書き込


 その女医は患者を一目見て、頬が膨れ上がっているのを見て、直ぐに歯痛だ
と気付いたが、若い男性医師は患者を見ずに、コンピューターで答え探してを
していて、単純な歯痛がわからなかったというのだ。

 この医師の話はコンピューター時代に慣れてきて、患者を見ようとしないと
いうバカな医師の話がだが、今はあらゆる生活、仕事の中にコンピュータが
入り込み、更にAI化の速度が凄まじい。

 一定以上の規模の企業では、AI化がどんどん進み、数年後にはホワイトカラ
ーと言われる、デスクワーカーの5割が不要になると言われている。そして、
5年、10年後には、7,8割のデスクワーカーが要らなくなるとみられてい
る。

 企業で働く人だけではない。仕業でエリートと思われてきた弁護士、会計士、

記の部分が大きなウエートを占める職業で、それをAIが代行してしまえば、
高い給料を支払う士業の人達の価値がなくなってくるという訳だ。

 医師も医療のコンピューター化が進むとともに、コンピューターが自動診断
を進めて、難しい病気でも遠隔診断が進んで、一部の有能な医師だけが必要と
なり、普通の医師そのものが不要になってくると見られている。


人が、今、アメリカでは大量に解雇されてきている。これはAI化が進んで、
少し位の知識、技能の人なら、AIが簡単に置き換わる時代になってきている
事を示しているのだ。

 士業や医師の人の話は別として、一流大学や知名度のある大学を卒業して、
大手企業に入社して、一生安泰だと思っていた人が今後5年、10年で不要
になる時代になるのは確実で、これは教育問題にも大きな影を落とすし、
一般の人の進学、就職に大きな影響を与える時代になって来た。

(時代とともに、求められる人、仕事が変化してきた)
 近代社会では、大企業でエアコンの効いた事務所でバリっとしたワイシャツ
と背広を着て仕事をする人、多くは一流と言われる大学を卒業している人だが、
こういう人はこれまではエリートの代名詞と言われてきた。では、彼らはどう
して誕生したのだろうか。

 産業の変遷に詳しい人の分析では、近代以前ではどこの国でも、ほとんどの
国民は農業や漁業など第一次産業と言われる仕事をしていた。それが、蒸気機
関の発明で、工業が機械化、産業化されて、大量生産の時代となり、それとと
もに、大量の労働者が必要になり、農業従事者の多くが工場労働者に変わった。

 そして、国全体の生産性が上がり、製品が全国に行きわたるとともに、事務
の仕事が増えて管理業務が進み、支店も各地に設置されるとともに、事務所で
仕事をするデスクワーカーが大量に必要になっていった。

 日本での高度成長時代に、どの企業も全国各地に支店が設置されるようにな
ってきて、企業は大学関係者に「90点の人でなくて良いから、60点、70
点の人を大量に供給してください」と依頼するようになり、大学進学率も大き
くアップしていった。

 それがコンピューターが導入され、更にAIの進化がどんどん進んでいくと
ともに、事務作業はコンピューター自身が自己判断で仕事をするようになり、
デスクワーカーが不要な時代になって来たのである。

 そうした意味では、今、企業でオフィスで仕事をしている30歳代から50
歳代の人達は、時代の変化の中で、大量に失業する時代になって来たと言える。

 日本は年功序列制度のせいで、会社の勤続年数が長いと、給料が上がるシス
テムだったが、それが、AIの進化で仕事はコンピューターにとって代わられ、
給料の高さだけが目立つようになってきた。

 日本の大手企業では、バブルの破裂などで会社の効率化が求められるように
なって来た時に、役職定年制などを導入しだし、年齢ととともに給料が上がら
ないようし始めた。50歳で部長になれない課長は、課長も辞めて平社員に戻
り、当然、給料も平並みになって、2割くらい減るというような制度は多くの
企業で導入されるようになった。

 今後、大手企業では新卒入社でも、明治、中央レベルはもとより、早慶レベ
ルの人間での、そんなに大量に採用しなくなりつつあるのだ。

(AI化が難しい作業をする職人)
 企業に勤める人の事を考える時、今、勤務している人と、今後入社する大学生
や高校生などと分けて考える必要がある。

 まず、現在、企業で勤めていて、数年後に大量に不要となるホワイトカラー
については、国が企業と全面協力して、第二の職業訓練制度を早急に作り、対
象となる社員の第二の人生のための職業の基礎訓練と、その人たちの大規模な
意識改革の訓練をしないといけない。

 35歳以上、55歳未満の人には、3か月くらい、現在の仕事を休んで、第
二の人生の仕事の基礎を覚える訓練所で有給で、新しい技術を覚えるための研
修を受けさせるようにするのだ。

 欧米では、AI化の進行とともに、大量失業時代が到来するという事で、大失
業時代に、個人の生活を守るために、ベーシックインカムを支払うという考え
が出て来て、いくつかの国では試験的に実行なども行われている。

 これはコンピュータの進化で、多くの国民の仕事がなくなり、収入も途絶え
るのだから、仕事をしない人、出来ない人に国が金を払うというものだ。しか
し、この考えは人の精神からすれば不健全で、ほとんどの国民が生活保護を受
けるようになるというのに等しい。

 でも、そんな事をするよりは、第二の職業に転換して、しっかり働き、やり
がいを持ってもらう方が遥かに健全だ。

 今後、人手不足になるのは、まずは、AI化がなかなか進まない現場作業を
する職人と言われる人たちである。大きな工場の作業員はAIの進化で工場の
ロボット化が進み、工場のブルーカラーはむしろ需要は減っていく。

 日本有数の工場の機械化の機械やシステムを作っているファナックや安川電
機などでは、工場の自動化が90%以上進み、工場労働者はほとんど必要ない
システムを既に開発している。ファナックでは、ロボットがロボットを人力な
しに製造しているとまで言われている。

 では、必要な職人とは何かといえば、コンピューター化、AI化が進みにく
い仕事である。例えば、家の上下水道の配管が故障、破裂して修理が必要と
なった時、それぞれの家庭の事情は違うし、破損状況も違うので、AI化は
なかなか進まない。

 職人が自分の目で見て、必要な作業を判断して、その作業をするという仕事
はいくらAIが進んで、当分、人手でないと対応できない。

 街路樹や家の庭木の手入れなども、それぞれの場所で、木の種類も伸び具合
も違うから、AI化が最も進みにくい分野である。建築物の解体や修繕作業な
ども、その場所場所で、事情や痛み具合が違うし、作業手順も異なって来る。
だから、人の目と判断、そして、作業が有効なのだ。

 車の運転は、普通の運転だと、今、運転の自動化が進んでいて、アメリカ
などではタクシーの無人運転が始まっているが、例えば、ブルドーザーやフォ
ークリフトなどの作業車は、その場の状況を見て、判断して作業をしないと
いけないので、AI化が進みにくい。だから、人力に頼らざるを得ない。

 工場で生産するものでも、車の部品や電気製品の部品などは、高温や高圧
など厳しい環境で、0.0001ミリの誤差で動かないといけないものが少
なくない。こうした分野は、AIが最も苦手とし、日本人の工場の職人の目
と手そして、長年の感で作業しないといけない。

 世界で、こうした仕事を出来るのは、圧倒的に日本人の職人たちである。
例えば、造船は今では世界のシェアは中国が1位で、2位は韓国、日本は3
位となっているが、LNG船など極度の性能が要求される分野では、日本が
独占状態である。だから、世界で、船でも車でも、電気製品でも、高精度の
ものは、部品は今や日本製が圧倒的なのだ。

(大量失業者の一番の受け皿はコメ作り)
 だが、AI化が難しい作業をする職人というのは、そう大量に必要ではな
いし、職人として通用するには、長い経験が必要で、不要になったホワイト
カラーの大量な受け皿にはなり得ない。

 では、大量の受け皿になるのは、何かと言えば、それは農業、漁業、林業
などの第一次産業で働く人である。農業、漁業は食料安保という観点からも
国を挙げて取り組まないといけない事だ。

 農業、漁業というと、長時間労働、低賃金労働のイメージがあるが、それ
は違う。大分以前の話だが、筆者は若者が大量に働く、農業ファームを取材
した事がある。現場を見て、働く人の話を聞くと、1日8時間労働の交代勤
務制で、高校、大学を卒業した若者が生き生きとして働いていた。

 日本の農業と言えば、コメが重要だが、消費者のコメ離れもあって、生産
量、消費量も落ちてきている。しかし、コメはいざ国際紛争が起きた時に、
明日の食料にも困る事になるという死活問題で、しっかり国として対策を考
えないといけない。

 人間が生きていく上で、食糧は極めて重要で、国際紛争などが起きた時に、
真っ先に不足し、自給自足が出来ないと、国民は大変な事になる。

 わずか2,300年前の江戸時代には、日本人は自給自足をしていた。
食生活はコメと大豆(豆腐、納豆、味噌、醤油などと多様に使える)、そし
て、野菜、更に、四方海で囲まれた環境を生かした漁業と、養鶏での鶏の肉
で、日本人の食事は自給自足して来たのだ。その考えを再現すれば良いだけ
である。そして、そこには大量に働く人が必要になる。

 中でもコメ作りは大量の人が必要になるし、どこかの地域に遍在するので
はなく、全国各地で働く事ができるという意味でも、受け皿として重要なの
である。

 筆者も自分で食事作りや菓子作りをしているので、わかるが、コメを粉に
すれば、米でパンは作れるし、コメを原料にした油もできる。学校給食に米
飯や米粉パンを導入し、現在のアメリカからの輸入小麦粉と置き換えれば、
コメは今よりも遥かに多いニーズが出てくる。米粉パンはもちもちしていて、
おいしく、むしろ喜ばれると思う。

 世界の各国は農業を中心に食料には多額の国家補助をしている。欧州では、
農業従事者は事実上、国家公務員並みの扱いを受けているとまで言われる程、
国が補助金を出して維持している。日本もこれをするのである。エネルギー
と食料の確保は国家の安全保障の観点から、極めて重要だが、その内の1つ
の心配を取り除けるのだ。

 失職者全員に一律に月に10万円などを支払うベーシックインカムという
発想よりも、大量失業者の受け皿の第一次産業への国家補助の方が遥かに現
実的である。日米関係で小麦粉や大豆を輸入しないといけないなら、その輸
入した小麦粉や大豆は第三国に援助として、出せば良いだけである。

 漁業も、農水省の間違った行政で、筆者が若い時には、もっと安くておい
しい魚が食べられたのが、今では高く、一般消費者が定番の家庭料理として
使える魚はどんどん少なくなっている。

 いくつかの大学で魚の養殖研究も進んでいるので、ここにも、国の補助金
を入れて、安価でおいしい魚が食べられるようにすれば、消費者も喜ぶし、
働く人間もやりがいがあり、食糧安保としても、意味のある事になる。そう
した意味では、四方が海に囲まれている恵まれた環境があるのだから、漁業
も大量に人を大量に吸収できる産業である。

 林業は、太陽光パネルの設置などで、日本の山林は大いに失われたし、
それ以前から、林や山の手入れは行われず、国土の緑は大いに損なわれてき
た。この復興、維持も大いに人手がいる分野で、ホワイトカラーの重要な
受け皿になり得る。

(待たれる役所のAI化)
 AI化が進むと、大量に不要になる職業の代表格が公務員だ。必要があっ
て市役所に行っても、なんで、こんなに人が必要かと思う位の人がいるし、
それも非常に非効率的に働いている。システムもどうしようもない。

 筆者は生活の必要性から、この20年位の間に住民票の移動を何回かした
が、1つの市から別の市や区に転居すると、その役所の各課から、別々の書
類が届く。あるものは清算でいくらか支払ってくれというもので、別の課か
らは多く取り過ぎたものを返還するから、署名捺印した書類を送るとともに、
振り込み銀行口座を教えろという要求を何回も受けた。

 今のコンピュター化の進んだ時代に何をしているのかという感じの対応で
ある。今、コンピューター化、AI化が一番遅れているのが役所である。
理由は簡単で、それをすると、職員が大量に不要になるから、わざとAI化
を進めないのだ。

 でも、世界は役所のAI化、コンピューター化を進めている。亡くなった
安倍首相は欧州のエストニアを首相時代に訪問して、自動化、コンピュータ
ー化を視察した。役所のコンピューター化、AI化が一番進んでいると言わ
れている国だ。

 日本人の女性で、エストニアの男性と結婚して、その国に渡った人が体験
談をネットで書いているが、市役所にいる職員は数人で、婚姻届け、滞在ビ
ザなどの手続きで役所を訪れると、自分のナンバーとパスワードを言われ、
「その後の作業は家に帰って、自宅でご自身がパソコンでしてください」と
言われ、役所でのやりとりは数分で終わったという事だ。

 日本は役人の力が強いので、こういう時代が来るのはいつかと思うが、
これも世の流れで、日本も今のエストニアくらいになる時代のは、多分数年
だろうと思われる。

 役人は労働組合が強く、合理化、効率化には抵抗するだろうが、世界の流
れには逆らえないだろう。一度、入れば、一生安泰などと言われた公務員も
大失業時代の中心になる存在になるのは間違いない。

 そうした意味でも、地方での農業、漁業、林業などの掘り起こしは極めて
重要である。第一次産業の復興と多くの人の吸収は、東京など大都市集中と
いういびつな状態から、全国がバランスのとれた人口、産業分布のなるという
意味でも、必要不可欠な事なのだ。

(全寮制の大学で、真のエリート育成を)
 若者視点で、今のAI化と就職の事を考えると、大きな変化が起きている
ので、それに対応する教育の変革が必要である。

 AI化の進展で、多くのホワイトカラーの仕事はなくなると書いたが、絶
対なくならないのが、全体を俯瞰して、リーダーになり、方向性を考える人
の存在である。

 こうした人の育成は必要だが、それには、今のように大量の大学は要らな
い。せいぜい、旧帝大プラス2、3校くらいの合計10校位である。しかも、
今のような法学部中心の教育では、こうしたリーダーは生まれない。過去の
法律の文章の暗記や、経緯の暗唱ではなく、もっと自由な発想を育てる教育
内容が必要である。

 そして、その10校くらいのエリートを育てる大学以外の大学は淘汰をさ
せ、残った大学は各分野の技術を身に着ける職業訓練校のような授業内容に
すべきである。

 真の意味のエリートを育てる大学では、過去の日本、世界の歴史、日本の
強さ、弱さを徹底的に教え、地政学的にも日本は何をして、国際的にどう振
る舞うべきかというような事を徹底的に考えさせ、実行する人材を育てない
といけない。こうした教育が出来なかったから、日本は手痛い敗戦を迎える
事になったのだ。

 この10校くらいの大学は授業料が全額免除で、全寮制で、教授が教える
事をメモにとる授業ではなく欧米の大学のように、テーマごとに考え、議論
する授業にしないといけない。勿論、2か国語くらいは必修で、4年間の内、
半年位は海外の大学に留学を義務とするようにして、外国人と英語やスペイ
ン語などで他言語で議論が出来る学生を育てるのである。

 職業訓練校的な大学は、勿論、大学生としての基礎の知識を得るとともに、
AI化がしにくい技を身に着ける事を主眼とするのだ。

 そもそも大学の目的は、高校までの教育で、バラバラに教えられた知識を
頭の中で関連づける事と、各地から集まった学生との間の考え方、価値観が
こんなにも違うという、その差を認識する事である。

 今の大学はそんな役割をしているとは思えないが、本来の大学の目的に合
った授業内容にしないといけない。

 文部省の官僚の天下りのために、これだけ少子化になっているのに、ほと
んど役に立たない大学がどんどん増えて来たの過去の経緯を反省し、新しい
時代に合った教育内容の大学に変えなといけないのだ。





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Last updated  2026.04.29 06:33:47
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