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エコの優等生・風力発電に逆風 低周波は本当に有害か?http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100214-00000508-san-soci風車から起こる低周波が問題になっている。今、旬の業界ですから、こうした問題を払拭するのに躍起になっているようです。前にもお話したように、こういう問題は家庭内でも発生する危険性をはらんでいます。一般的には、電磁波は電気のあるところには必ず存在しているのでコンセントや照明、電化製品からも発生しています。その中で、最も世間で取り沙汰されているのが、IHヒーターや電子レンジ。電子レンジは、BOX内で発生するのでセットしたらあとは少し距離を置けば問題ないが、IHのコンロは料理をしている最中は離れることが難しい。(保温や加熱くらいなら、離れても大丈夫ですが・・・)今、IHに使われているのは、低周波でなく高周波だそうな。機器の構造は複雑になるようですが、使える鍋のバリエーションが増え、磁石のような吸着状態にもならないそうです。あとは、ホットカーペットやモーターを使う洗濯機なんかも電磁波が多く発生するという。まあ、電気によって支えられている現代社会においてこうしたものを一切否定することはナンセンスだと思うけど問題がはっきりしない状態であれば、そういったことをしっかり認識して出来るだけあまり近くに行かないとか長く居ないという対応は必要ですね。排気ガスや食品添加物、原子力発電などというのも功罪ありますからね。でも、こういうものをどんどん背負っていってしまう人間って、業が深いというか、煩悩というか、救われない存在なのかも知れません。(尚、写真はイメージであって、問題となっている場所のものではありません。)
2010年02月15日
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■「基地局の電磁波で健康被害」KDDIを提訴(読売新聞 - 12月17日 11:10)http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091217-OYT1T00462.htmこの話は、よく語られる話だと思うし、あり得る話だとも思うのだけれど、この基地局が原因かどうかを判定するのは、相当難しいかも知れません。健康被害の多くは、住まいや食事に含まれる化学物質など複合的な要因が重なっているでしょうし、電磁波が及ぼす影響がどんなことかを病理学的にはっきりとさせる為には、まだまだ時間が掛かるように思います。基本的に、私も高圧電線の鉄塔や携帯は好きではないのですが、自動車の排気ガス同様、それに社会が頼っている現状は否定することは出来ません。矛盾を内包しながら、生きていかなくてはいけない私たちは、まさに煩悩のかたまりなのかも知れません。ただ、だからと言ってこの問題を野放しにするのでなく、社会に問いかけた意義は大きいのではないでしょうか。これが立証されて、社会で認められることになれば社会構造や産業構造自体に大きな影響を及ぼすでしょうから隠蔽体質の日本ではうやむやになるような気がします。いずれにしても、私たちが自然とかけ離れた生活をしている限り、問題を対処療法で先送りする以外ないと感じます。皆さんは、どう思われますでしょうか?
2009年12月18日
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先日地鎮祭を行った時には、アスファルト敷きの駐車場だった敷地ですが、きれいにアスファルトも撤去されて更地のようになりました。こうした撤去作業の際に一番気を遣うのが、敷地境界の杭と道路側溝などの周辺です。杭は、お隣との所有区分をはっきりさせる為にお互いが立会いの下打たれていますから、これを触ったら測量のし直しなど大変なことになってしまいます。道路も地域自治体が管理するものですから、そちらを破損させても復旧義務を負ってしまいます。また、撤去したものがお隣に飛んでいってしまったりしてもご迷惑になりますので、養生カバー等も必要になります。簡単なことのようですが、こういった気遣いが大切なんですね。あと、こういう撤去&解体作業の時は、雨降りが一番いいとされています。それは、作業の際に出る埃があまりご近所に舞わないということや、ご近所の洗濯物などが干されていないので、作業の迷惑が掛かりにくいのです。まあ、そう言っても人間のやることですから思わぬ失敗をする時もあります。そういう時の即座の対応も、信用を勝ち取る大切な行動です。さて、この次は、地盤改良工事です。
2009年12月12日
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国産のものは、殆ど気にする必要はないと思うけど北米のドアレバーには、右勝手と左勝手が存在する。まあ、国内の輸入商社から購入している一般の輸入住宅メーカーなら、リバーシブルのKWIKSET社製のものを使っているから問題ないが、ホームメイドのように自分たちでドアノブまでローカルな北米メーカーから調達するような変わり者は、注意が必要だ。だって、左右を間違って注文したら、全く使えなくなってしまうんだから。だから、注文する際は、ドアが内開きか外開きか、そしてドアのヒンジが右か左かをちゃんと注文リストに明記する。何でリバーシブルにしないのかなぁ~、そっちの方が2種類の製品を作らなくても済むのにねぇ。こんなことで悩むのは、きっとホームメイドくらいだろうねぇ。
2009年09月12日
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シロアリの先生神谷さんと、以前日記に書いたお宅に伺いました。お客さんは、それこそ大変なことになってどうしようという感じ。その気持ちはよく分かるんだけど、ヤマトシロアリは無茶苦茶しない。食べ散らかさないのだ。だから、被害があっても限定的だと私は思っています。それを示すのが、この写真。柱が何本も合わさっているような場所なんだけど、一番右端の柱材だけ全くの無傷なんだよね。そう、一口も食べていない。神谷さん曰く、シロアリは最初に食べるものに対して自身の体の食性を変化させるという。2x4工法では、通常SPF(スプルース・パイン・ファー)という木材を使う。だが、前にも書いたが、そんな木がある訳ではない。SPFとは、カナダのような少し寒い地方に生えている主に松を主体とした樹種の総称なんだよね。だから、松だけでなくモミ類なども混ざっている。勿論、カナダ人が一緒に考えるくらいだから、素人が見ても、どの木がどの樹種かというのは全く判断が付かないんです。でも、シロアリにはそれがちゃんと分かるらしい。まあ、味が変わってまずけりゃ、同じものを食べようと思うのは、人間も同じだ。最近、住○林業さんやセキ○イハウスさんなんかが集成材(エンジニアリング・ウッドなどとも呼ぶ)を柱材に使うのが一般的だけれど、神谷さん曰く「あれは、一番食べやすくて被害が大きい」そうだ。木と木を接着して作る際に、木の性(しょう、精)が抜けてしまい、粘りがなくなる。また、使う木自体も太くて締まった木でなく、比較的若くて細い木を使う。間伐材の利用かも知れないのでいい面もあるが、経年劣化による接着剥離の問題も指摘される集成材が、柱材として本当にいいのか、疑問も残る。集成材は、無垢材と比べて曲がったり、反ったりしないのも特徴だ。だから、施工し易いし将来のメンテナンスも少なくて済む。やはり、ここでもメーカー側のコスト低減や利益の増大が見え隠れする。何故、私たちが生き物である木を使って家を造るのかをもっと真剣に考えて欲しい。曲がるようなものでも敢えて木を使うのは、木が生き物であり、住み手の暮らしを快適にしてくれるからに他ならない。そこに工業製品的な考え方を持ち込むのは、本末転倒な気がしてならない。
2009年05月22日
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今日、羽アリについてのブログ記事を読んだお客さんから、いろいろ質問を頂きました。この話になると、ホイ来たとばかりにくだらんことも含めてしゃべってしまう。勿論、私なんぞはまだまだ駆け出し。シロアリの大家、神谷さんの足元にも及ばないが、それでも30分以上はしゃべり続けられるくらい奥が深い。全部が全部しゃべったことを書けないので、連載記事としてボチボチ書いていこうと思います。まずは、私たちが使っている材木について。Q:アメリカには、アメリカ・カンザイ・シロアリという日本のシロアリと比較にならない程の食欲を持ったシロアリがいるのだが、日本の構造材の多くが北米から輸入されている昨今、このシロアリが材木の中に巣くって入ってくるのではないか?A:はい、入ってくる例が日本でも報告されています。でも、それは切ったままをすぐにそのまま製材した乾燥させていないグリーン材と呼ばれる木材に入ってくるものと思われます。でも、ホームメイドの構造材は、チャンバーと呼ばれる強制乾燥室で一定時間高温で温められた乾燥材(K/D材、K-DRY)。ですから、シロアリが材木にいたとしても木の中で既に死んでいますので、問題ありません。また、K/D材は、乾燥させてありますので、比較的くるいも少なくなるといった特徴を持っています。(ほんとは、長い間天日に干して乾燥させるのが一番くるいが少ないのです。でも残念ですが、今日そこまでして材木を乾燥させていないのが現実です)また、私たちは比較的寒い地域のカナダの材木(スプルース・パイン・ファー、SPF)を使いますから温暖な地域にいるシロアリは少ないと言えます。Q:では、何故くるいも大きいグリーン材をわざわざ使うのか?A:それは、価格を抑える為です。お客さんのローコスト志向に応える為、また建築業者の利益至上主義の為に、こうした材料が使われているのです。よく「構造を施工した際に防蟻処理の薬剤を塗ってあるから大丈夫」などと言う業者もいますが、食べるものがなければたとえ防蟻処理材であっても食べるのが、シロアリです。勿論、食べたら死にますが、次から次に生まれてきて少しずつ食べ続けるのです。防蟻処理は、建築業者の万一の言い訳でしかありません。安いものには訳があるのです。続きは、また・・・・次回。
2009年05月15日
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シロアリの羽アリを見たことがあるだろうか?普通の黒いアリをか細くして、長くて薄い羽を付けた感じなんだが、飛ぶ時はいっせいに数千匹が宙を舞う。そして、数日もしないうちに殆どが死んでしまう。だから、死骸が大量に落ちていることが多いのだ。私のお客さんのところにも、数年前に出た。室内にも屋外にも発生したが、その時は様子を見ることで落ち着いた。そしたら、今年また大量に出たので見に来て欲しいと連絡があった。お客さんが自ら石膏ボードをはがして、中を確認した。そしたら、この状態だ。シロアリ自体は、既にどこかに行ってしまったのか、発見出来なかったが、外部から土を持ち込んで蟻道という自分たちの通り道を作って、そのまわりの木を食べていた。防蟻処理を施した柱材や構造用合板でも全く気にせず食べてある。勿論、そんな木を食べたらシロアリは死んでしまう。だが、次から次へと産まれてくるから死ぬことなんて恐れない。外回りには全くシロアリの形跡がないので、スラブコンクリートを打ったの床下から入った可能性が高い。まだ、この地方はヤマト・シロアリだからこの程度だが南方のイエ・シロアリや北米のアメリカ・カンザイ・シロアリなんてぇのが来たら、もっとすごいことになる。だから、地球温暖化は恐ろしいのだ。それにしても、やつらはどこに行ったのか?
2009年05月11日
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先日外壁にレンガを積んだ日進市 Y邸に取り付けた玄関ドア。実は、知多市 K邸に取り付けた真っ白な輸入玄関ドアの色違いなんだな。こちらのカラーは、ライト・オーク。足場の養生ネットが周りを覆っているので、少し暗い色に見えるかも知れません。オークらしい男性的な木目が特徴ですが、実はファイバーグラス製なんです。よ~く出来ていますねぇ。本当は、オークの木製ドアにしたいところなんですが、東に面したオープンな玄関なので、雨風にさらされると木が早く劣化してしまうんです。余程、こまめに手入れをしてくれるお客さんなら木製ドアをお勧めしますが、普通はこちらの方がいいかも知れないですね。それにしても、カットガラスやフロストグラスなどいろんなガラスを使ったステンドグラスは美しいですねぇ。枠込みで、10万円台には見えないです。国産のアルミドアでは、この雰囲気・この価格は難しいでしょうね。
2009年03月03日
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昨日、アメリカの大統領選挙の結果が出た。そのニュースで日本のTVは、一色だった。ご存知の通り、OBAMAが圧勝したんだけど、私はすごく触発された一日だった。黒人の大統領が生まれる土壌はあったと思う。アメリカに於ける白人社会は、人口から言っても徐々に減少傾向にあり、黒人やヒスパニック、アジア系の人口がそれを上回ってきているんだよね。そんな環境で、国民が直接大統領を選ぶ体制であれば、白人が大統領を独占できる環境はなくなってきていると考えるのも理に適っている。ただ、そんな簡単なもんじゃないことは、今までの歴史が物語っている。キング牧師やマルコムX。多くの血が流された上で成り立った今回の結果に感慨を覚えるのは、私だけではないはずだ。そこには、アメリカ社会の懐の深さがあるのかも知れないし、そこまで切迫した状況で彼の才能にしか、アメリカは頼れるところがなかったのかも知れない。「Change, Yes WE Can」というメッセージは、アメリカの国民だけでなく、世界の多くの人々にも共通するメッセージだと思う。というより、私に対する強烈なメッセージだと感じるんです。この困難な時期に、それも黒人というハンデを負って差別や危険を顧みないで立候補し、そして当選するということには、ものすごいまでの勇気と使命感を彼に感じてしまうのです。今、変わらなければ!最近、ちょっと凹み気味だった私にこのニュースは勇気を与えてくれました。Yes I Can !
2008年11月06日
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今日からホームメイドの新年度がスタートしました。今期もいろいろ書いていきたいと思いますので宜敷くお願いします。さて、政府・与党は09年度の税制改正で、住宅を取得した人が住宅ローン減税で所得税額の控除を受けられる上限を今の160万円から過去最高の600万円に引き上げるなどして制度を大幅に拡充する検討に入ったという。考慮するローン残高の上限も、2000万円から5000万円に引き上げるそうな。確かに、家を建てたいという人には、思ってもみないプレゼントをもらったようなもんだが、実は全員が全員、全額もらえる訳ではない。これは、あくまで所得税の控除なんです。だから、全額控除を受けれたとしても、その上限は支払った所得税の金額までなんです。詳細が未確定なので、所得がいくらの人が全額控除を受けられるかということは不明ですが、マスコミの報道からすると年収1000万円以上でないと全部控除されることはないらしい。また、住宅ローンを組む際に、自己資金を20%程度必要と言われるでしょうから、5000万円の融資を受けられるようにするなら家と土地とを合わせて最低でも6250万円で計画しなければいけない。東海地区の一般サラリーマンには、結構な金額だ。だから、全額控除することは無理にしても、今までと比べてたくさん税金を返してもらえると考えた方がよさそうだ。それよりも大きいのは、金利の低下だ。10月31日に日銀は、政策金利である短期金利を0.2%下げて年0.3%にするとした。これによって、住宅ローンの金利も下がるはずだし、今後景気が相当よくならない限り、低金利の傾向は続くと考えてもいいと思う。私は、やはり最も金利の低い3年固定型変動金利を利用して、融資を受けるのが得策だと考えます。先日、ろうきんさんに行ったのですが、最優遇金利で1.25%でしたから、もしかすると今月は1%まで下がるかも知れない。フラット35(35年金利定率)の金利を3%と仮定するとその違いは、このようになる。35年返済、総資金3750万円、頭金750万円、融資額3000万円の場合:(ボーナス時の加算返済なし)金利1%: 毎月 84,685円、総返済額35,567,700円金利3%: 毎月115,455円、総返済額48,491,100円-----------------------------------------------差額: 毎月 30,770円、総返済額12,923,400円しかし、こうした政府の政策のつけは、必ず国民が支払わされることになります。そう、それは消費税。麻生さんは、3年後には上げると言っているようです。その時の消費税は、最低8~10%。土地は消費財ではありませんので売買しても消費税は掛かりませんが、建物には消費税が必ず付いてきます。3000万円の家を建てるなら、300万円近く消費税が掛かるということになります。その時は、住宅取得控除の減税分が吹っ飛ぶことを意味しています。減税規模が縮小でもしたら、逆に支出が多くなることも覚悟しなければなりません。そういう意味からすれば、来年中に家を建てるということは大きな得を頂けることかも知れませんね。住宅ローン減税が大幅拡大で不況の時期ほど購入の好機? ↓http://trendy.nikkeibp.co.jp/lc/plan/081028_genzei/index.html
2008年11月01日
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おおよそ日本の会社は、60歳定年制を採っているところが多いんじゃないかと思うんだけど、今後年金の給付開始年齢が引き上げられるという話があるみたいだ。そう、定年したらすぐに年金の給付が始まるという時代はもう遠い過去の話。もしかしたら、開始年齢は68歳になるそうな。勿論、今後の社会情勢、財政状況なんかに応じて、更にその時期がずれ込む可能性は、大いにあると言ってもいい。「まあ、退職金があるから大丈夫さ」なんて呑気に考えている人も中にはいるかも知れないが、仮に68歳給付ということになったら、どのくらいお金があれば大丈夫なのか?人が普通に生活していく分には、おおよそ1人について月12万円くらいあればいいらしい。ということは、夫婦2人で月24万円。給付までの8年間だと・・・・・・24万円 x 12ヶ月(1年) x 8年 = 2,304万円おいおい、これじゃあ、ちょっとした家が買えちゃうじゃん!これくらいの金額の退職金が、これからもらえるのだろうか?それから、年金の給付額も今後24万円もらえるかぃ?更に、開始年齢が引き上げられたら?えらいことだぜぇ~、高齢化社会。悠々自適に年金生活なんて言えるのは、今の年寄りくらいだろうなぁ。やっぱり、一生全う出来る天職を持って、死ぬまで現役を続けられる健康な体を維持していくことこそが、私たちの世代に必要とされる生き方なんだろうなぁ。お百姓さんなんか、定年なんてないんだから私たちだけが何もしないでボケ人生を送るなんて考える方がおかしいんだろうな。まともに生きなきゃダメってことか。因みに、うちの会社は定年ないもんねぇ(笑)
2008年10月10日
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サブプライムローンに端を発して、アメリカのウォール街が大きく揺らいでいる。ほぼ日本のバブル崩壊に似た様相になってきたと考えていいだろうと思う。これが日本にも大きな影響をもたらすと言われているが、果たしてどうなるのだろうか。確かに、アメリカなどの先進国に輸出している大企業は売上げが減ったりするだろうし、アメリカの投資会社が値を上げるのに一役買った都市部の不動産は、下落に転じたりするかも知れないが、それは限定的なものに留まるだろうと思う。言い換えると、私たちのようなサラリーマン世帯の生活には、大して関係ないのだ。。バブルの時だって、給料が減っても物価がデフレになったから生活レベルは変わらなかったし、住宅ローンも最も金利の低い3年固定型変動タイプにしている人は、ここ何年かは金利の大きな上昇はないとみていいだろうから、やはり生活を圧迫することは、比較的少ないだろう。よく先が見えないからという理由で、長期固定のローンを選びたいという人がいるが、この低金利時代に高い金利を払ってまで長期にする意味がない気がする。それは、返済シミュレーションをすれば一目瞭然。<前提条件>総額3500万円のおうちを買う。そのうち、500万円を自己資金で準備するので融資必要額は、3000万円。融資期間は、35年。ボーナス返済なしで、毎月返済するものとする。<全期間固定金利のフラット35の場合:金利 3%>1.毎月返済額:115,455円2.金利分を含めた返済総額:48,491,124円<3年固定型変動金利の銀行ローンの場合:金利 1.25%>1.毎月返済額:88,226円2.金利分を含めた返済総額:37,054,872円<差額>1.毎月返済額:27,229円2.金利分を含めた返済総額:11,436,252円どうですか、皆さん。金利差1.75%の違いで1150万円近く支払総額が変わってくるのです。そんなお金があれば、ベンツも買えるし、子供の教育資金にも回せるじゃないですか。でも、変動だと逆に金利が高くなった時にリスクがあるじゃないの?なんて声もあるでしょう。勿論、そうです。でも、逆に言えば、金利が低いままならば、得をするということです。また、GDPは人口の増加と共に上昇するというのが一般的です。少子高齢化の時代に、昔の高度成長があり得ますか?景気がよくなって、給料も上がり、金利も上がるなんてことがあり得ますか?不況の時でも、ある一定の所得のあるサラリーマン世帯であれば、家づくりの大きなチャンスになり得ます。だって、土地は安くなってくるし、物価も下がる。建築資材も安くなれば、自然素材のもっと良質な材料が使えるじゃないですか。金利も低い水準とくれば、まさに鬼に金棒。考え方やものの見方を少し変えるだけで、ピンチはいくらでもチャンスになると思いませんか?・・・とは言え、無理な支払いにはお気を付け下さいな。
2008年09月28日
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先週、木造住宅の耐震補強講習会へ行ってきました。話は分かるんですが、ほんとにやる人いるの?って感じでした。今までの耐震補強工事の平均請負金額が160~170万円だそうですわ。そのくらいだったら、やる人いると思いますがそれは補助してもらえる補強工事の部分だけ。実際には、外壁や内装を一旦取り払うなんて工事もいるし、補強工事後に内外装を全てきれいに直さないといけない。土台と柱等、木と木の接触部分が山ほどある在来木造を全て耐震補強するなら、写真のように、構造をほぼ丸裸にしないとやれないんだ。 ↑<西尾で大規模な耐震改修をした時の写真>実際に再度仕上げままでやる費用も入れてまともに補強しようとすれば、1000万円以上掛かります。それなのに、仕上げ工事はリフォーム工事だから、補強工事の費用には入れないなんて、行政のバカさ加減が見えた講習会でした。そんなので、耐震補強を推進しようなんて本気で考えているとは思えませんね。それとも、全部耐震基準を満たした新しい住宅に建て替えさせたいのだろうか?地震が来ることを想定して、PRはしたけど一般消費者はそれに応えなかったという言い訳をきっと行政は作りたいんだろうな。でも、絶対地震は来るらしいから、不安な人は早めに相談してね。
2008年09月18日
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この家は、私が以前担当させて頂いて造ったおうちです。敷地に高低差があるので、半地下でコンクリートの車庫を造って、その上におしゃれな石貼りの輸入住宅を建てました。コンクリートの構造の上に木造の構造が載っているようなものを混構造と呼びます。まあ、別々の構造のものが一体になっている建物と考えて下さい。でもねぇ、皆さん。こんな普通のどこにでもある建て方をしているおうちが、今建てられなくなってきているのです。それは、例の姉歯さんの事件で、去年の6月から建築基準法が改正(改悪?)された為、異なる構造物の場合は、構造計算をしなければいけなくなったのです。それだけを聞くと、計算して強度が立証できるなら、そちらの方がいいと思われるでしょう。しかしながら、混構造における構造計算っていう計算方法は未だに確立されていないんですよ。そういう構造計算ソフトなんてものが、設計士の手にはないのです。だから、そういう構造のものをお客さんから要求された日にゃ設計士はえらいことになるのです。手を変え、品を変え、もっともらしい理屈を立てて構造計算をして確認申請を出すのですが、肝心の行政側も構造計算をOKするだけの理論を何も持ち合わせていない。要は、行政もよく分からんのに、構造計算の立証を迫るって感じなんだな。そうしているうちに、提出書類の量は膨大になり、申請の事前審査は、数ヶ月に亘るなんて状況になる。そういう状況だから、どこの構造設計士もそういう仕事を請けてくれない。だから、そういう建物は建てられないってことになっている。もし請けてくれても、費用は相当なものになると覚悟しないといけません。それくらい大変な作業なんです。バカげた話だが、本当のことなんですよ。家をこれから建てる人は、気をつけましょう。そうした苦労を、私の知り合いの設計士がブログに書いていますので、お時間のある方は読んで下さいな。 ↓知り合いの設計士のブログ
2008年09月14日
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お客様からいろいろな相談を頂きますので、皆さんにも今後の為に問題解決の方法や対処のしかたをレポートしていこうと思います。勿論、状況やこれまでの人間関係、金銭的な問題等によって対応は様々ですので、参考として読んで頂いて具体的な個別の困りごとは、別途ご相談下さいね。さて、その第一弾として、隣地境界の問題を取り上げます。1.相談状況:お客様が土地を購入した際に、既に隣地には建物が建っておりお客様側の敷地内に古い境界ブロックが、お隣の土留めを兼ねる形で存在していた。(お隣の地盤は、お客様の敷地地盤より80cm程度高い状況)ブロック塀には、クラックも入ってきていて、中の鉄筋も一部露出しているので、大きな地震などで倒壊する前に壊してやり直したい。2.問題点:ブロック塀を撤去してやり直すのは簡単ですが、塀を壊すと同時に、押さえがなくなった隣の土が崩れてくる恐れがある。また、一部建物の柱が境界に接近しているので、柱の基礎部分にも影響を与える恐れがある。3.私がお客さんに対してアドバイスした内容:ブロック塀をやり替える場合、隣地の土圧がどのくらい掛かってくるか不明な為、撤去した時に相手の基礎部分まで土が崩れてしまうなどして補修を要求されるリスクが生じます。(当然、ブロック塀を撤去する際にも私たちが越境してしまう可能性があります)この場合、お隣に「このまま古いブロック塀に土圧が掛かり続けると地震の際に崩れて、そちらの基礎部分の下まで土がなくなってしまうなどお互い危険な状況になりかねない。そこで、ブロック塀をやり直したいと思っているが、そちらの土圧が心配なので、そちら側でまず擁壁等の土留めをやってもらえないでしょうか」というお話を事前に相談しては如何でしょうか。今の状況のまま、境界工事等をこちら側単独で進めるのは何かあった時にFさん(お客様)側ばかりに責任が掛かってくるように思います。勿論、境界工事をする際に土が崩れてもFさん側に一切責任を求めないという念書を交わしてもらえれば問題ありません。新しくしたブロック塀が、将来古くなってきた時に同様の問題が生じますので、この際お隣にも土留めをして頂いた方がお互いにいいように思います。4.お客様からのご返事:参考になる情報ありがとうございます。本来向こう側(高い方)がするべき土留めがされてなく、こちら側が土留めをし直し、尚且つブロックで施工していること自体問題だということですね。万が一地震が起きてブロックが崩れたとしても、被害が大きいのはこちら側(低い方)だと思います。また、向こう側の土砂が崩れてきたとしても、向こう側はこちらに保障を請求する事は難しいのではないかと思います。とりあえず今回は工事を見送りたいと思います。隣家の方もあまり予算がないと思うので(本来、更地で購入し新築することが前提のようなお隣の物件ですが、古い建物にそのまま住んでみえるので)但し、何か機会があれば切り出してはみますが・・・。さて、皆さん如何でした?あなたなら、どうこの問題を解決したでしょうか?
2008年09月11日
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