青空と木洩れ日

青空と木洩れ日

2020.05.28
XML
母が脳梗塞になった時とても困った事の一つは、
今後の見通しはどうなのか
何をしたらいいのか
わからない事ばかりという事でした。

同じような状況で途方に暮れる方は
多いと思います。

その原因・問題については、
高齢者が脳梗塞になった時 その後の展開1
をご参照ください。

私はその経験をして大変だったので、

体験談でもわかるなら
気持ちが少し強く持てると思うので書いておきます。

前回、今後の見通しをたてるのにも必要な
「患者家族がしなくてはいけない事」について書きましたが、
今回はそのうちの

1.脳梗塞の基本情報収集
2.様々な急性期の治療方法検討
3.リハビリ方法の情報収集

について、私の経験上役だった事や
気をつけることを
急に決断を迫られる、脳梗塞という初めての状況に直面され、


1.脳梗塞の基本情報収集
2.様々な急性期の治療方法検討
3.リハビリ方法の情報収集
というのはどれも、脳梗塞の基本知識の収集です。

3つにわけた理由は

一度に様々な事を理解して判断しなければならず
患者家族側は混乱してしまいがちなので
理解しやすいように以下の3つにわけました。


1.脳梗塞の基本情報収集

脳梗塞とは何か、
脳梗塞になるとどうなるのか
治療はどうするのか、治るのか
原因は何か、予防方法はどうしたらいいのか、という事です。

これは医学的な説明なので
沢山の本や情報が出ています。

ざっと情報を見るのなら、ネットで検索できますが、
基本的な話なのでいろんな情報が載っています。

必ず信頼できる公の機関や医療団体のHP等の
情報かどうか確認してください。

また、脳梗塞についての本も沢山出ていて
分かりやすく書いてあるし
手元に置いておくと必要な部分にハイライトを入れたり
ちょっとした確認や家族との知識共有時に便利です。

気をつけるのは、
周囲には家族や本人が脳梗塞を経験した人が意外といて
このブログのように体験談やアドバイスを見聞きしますが、
脳梗塞もリハビリも介護も、非常に複雑で専門的な問題ですし
患者一人一人状況が違うので、
医学的説明・理解においては
周囲の体験談やアドバイスでなく専門家の話を聞いてください。


2.様々な急性期の治療方法検討

脳梗塞の治療法は症状や状況に合わせて様々ですので
こちらも複雑です。

急性期の治療法は一刻を争い、
患者側が何か考える暇がないケースがほとんどですが、
医師が忙しく、丁寧でわかりやすい説明を
患者側にできない事が多々あるようで、
私もそれを経験しました。

・どういった治療法があり
・どういう治療を受けていて
・他にどんな可能性があるのか

という事がわかれば、気持ちも落ち着きやすいので
その情報も収集するといいと思います。

具体的な治療内容については医師からの説明を受け、
基本的な事項については
公の機関や団体のHPや本からの情報収集をお薦めします、

もし入院した病院が、内科しかないような小さな病院なら
脳神経外科等のある病院に転院して
より適切な治療を受ける事もできるかもしれませんが、
脳梗塞の場合は
緊急の治療を受けなければならない事が多く、
搬送された病院で治療を受けて回復しない時は
セカンドオピ二オンを受ける選択はあまりなく、
リハビリ病院での回復に力を入れるのが
通常の流れだと思います。

なので、次のリハビリ方法の情報収集が
非常に大切になってきます。


3.リハビリ方法の情報収集

脳梗塞とはどういうものなのか
原因は?症状は?治療方法は?
そういった基本的な事は、ネットでも検索できるのですが、
高齢者の場合、治療後はどうなるかという情報が
非常に少ないのが現状です。

どんなリハビリがあって、どれほど効果的なのか、
どんな病院があるのか、どうやって選ぶのか、
どの程度回復するのか、しないのか、
3年後5年後の状況はどうなのか、
回復しない場合、何をしたらベストなのかという
具体的な情報はほとんどないし、
医師からの説明もほぼありません。

少しでも不安をぬぐい、できる限りの事をしようと
本や公の機関のHPを探しましたが、見つからず、
高齢の家族を介護している方の体験談ブログに
たどりつきました。

母と同じ状況の方ではありませんでしたが、
他にも頑張っている人がいて
ご家族も元気でいらっしゃる事に励まされ
心を強く持つことができました。

周囲にサポートがない方、情報がない方は
リハビリやその後の介護については
同じ脳梗塞のご家族を持つ方のブログや体験談は
情報も助けになるし
精神的にもサポートになると思います。

ただ、高齢者の脳梗塞についてのブログは
もともと少ない上、
数週間や数か月で更新が途切れている事がほとんどです。

その理由は、
1.高齢患者の家族は60-70代が多く、ネット世代が少ない
2.脳梗塞の場合は原因や症状や治療法やリハビリ等
詳細を書いていくのには膨大な時間とエネルギーがかかる
3.高齢者は回復が難しいので
状況をアップする前向きの心境になりにくい
事だと思われます。

6年前に比べて、
今はもっとブログや体験談が出ていると思うので
こまめに検索したり、信頼できる親戚や知人に聞いて
情報を集めると、気持ちの面でも助けられると思います。

6年前は、情報が非常に少なく、見通しが全くわからず
治療法や対処法も正しいかもよくわからず
毎日不安でした。

しかし仕事とお見舞いの後、毎晩様々な情報を調べて
できることはほぼすべてした結果、
医師達から「二度と歩けない、二度と立ち上がれない、
食事が出来るようにはなれない。」と口々に言われた、
「う~」としか返事ができなかった朦朧とした母が、
支えれば立ち上がれ、歩け、柔らかい食事なら食べられ
冗談を理解し、毎日にこにこ笑い合いながら
過ごせるようになったので、
私は努力してみる価値はあると思っています。

勿論人それぞれ、状況も症状も違うので
経過も違うと思いますし、
情報を集めて学べばいいとか
努力すればいいだけの問題ではありませんが
私はやってみる価値はあると思います。

このブログも
当時の私と同じ気持ちのために
あまり情報がない、高齢者が脳梗塞になった時の
その後の展開やリハビリ方法、便利なものについて
書きはじめました。

正しい情報を得るだけではなく、
自分をしっかりもって、
脳梗塞になった大切な人をどれ位サポートしたいのか、
という気持ちを
先にはっきりさせておくのが大事だと思います。

高齢者が脳梗塞になった時のその後の展開については
知っておくといい事、助けになる事がいろいろあるので
少しづつ書いていこうと思っています。






画像をクリックしてすると詳細が見られます。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2020.05.28 00:20:30
コメント(0) | コメントを書く
[母 脳梗塞 リハビリ] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: