そのような状況の中で、ユーザー同士が直接取引を行うCtoC(Consumer to Consumer)のプラットフォームが急成長しています。メルカリやジモティのようなサービスは、出品から取引までをスマートフォン一つで完結できる利便性があり、誰もが「売り手」と「買い手」の両方になれる点が特徴です。これは単なる価格の問題だけでなく、「自分のものの価値を自分で決められる」という主観的価値判断へのシフトとも言えるでしょう。例えば、古着ひとつとっても、店舗での買取では「重さ」で価格が決まるようなケースがあるのに対し、ネット取引であればブランドや状態、流行などを反映した価格で売ることができます。