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2006年01月02日
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テーマ: 吐息(401)
カテゴリ: Essay
 我が家の雑煮は、亡き母の形見だ。

 当時、ほとんど料理を手伝っていないから、母の背中の動きと味覚だけの記憶なのであるが……。

 そんなある日の大晦日。
 母が大量の一番だしを取っていた。
 傍らの出汁カスの中に、するめを発見したのだ。
 「するめで出汁?」
 「そう。お雑煮には昔からするめを入れるのよ」
 「へぇー」


 でも、頭の中で考えていた味が出なかった。
 試行錯誤した後、わたしははたと、するめの存在を思い出したのだ。
 その日から、わたしのお雑煮は母の味となった。
 出汁を取りながら毎年母との会話を思い出し、無性に母に会いたいと思うのだけれど、『孝行したい時、親は無し』とひとり苦笑している……。






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最終更新日  2006年01月02日 15時31分26秒
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