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June 26, 2005

あいくるしい１１

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テーマ：どんなテレビを見ました？(79248)

カテゴリ：感想

ドラマ「あいくるしい」１１話目（最終話）の感想です。

ついに最終話です。幌と一緒に、肩の力が抜けました。

ご先祖様のお墓を掃除する真柴家。おじいちゃんが「次に入るのはワシ」みたいなこと言ったので、まさか最後に！　と思ったのですが、だいじょうぶでしたね。
おじいちゃんの、ここへよく来なさいってセリフ。父の、頑張ってどうしてもダメだったらってセリフ。どっちも考えさせられました。「真柴由美に誓って」ってみんなが言うシーンが良かったです。

そしていつも好きなのが、幌の独白。
―　ご先祖様ってどんな人たちなんでしょう。ボクくらいの子もいるのかなぁ　―
純粋な幌の心には、いつも感動させられます。

今回の独白で、まさか未来が…と思ったのですが、後記の通りでした。

さて、まずは父と仲間たち。聖子のお父さんの引っ越しを手伝います。地元で仲間がいるっていいですよね。さりげなく、心あたたまるシーンです。

最後までかわいそうな耕作。唯一の救いは、聖子とのツーショットがあったところでしたね。聖子と別れて涙をふく耕作。現実に近い子だと思います。多分、共感される方も多いのでは^^;　でもきっと、大人になればいい思い出になるのだと思います。

奈々もまた、豪と結ばれなかったですね～。さみしい奈々をなぐさめる中川さんが良かったです。「一番最後に忘れるのは絶対お前だから」このセリフに幸せそうな奈々。本当の家族になれて、うれしいんですね。

みちるは、瀬戸先生を選びましたね。去ってしまってさみしい結果でしたが、待ってるからねって前向きなみちるちゃん、良かったです。さわやかでした。
母そっくりさんに、幌を連れて会いに行くみちる。そこでみちるが語る家族への愛は素敵でした。そっくりさんもまたいい人で。
父もそっくりさんに会いにきましたね。さみしいときのお友達として…でしょうか。

豪は母の言葉を胸に、ボクシングの試合に勝ちます。豪カッコいい。
そして、ほのかを抱きしめ「オレのそばにいてほしい」カッコよすぎ。
この二人、うまくいきすぎです。
とにかく、豪は最後までカッコいいです！

未来は心の病気だったんですね。弟の事を語る未来とともに、幌のセリフもまた切なかったです。お母さん、幌にごめんねって言ったんだ…。
そして、ついに立つ未来。幌があげた赤い靴で。良かったね未来。

そして、聖子。未来と幌を見ながら身を引き、さらに東京へ行かなければならない。一番かわいそうでした。
星空の下で、幌が聖子と握手するシーン、良かったです。友達としてっていうのは、聖子にとってちょっと辛い言葉かもしれなかったですけどね。幌はその面では、ちょっと鈍感な子だから。でも、また聖子って呼び捨ての幌がいいです。幌は聖子を好きになってほしかったなー。
ついにみんなとお別れの日。電車を追いかけながら聖子を見送る仲間たち。王道シーンそのものですが、やっぱりこういうのには弱いです。特に冷めた奈々が涙目なのを見て、じーんときました。みんなに見送られた後、電車の窓で一人泣く聖子。仲間や故郷と別れる辛さが伝わってきて、さみしくてたまらない気持ちが伝わってきて…一番切ないシーンでした。また、戻ってきてほしいです。

ラストシーンの運動会。家族対抗リレーみたいです。おじいちゃん、倒れるって何回も言うから、またよからぬ想像しちゃいましたよ。でもやっぱり何ともないおじいちゃん♪
おじいちゃんから、次々家族へ渡されていくバトン。幌の思い切り走る姿が素敵でした。意表をついたのが、唄が転ぶシーン。ここに焦点を当てたのは、予想できませんでした。そっくりさんに励まされ、立ち上がる唄。唄だって、ただの脇役じゃなくて、真柴家の一員ですものね。ここは、泣いてばかりいた唄が立ち上がる、という成長を表していると思います。それとともに、唄にとってそっくりさんはお母さんになる。ゆくゆくは、真柴家にとって、そういう存在になるのでしょうか。

幌はついに答えを見つけます。世界を救うことができるとしたら、それは自分だけでなく、周りにいる人たちと一緒に…。幌は体の力が抜けたようです。今まで、小さな体で一人で背負ってきたのでしょうね。

完走した家族たちの輪に囲まれ、ついに幌は涙を流します。
それは、悲しみの涙ではなく、うれし涙でした。

あいくるしい、お話でした。

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