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March 23, 2006

NARUTO短期連載小説第２１話「限界……！！」

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テーマ：お気に入りの漫画は？？(2221)

カテゴリ：企画

『キメラの勾玉』NARUTO-ナルト短期連載小説

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※通常更新履歴は日記にて記載しているのですが、連載中はFreepage List（フリーページ）「更新履歴（仮）」に記載します。

第２１話「限界……！！」

　門前での戦いは、シカマルたちが徐々に不利になっていた。キバと赤丸、チョウジ、テンテン、いのはすでにチャクラを使い切っていた。シノはまだ毒が抜け切れていないヒナタの解毒をするため、力を温存しておかなければならない。シカマルは根性でチャクラを振り絞り、ザキラを影で締め付ける。だが、シカマルも限界に近い。

「もう一度だけ言う。オレはお前らに用はない。ここを通さないと言うのなら、本当に殺すぞ」
　サスケは淡々とした声で、ネジとリーに言った。
「サスケくん！　みんなキミに……里に戻ってほしいんです！」
「フン……。まだそんな生ぬるいことを言っているのか。里を出たのはやはり正解だったようだな」
　リーの言葉も、サスケには届かなかった。
「サスケ。お前は分かっていない。お前が真に求める未来は、大蛇丸のところになどありはしない！」
「知った風なことを言うなっ！」
　サスケはネジの腹に一撃を食らわせた。ネジは後方に吹き飛ぶ。
「ネジ！」
「仲間を心配するその甘さ……。それが強くなれない原因なんだよっ！」
　サスケはまるでかつての自分をののしるように吐き捨て、リーに蹴りを食らわせる。リーは横っ面にもろにくらい、地べたに叩きつけられる。

　言いながらシカマルも、歯を食いしばる。残りわずかなチャクラを絞り出すように、シカマルは体に力を込める。
　誰もが限界だった。

☆次回予告☆
毒がまわり倒れたヒナタ！　ナルトがとった行動は……。

シカマル『ナルトはきっと来る。オレは仲間を信じる。なんでって、それが木ノ葉流だかんな』
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