NARUTO-ナルト小話
今までは、ただの憧れだった。恋に恋してるだけの女の子だった。だけど……今は違う。
『初めて本当に恋をした』(サスサク・シリアス)※サクラ語り
実のお兄さんにやられて、瀕死の状態で里へ帰ってきたサスケくん。心配で心配でたまらなかった。綱手様が治療をしてサスケくんが目を覚ましてくれたとき、私はサスケくんに抱き付いてた。恥ずかしいとかそんなことを思う余裕もなくて。たくさん流れた涙をぬぐうのも忘れて。ただ、サスケくんの息づかいを感じ、ぬくもりを感じ、とてもとてもほっとした。
怖いくらい、サスケくんのことを好きになった。サスケくんがいなくなったら、生きていけないと思った。
なのにサスケくんは、行ってしまったね。
ねぇサスケくん。私は今、綱手様のもとで修業して、くたくたになって帰る毎日なんだよ。電気をつける気力もなくって、七班の写真を見つめて……。もうここにはない、あなたの声やぬくもりを思い出して……。消えることない感覚や、想いを……ぎゅって抱きしめているんだよ。
ありがとうって、最後に言ってくれたね。
どういう意味で、言ってくれたのかなぁ……。
いろんなことを想像できるけれど。その前に、いつも涙がでてきちゃうよ。だって、サスケくんの声が、あんまり優しかったから。
もう、憧れでもなくて、恋に恋してる女の子でもない。
初めて本当に恋をした。
サスケくんが、好きで好きで、たまらない――
☆あとがき☆
ただひたすら、サクラちゃんのサスケへの想いを率直に書いてみました。
サクラ『サスケくん、待っててね』
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