『未熟なボクら ―もう一つのNARUTO-ナルト物語― 』
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第37話「死んだら元も子もねーんだ」
「ヒナタ、どうしたの?」
チョウジが不思議そうにたずねる。皆もヒナタを見つめる。
「……任務の疲労がたまっただけだ。心配ない……」
シノは静かに答える。
「それで……夢之助について何か分かったか?」
シカマルが、平成を装いながらネジにたずねる。
「夢之助がどうかしたのかっ!?」
「ナルト! 黙って話聞きなさいよ!」
驚くナルトをサクラが制する。
「額に、呪印が刻まれていた」
ネジの言葉に、皆はざわめく。
「静かに……夢之助に聞こえちまう」
シカマルの声に、皆は口をふさぐ。
「なんの呪印かは、白眼を持ってしても分からなかった。だが、呪印が発動すれば、アイツの体内に多大なダメージをもたらすことは明らかだった。最悪、死に至るほどの……。そうしてオレたちは、アイツが脅されているのではないかとも推測したのだが……」
「だから爆弾のこと、何も話さなかったのねー」
いのがポンと手を叩くが、シカマルは首をふる。
「それが……考察したところ、どうもアイツは芽の国の生き残りではないみたいなんだ。アイツの父親は不明だが、母親は……サスケ、オレはうちは一族だと推測するんだが、どう思う?」
サスケは、初め驚いた表情をした後、腕を組みじっと考える。
「……決定的な証拠はないが、うちはにひどく関心を示していたのは確かだ。一族でない者と結婚し、うちはから離れた者もいる。ありえない話ではない。それに……アイツに会ったときから、どこか同じものを感じていた……」
サスケの答えにシカマルはうなずき、昨日ネジと話した内容を皆に話した。夢之助の父は、芽の国の人間ではないということ。それなのに、芽の国最後の生き残りとしてその場にいたことが妙だということ。何らかの理由で霞の国に脅しをかけられているのかと推測したが、夢之助にその様子が見られないということ。
だが呪印が発覚し、やはり脅されているという仮説は強まってきていた。
「呪印の結び自体はそれほど複雑ではない。自力でなら、解くことが可能だ。しかしアイツは、自分は忍でないから無理だと呪印の解き方を覚えようとしない……」
ネジは、厳しい目で遠くの夢之助を見つめる。
「呪印で脅されて何か隠しているのなら、解かねぇことには話が進まねーからな」
シカマルの言葉に、ネジは一瞬驚いた顔をした。だがすぐにハッとし、うなずいた。
「だけどネジ……アンタほどの天才が、どーして護衛の少ない昨日に夢之助に呪印解かせるなんて軽はずみな真似したんだ……。オレたちの仮説が正しければ、呪印を解こうとするアンタたちに敵は攻撃を仕掛けてきたかもしれねーんだぞ」
「それは……」
めずらしくきついシカマルの言葉に、ネジもまためずらしく動揺する。それまで黙って様子を見ていたサクラは、キッとしてシカマルの胸ぐらをつかむ。
「ちょっとシカマル! いくら小隊長だからって、ネジさんは先輩でしょ! ちゃんとわきまえなさいよ! そーいう言い方は――」
「死んだら元も子もねーんだっ!!」
シカマルの怒鳴り声に、サクラはビクッとして手を離す。
「シカマル……どうしたの? 顔色悪いよ? 何かあったの?」
チョウジが心配そうに、シカマルをのぞきこむ。それでシカマルは、我を取り戻す。
「……悪ぃ、サクラ。済まねぇ、ネジ……。チョウジも……」
「いえ、シカマルくんの言うとおりです。すみませんでした」
リーは代わりに謝り、そしてネジの肩に手を置く。
「けれど、ネジは夢之助くんに――」
「ん……」
リーが何か言いかけたその時、ヒナタが目を覚ました。
「……キバくんっ!」
ヒナタはバッと体を起こした。
「キバくんはっ!? ねぇ、キバくんはっ!?」
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ハロウィンイラスト るろうに剣心 October 29, 2012
700000HIT御礼 ナルト絵 July 3, 2010
500000HIT御礼フリーイラスト配布終了 March 4, 2009
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