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Rakugan is Kitten

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2005.08.30

最近、よく図書館で本を借りて読んでいます。

私が行ける図書館は市立図書館の分館で、そこは本の数が少ないんですが、
検索システムがあって、市内の図書館にある本は取り寄せてもらえます。

でも、取り寄せるためには本のタイトルや作者がわかっていないと。
というわけで、日記のテーマ「お薦めの本」を時々見て回って、おもしろそうな本をチェックしては
借りています。
これだと、自分では借りそうもないジャンルのおもしろい本に出会えてなかなかいいです。

今回のこの本もそれ。

甲子園に出場した高校野球部の天才投手と捕手のバッテリー。

捕手が殺されてしまいます。
そして、続けて天才投手も。
『魔球』という２つの事件に共通のキーワードを追って、ストーリーが進んでいきます。

私はミステリーはあまり読みません。
推理がほとんど当たらない、というより推理せずに漫然と読んでしまうタイプなので、
暗号だの謎解きだのが苦手だから。
なので、読み始めてから、ミステリーだったのか・・・と思いましたが、単に謎を解くというのではなく、
複雑に絡み合った登場人物達の事情や個性などが魅力的で、とてもおもしろく読めました。

特に、天才投手。
クールというかドライというか、冷めた感じの大人びた少年なんですが、家族に対する情の深さや、
秘められた激しさというかがすごい。

と思いました。

書かれたのが昭和６３年で、時代背景などが少し古めですが、そのへんは全然気になりません。
いい本に出会えたな、という感じでした。(^^)

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