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2007.04.08
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カテゴリ: 読んだ本
2002年05月 集英社より。

物語は1973年、大阪の廃墟ビルで質屋が殺されるところから始まります。
そこで登場する被害者の息子・桐原亮司と、容疑者の娘・西本雪穂はまだ小学生。
その後、二人の周囲で起きる数々の事件と共に、20年近い年月が描かれていく、
という息の長い話です。

桐原亮司は頭脳に恵まれ、唐沢雪穂(旧:西本)は美貌と頭脳に恵まれているんですが、
どちらもそれを武器として闇の中の人生を生きています。
最後まで読むと、それが哀れであると感じられるんですが、途中経過は結構こわい。
特に雪穂の方。

いろいろ画策していく。

彼等に対して疑問を抱いた刑事や探偵によって、真実が明らかにされていくところが
ミステリーらしい緊張感があります。
でも全体としては、事件があってそれを解決、という構成の中にあるわけではないので
推理小説という感じではないですね。
東野圭吾だから推理小説のつもりで読んでしまって、ちょっと予想から外れた印象でした。

でも読みごたえはある1冊です。

詳しい感想は以下に。
伏せておきますので、差し支えのない方だけどうぞ。


人ってこんなに簡単にダマされちゃうものなのかな~って。
美人だからかな?
『魔性の女』って感じで、雪穂を疑っている人まで、ムードに流されて雪穂の術中にハマりそうに。
電話のベル音で我に返るんですが、こういう神秘性はちょっと興ざめ。
それとも男性って、こんなふうにダマされちゃうものなんだろうか?(笑)

ずっと、おっかない女だなという印象だったんですが、再婚後の娘のレイプ事件の時に印象が
変わりました。
そのレイプ事件も雪穂が仕組んだものに間違いないんですが、その後の娘の手なづけ方がね。
娘は再婚相手の連れ子で、自分に反発している。
雪穂にとっては都合の悪い相手で、言わば敵なわけです。
その娘がレイプされてショックを受けているところを、雪穂が慰めて自分に心を開かせるんですが、
その時の雪穂の言葉の中に、敵を陥落させるための作戦としてのウソと共に、
同じ女性としてのいたわりや同情が感じられるんですよね。
このへんでようやく、薄闇つまり白夜の中を生きてこなければならなかった雪穂の哀れさが
浮かび上がってくる。

最後は亮司が死んで、同胞を失った雪穂は今後ひとりで孤独の中を生きていくんだろう、
という終わり方です。
ちょっと物足りない感があります。
魔性の女王が裁かれる姿を見てみたかったな、と。
真実が明るみに出た時に、どんなふうに微笑み、あるいは泣いてみせ、無実を訴えて戦うのかを
見たかったです。







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Last updated  2007.04.08 09:43:07
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