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2009.02.02
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カテゴリ: 読んだ本
2005年2月~9月 「小説すばる」に初出誌
2005年11月 集英社より
2008年11月 集英社文庫より


短編集で、全7話。

「二階扉をつけてください」
「しあわせな光り」
「二人の記憶」
「バスジャック」
「雨降る夜に」

「送りの夏」

この作者の本は、以前に「となり町戦争」を読んだことがあって、その時も思ったんですが、
SFやファンタジーにありそうな不思議な設定を、当たり前の日常のように書く人です。

タイトルになったバスジャックもそうで、バスジャックが娯楽として世間に認知され、
快適なバスジャックのための法整備まで進んでいる、という設定です。
不思議なはずなのに、それが日常として違和感がない、というのがおもしろい。

さすがに本のタイトルになるだけあって、清々しい読後感でいい話です。


他に印象に残った話は、「二階扉をつけてください」。

「二階扉をつけてください」は、町内会で「二階扉をつけるように」という回覧板が
回ってきたことから始まります。
しかし、近所付き合いは全て妻に任せていた主人公は、ろくに読まずに回覧板を回してしまう。

くるのです。

でも、二階扉って何?
主人公の気持ちは、そのまま読んでいる読者の気持ち。

この町は「先住民」と「新住民」との間で壁がある。
「先住民」は、もともとこの町に住んでいて人々。


新住民である主人公は、先住民を下に見ている部分があって、そのせいで回覧板も
きちんと読もうとしない傾向があります。

こういう関係って、普通にありそう。
そんな人間の心理の方に主にスポットが当たっていて、謎の『二階扉』の不思議さが
目立たないんですよね。

最後はちょっとホラーっぽくて、寒くなる感じでした。
全編こんな感じだったらどうしようと思いましたが、そんなこともなく、後は楽しく読みました。

面白い1冊でした。






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Last updated  2009.02.02 17:57:39
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